微生物を利用したカーボンリサイクル技術 ~微生物の基礎的な仕組みから二酸化炭素の直接資源化技術の現状まで~

〇生物を学んだことのない方にも理解しやすいように、微生物の基礎的な仕組みから解説します。
〇微生物を利用した有機物からの物質生産技術、さらに二酸化炭素の直接資源化技術の現状を解説!

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    セミナー趣旨

      微生物発酵は酒、みそ、醤油などの伝統的発酵食品製造、うま味調味料や抗生物質生産など様々な分野で活用されています。近年では、発酵による、カーボンニュートラルである有機物、特に糖を原料とする燃料や化成品原料生産技術の開発が進められている。さらに微生物は糖だけではなく、水素などの適切なエネルギー源があればCO2を直接発酵することもできる。本セミナーは、生物を学んだことのない方にも理解しやすいように、微生物の基礎的な仕組みからはじまり、発酵の原理、そして微生物を利用した有機物からの物質生産技術、さらに二酸化炭素の直接資源化技術の現状を解説します。

    習得できる知識

    ・微生物の増殖と代謝の仕組み。
    ・有機物を原料とした微生物発酵の仕組み。
    ・CO2を原料とした微生物発酵の仕組み。

    セミナープログラム

    1 微生物の特徴
     ・生物の構成成分
     ・微生物の栄養
     ・微生物の増殖
    2 微生物のつくりだす生産物  
       ・微生物の代謝
     ・呼吸と発酵
    3 有機物を原料とした発酵技術
     ・糖を原料とした発酵技術
     ・多様な有機物を原料とする発酵技術-メタン発酵
    4 無機物(CO2、H2、 CO)を原料とした発酵技術
     ・CO2をつかうためのエネルギー源-光かH2か?
     ・CO2を原料とする多様な微生物
     ・H2、COをエネルギー源とした発酵技術の現状
    5 微生物発酵によるカーボンリサイクルの今後の展望


    ■講演中のキーワード
    ・微生物
    ・バイオマス
    ・メタン発酵
    ・合成ガス発酵
    ・CO2発酵

    セミナー講師

     中島田 豊 先生   広島大学 大学院統合生命科学研究科生物工学プログラム 教授

    【学歴】
    1991年3月 名古屋大学 工学部 化学工学科卒
    1995年9月 名古屋大学大学院工学研究科 化学工学専攻 博士後期課程修了、学位:博士(工学)(1995年取得)
    【職歴】
    1995年10月 広島大学工学部第三類発酵工学 助手
    2001年  4月   広島大学大学院先端物質科学研究科分子生命機能科学専攻 助手
    2006年10月 東京農工大学大学院工学研究科システム化学工学専攻 助教授
    2008年10月 広島大学大学院先端物質科学研究科分子生命機能科学専攻 准教授
    2014年  9月 同 教授
    2019年  4月 広島大学大学院統合生命科学研究科生物工学プログラム(研究科改組) 教授
    このうち 2003~2004年 オランダ・ワーヘニンゲン大学客員研究員(文科省在外特別研究員)
    【近年の主な参画プロジェクト】
    2013-2017 JST CREST 「海洋微生物発酵制御を基盤とした大型藻類の完全資源化基盤技術の開発」(研究代表)
    2018-現在 JST 未来社会創造事業 「再生可能エネルギーを活用した有用物質高生産微生物デザイン(研究代表)
    2020-現在 NEDOカーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2有効利用拠点における技術開発/
                    研究拠点におけるCO2有効利用技術開発・実証事業「Gas-to-Lipidsバイオプロセスの開発」(研究分担)
    【現在の専門分野】
    ・嫌気性微生物を活用した有用物質生産
    ・様々な非従来型バイオマスからのバイオガス(水素、メタン)生産に関する研究
    ・再生可能エネルギーとCO2からの生物的物質生産に関する研究
       学会、海外活動、政府委員などの経歴(学術誌編集、委員等)
    【学会委員など】
    2009~現在 日本バイオインダストリー協会新資源生物変換研究会 幹事
    2019~現在 日本生物工学会 理事
    【各種委員等】
    1. NEDO:バイオマスへのバイオテクノロジー応用可能性調査委員会 委員、1999年10月?2000年3月
    2. 広島県:広島県燃料電池等普及促進調査検討委員会 委員、2005年10月?2005年2月
    3. NEDO 新エネルギー技術フィールドテスト事業、地域バイオマス熱利用フィールドテスト事業評価委員会、
        評価委員、2008~2011年度
    4. 環境省環境研究総合推進費、「養豚排水処理と多収(飼料)米生産の環境低負荷型コベネフィットシステムの構築」
        アドバイザリー、2011~2015年度
    5. NEDO「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」 採択審査委員会委員 2021年度
    【主な受賞等】
    2006年度 日本生物工学会 照井賞
    2006年度 日本生物工学会 論文賞
    2014年度 日本農芸科学会 論文賞

    セミナー受講料

    1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
    *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

    受講について

    ※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

    配布資料・講師への質問等について

    • 配布資料は、印刷物を郵送もしくはメール送付のどちらかを検討中です。
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      それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
      テキストが郵送となった場合、資料の到着がセミナー後になる可能性がございます。
    • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
      (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
    • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
      無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

    下記ご確認の上、お申込み下さい

    • PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
    • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
      各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
    • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

    Zoomを使用したオンラインセミナーとなります

    • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
      お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
      確認はこちら
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    • Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
      ※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
       必ずテストサイトからチェック下さい。
       対応ブラウザーについて(公式) ;
       「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。

     

    受講料

    41,800円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    12:30

    受講料

    41,800円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込、コンビニ払い

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    環境負荷抑制技術   バイオ技術   省資源

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