FT-IRによる「異物分析」の鉄則と具体策 〜異物の原因特定から問題解決までの流れ〜

FT-IRを使いこなすには? 異物問題解決のコツは?
現場経験方法な講師による各種分析テクニック・ノウハウ!

セミナー趣旨

  異物分析において重要なことは、迅速かつ簡便に原因を知り、異物クレームへの対処や異物発生の抑制へとつなげることにあります。本講演では、数μm~の異物を対象に、異物の収集方法やその際に確認できる情報、測定方法、解析方法、問題解決にむけてのアプローチなど、事例を交えながら解説します。中でも、異物分析で最も使用頻度の高いFT-IR分析に焦点を当て、より効果的な分析ができるように、測定方法の違いとそれぞれの方法における異物の分析範囲の違いを確認します。さらに、皆様が悩まれることの多いFT-IRのスペクトル取得後のスペクトル解析に関しての解説も加えて、実際にFT-IRが使用できるようにわかりやすく説明します。
  また、異物分析の問題解決に向けては、コミュニケーションが非常に重要となることから、分析の視点だけでなく、いかに情報を得ることで問題を解決していったかにも焦点をあてて事例解説を行います。
  分析技術者の方はもちろんのこと、分析にかかわる方にもコミュニケーションの大切さを実感していただき、チーム力での異物対応力の向上に役立てていただきたいと思います。
  尚、オンラインセミナーではありますが、出来るだけ皆様のご要望に沿った講演を目指しております。また、本講演は、座学にとどまらず、実際に使っていただく/役立てていただくことを目的としております。どうぞ遠慮なく、「Q&A」や「チャット」にて質問やコメントをお寄せくださいませ。お話しできる環境にある方は、マイクでのご発言・ご質問も歓迎します。どんな内容であっても一人一人の声が、参加者の方々の理解につながります。皆さんで「使えるセミナー」を創っていきましょう。

受講対象・レベル

・分析業務に従事している方
・異物分析や異物トラブル対応をしている方
・異物混入などのクレーム対応を行う部門の方
・異物を分析担当者に持ち込むことのある方
※対象業界は不問です。食品業界の方も工業品業界の方も受講可能です。

習得できる知識

・FT-IRの基本的な測定方法・きれいなスペクトルを得るコツ
・FT-IRによる異物の分析方法
・異物トラブルへの対処方法(分析担当者の立場から)
・異物対応にまつわる関連部署との連携・コミュニケーション方法

セミナープログラム

1. はじめに
※講師自己紹介
※また受講者の皆様の参加経緯・参加目的等も、支障のない範囲で「Q&A」等に投稿頂ければ幸いです。
   皆様の要望に適うセミナーにできればと考えております。
   1.1 本セミナーのポイント
 1.2 大切な分析の視点
 1.3 分析の目的
2. 異物の概要
 2.1 異物とは何か
 2.2 異物の種類
3. 異物の分析方法
 3.1 異物分析で大切なこと
 3.2 異物分析の手順
 3.3 製造工程でわかること
 3.4 観察でわかること
 3.5 異物のサンプリング方法
 3.6 現場でのサンプリング失敗例
 3.7 異物の情報収集
 3.8 コミュニケーションがうまくとれなかった例
 3.9 問題解決に向けてのアプローチ
4. FT-IRを使用した異物分析
 4.1 異物分析の中のFT-IR
 4.2 FT-IRの概要
   a. FT-IRでどんな情報が得られるのか
   b. FT-IR測定での約束事
 4.3 異物でよく使用されるFT-IRの測定方法
 4.4 異物の大きさと空間分解能(微小異物への対応)
 4.5 測定方法別のきれいなスペクトルを得るコツ
 4.6 FT-IR測定のためのサンプリングと前処理
 4.7 スペクトルの解析
   a. よく使われるスペクトルの処理とそれを使用した解析
   b. データベースをうまく使う
   c. 問題解決のための解析とは何か
5. FT-IRを補完する分析装置
   5.1 SEM-EDS
 5.2 蛍光X線
 5.3 GC、GC-MSおよびLC
6. 異物分析の実施例(FT-IRのみの分析、FT-IRではできない分析、いくつかの分析機器を使用した分析)
   6.1 顔料分散不良による異物分析
 6.2 食品中の異物分析
 6.3 フィルム製品歩留まり向上のための異物分析
 6.4 塗工紙表面の凹凸筋の原因となる異物分析
 6.5 発熱体上の異物分析
 6.6 プラスチック製品の異物(劣化起因)
 6.7 異臭の分析
7. よくある質問
 7.1 サンプリングに関すること
 7.2 スペクトルに関すること
 7.3 その他
8. まとめ
<質疑応答>


*ご質問を歓迎しております。「Q&A」に是非投稿をお願いします。セミナー中、随時受け付けております。
   どんなことでも結構ですので遠慮なくお寄せくださいませ。
*またお話できる方は、口頭質問も可能です。適宜その方のマイクを解放します。
*セミナー後の講師へのメール質問も可能です。
 (量や内容次第では回答しかねることもございます。ご了承くださいませ)


*受講申込者のメールアドレスは講師へ通知させて頂きます。
※講師からのフォロー・情報提供が理由です。(支障のある方はお申し込み時の備考欄にその旨を記載願います)

セミナー講師

 岡田 きよみ 先生   あなりす 代表 工学博士 

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
    (開催1週前~前日までには送付致します)。

    ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講申込者のメールアドレスは講師へ通知させて頂きます。
    ※講師からのフォロー・情報提供が理由です。
    (支障のある方はお申し込み時の備考欄にその旨を記載願います)
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

下記ご確認の上、お申込み下さい

  • PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

Zoomを使用したオンラインセミナーとなります

  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
    お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
    確認はこちら
    ※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。
  • Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
    ※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
     必ずテストサイトからチェック下さい。
     対応ブラウザーについて(公式) ;
     「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。

申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です

  • 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
  • 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
    セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
    尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
    ※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
    (見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
    こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

41,800円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

分析・環境化学   コミュニケーション

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12:30

受講料

41,800円(税込)/人

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全国

主催者

キーワード

分析・環境化学   コミュニケーション

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