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ミリ波向け電波吸収体の概要/材料設計/性能評価、および車載ミリ波レーダ向けの電波吸収体/透過制御シート材料、設計、技術動向について詳細に解説して頂くことにより、関連業界の方々の今後の事業に役立てて頂くことを目的とします。
※2022/7/7から2022/11/25に延期となりました。
セミナープログラム
10:00~12:30
「ミリ波向け電波吸収体の概要/原理と設計及び性能評価」
亀井 利久 氏
- マイクロ波・ミリ波とは
- 背景:次世代無線システム
- 電波吸収体の概要:原理と設計
- 性能評価:実際の測定技術の紹介
- 実際例
12:30~13:30 休憩時間
13:30~16:30
「車載向けミリ波用電波吸収体、透過制御シート」
畠山 賢一 氏
本講演では、電磁波の吸収体、透過材の設計技術について、電波工学が専門ではないエンジニアの方々を対象とし、基礎的な事柄を重視して解説を行います。近年の情報通信システムである5Gや自動車レーダなどを念頭に置き、数GHzからミリ波をカバーする周波数帯において、電磁波の吸収材、透過材の設計基礎を習得することを目的に、電波伝搬基礎、等価回路の作り方、設計の考え方、設計例を解説します。簡単な数学を用いますが、セミナーで説明しますので事前の準備等は不要です。
まず、電波伝搬の基礎事項である周波数と波長、波動インピーダンス、伝搬定数と誘電率や透磁率などの関係について解説し、反射、透過、整合などの電波伝搬現象を説明します。本セミナーでは層構造を基礎行列で表現することで、反射・透過係数の計算を行うと同時に、等価回路の作成をします。このやり方により、電波吸収体や透過材は共通の方式で取り扱うことができます。
電波吸収体については、単層形と2層形に分けて、マイクロ波からミリ波帯を対象とした設計法の考え方、設計例を紹介します。透過材については、全透過条件と構成例、斜め入射における全透過設計例について解説します。
- 電波吸収体、透過材概略
- 電磁波の反射と透過
- 電波伝搬の基礎
- 半無限媒質の反射、透過シミュレーション
- 伝送線路モデルと2端子回路
- 電磁波の反射透過と基礎行列
- 吸収体、透過材の構成材料
- 誘電体、導電材、磁性材および混合材
- 人工誘電体
- 層の基礎行列と等価回路
- 吸収体設計の考え方
- 単層の吸収体、設計事例
- 2層の吸収体
- 透過材設計の考え方
- 全透過条件とこれを満たす構成法
- 単層構造の透過材
- 多層構造の透過材
- 透過材の斜め入射特性、全透過構成例
※各講演時間に5分程度の質疑応答を含みます。
セミナー講師
防衛大学校 通信工学科 准教授
亀井 利久 氏
EMCプラザ 代表
兵庫県立大学 名誉教授
畠山 賢一 氏
セミナー受講料
1名様 54,780円(税込) テキストを含む
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