サーキュラーエコノミーへの移行に向けたプラスチック資源循環ビジネスの最新動向と企業対応・法規制の最新動向と将来展望

★国内外におけるプラスチック政策や、企業の取り組み動向を紹介しつつ、拡大する ESG 投資の状況を踏まえた今後の方向性について考察!
★先行する欧州を初め国内外の最新動向、技術開発事例、自治体と企業の対応事例、及び今後の予測を紹介!

セミナープログラム

第1講 国内外におけるプラスチック資源循環関連の法規制最新動向と企業の対応、今後の予測

【13:00-14:30】

西包装専士事務所 代表 西 秀樹  氏(元 東罐興業(株)、元 三菱化学(株)、元 日本包装専士会 会長)

【講演ポイント】
資源プラスチックに関する国内外の動向を把握し、SDGsをも見据えた企業の今後の対応策を考える基礎資料とする。

【講演キーワード】
1.資源プラスチック
2.循環型経済
3.バーゼル条約改正
4.SDGs

【習得できる知識】
1.資源プラスチックとは
2.資源プラスチックに向けた国内外の法規制と技術開発動向の把握
3.バーゼル条約改正、SDGs等の国際的規制動向の把握

【講演主旨】
日本では2022年4月、プラスチック資源循環促進法が施行されたが、国は基本方針と野心的な目標を決めたものの、具体的な施策は産業界、自治体に任されている。廃棄プラスチックは、今後はSDGs対応の観点からも全世界的に資源プラスチックとしての活用に向けた革新的な技術開発と社会システム構築が進みそうである。本稿では、先行する欧州を初め国内外の最新動向、技術開発事例、自治体と企業の対応事例、及び今後の予測を紹介する。

【プログラム】

  1. プラスチックを取り巻く環境
  2. プラスチック資源循環促進法の概要
    1. 基本指針とマイルストーン・事業者に求められている事
    2. プラスチック資源循環戦略
    3. 資源プラスチックと言う用語・資源プラ協会
  3. 国際的な資源リサイクル戦略の最新動向
    1. 廃プラの輸出入状況
    2. バーゼル条約改正
    3. EU: 循環型経済戦略、各国の状況
    4. 米国・中国・ASESAN・インド等
  4. 製造事業者に求められている事とその対応の動向
    1. 設計・製造段階:CEFLEXの軟包装ガイドライン、代替材料、国の認定制度
    2. 販売・提供段階:ワンウエイ製品削減、無償製品削減
    3. 排出・回収・リサイクル:一括収集の自治体例、容器回収の事例(LOOP等)、量り売り事例
  5. 資源プラスチック化に向けた技術開発状況
    1. 国(NEDO):4つのプロジェクト
    2. モノマテリアル化・メーカーの回収
    3. 脱墨・剥離
    4. ケミカルリサイクル
  6. 食品容器用再生プラスチックに関する厚労省指針と工業化状況
    1. 厚労省指針・FDAガイドラインの改正
    2. 厚労省部会(2021.11)と業界の工業化状況
    3. FDAのNOL
  7. COP26・ESGの動向
  8. まとめー今後の予測と企業の対応―

【質疑応答】


第2講 サーキュラーエコノミーへの移行に向けたプラスチック資源循環ビジネスの最新動向と非財務情報開示のポイント

【14:45-16:00】

(株)日本政策投資銀行 産業調査部 兼 サステナブルソリューション部 副調査役 福井 美悠 氏

【講演ポイント】
循環性の高いビジネスモデルへの転換に向けて、サプライチェーン間での連携や原材料のトレーサビリティ確保が重要であるため、当該具体事例を紹介する。また、「サーキュラーエコノミーに係るサステナブル・ファイナンス促進のための開示・対話ガイダンス」の6つの開示項目を踏まえた非財務情報開示の在り方について解説する。

【講演キーワード】
プラスチック資源循環、リサイクル、サーキュラーエコノミー、循環経済、カーボンニュートラル、ESG 投資

【習得できる知識
プラスチック資源循環ビジネスの最新動向や ESG投資を踏まえた非財務情報開示の在り方

【講演趣旨】
国内プラスチック資源循環促進法の成立や、EU サーキュラーエコノミー政策の加速などを契機に、プラスチック資源循環ビジネス拡大への機運が高まっています。また、2050 年カーボンニュートラルの実現に向けて、化石資源に頼らないモノづくりの在り方や、廃プラスチックのリサイクル促進が一層重視され始めており、プラスチックの製造・消費・廃棄に係るライフサイクル全体を通じた見直しが求められています。本講演では、国内外におけるプラスチック政策や、企業の取り組み動向を紹介しつつ、拡大する ESG 投資の状況を踏まえた今後の方向性について考察します。

【講演プログラム】

  1. プラスチック資源循環に取り組む背景
    1. 海洋プラスチック問題の現状
    2. サーキュラーエコノミー政策の概要
    3. 気候変動問題の現状
  2. 世界のプラスチック関連政策
  3. 日本のプラスチック関連政策
  4. 資源性の高いビジネスモデルへの転換に向けて
  5. 国内外企業の再生プラスチック材・新素材への取り組み事例
    1. サプライチェーン間の連携事例
    2. 原材料のトレーサビリティ確保や認証制度の取状況
  6. 拡大するESG 投資を踏まえた企業の取組方向性
    1. ESG投資 の 状況
    2. サーキュラーエコノミーに係る サステナブル・ファイナンス促進のための開示・対話ガイダンス

【質疑応答】

セミナー講師

第1部 西包装専士事務所 代表 西 秀樹  氏(元 東罐興業(株)、元 三菱化学(株)、元 日本包装専士会 会長)
【ご経歴】
1971年 三菱油化(株)(現 三菱ケミカル)に入社
 研究所にて主にポリプロピレンの開発研究に従事。その後、本社の品質保証部にて品質保証活動に従事。現在は、フリーの立場で包装法規制に関する講演、執筆活動をしている。
【最近の著作】
環境配慮型材料(共著)、&Tech、No.1(2021)、No.2(2022)
環境配慮型設計を見据えた再生資源プラスチックの将来展望(共著)、&Tech(2022) 
食品衛生法におけるGMP対応、化学物質管理、情報機構、No.6(2022)

第2部 (株)日本政策投資銀行 産業調査部 兼 サステナブルソリューション部 副調査役 福井 美悠 氏
【著作】
『環境配慮型設計を見据えた再生資源プラスチックの将来展望』へ一部寄稿
【経歴】
2009年横浜国立大学教育人間科学部地球環境学科卒、同年㈱日本政策投資銀行入行。
シンジケーショングループを経て、
2012年よりサステナブルソリューション部にて、環境格付などのサステナビリティ評価認証融資に携わり現在も兼任。
2019年4月より産業調査部にて化学業界を担当。

セミナー受講料

【1名の場合】39,600円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

39,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   省資源   政策・行政

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