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バイオマスプラスチック/生分解性プラスチックの開発動向と海洋分解を含めた将来展望
全国55,0002024-06-04 -
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廃プラスチックの最新リサイクル技術の動向
全国49,5002024-05-20
「ESGとイノベーションの両立」を目指す製造業
【サントリー/カネカ/積水化学工業】の
環境循環型社会への新たな取り組み!
講師・参加者による対話形式のグループディスカッション(議論・発表) を予定!
セミナー趣旨
「環境循環型社会」とは何か?
欧州に始まった「3R:リデュース・リユース・リサイクル」を行う事で、限りある資源を効率的に利用かつ再利用しようと云う動き・考えがメディア報道の拡大に伴い、日本をはじめ各国政府、企業に対して、大きな社会的影響を与えつつあります。
この流れから「SDGs対応」「ESG経営」「低炭素社会」の言葉・理念が生まれ、この流れに乗れない製造業は社会的認知を得られないといった方向性へと時代が進みつつあります。
AndTechでは製造業の若手リーダー層を中心とした有志の異業種交流会、BS研究会を主催しています。この度BS研究会で、この「環境循環型社会」というテーマでセミナーを開催し、研究会メンバー以外の諸氏も参加いただき広く議論を交わし意見を集め、そこから得られた見解を世に問おう、とAndTech主催のセミナーとして当講座を開く運びとなりました。
ぜひ、この機会に単なる情報交換の場ではなく、共に語り、共に考え、どのような「環境循環型社会」を我々が作っていくべきか?の意見交換ができる場として、当講座に皆さまがお集り頂けましたら、企画側として幸甚の至りです。
(株)AndTech 代表取締役 陶山正夫、BS研究会一同
【スケジュール】
13:00 開会の挨拶
13:05-14:00 基調講演 循環型社会へと向かう日本と世界の変遷
14:10-14:40 プラスチック再資源化技術開発と環境循環型社会への取り組み
14:50-15:20 カネカ生分解性ポリマーGreenPlanetの開発による環境循環型社会への取り組み
15:30-16:00 “ごみ”を“エタノール”に変換する革新的生産技術の開発と環境循環型社会への取り組み
↓ ↓
16:05-17:30 グループディスカッション
グループディスカッションは参加者をグループ分けして、事務局側で提案する議題3~4テーマ(例:プラスチックリサイクル、マイクロプラスチック、 環境循環型社会、廃プラスチック等)から議題を選び、議論後、グループ発表+質疑を行う予定
17:30 閉会の挨拶
セミナープログラム
開会の挨拶
【13:00-13:05】
挨拶:(株)AndTech 代表取締役 陶山 正夫 氏
【総合司会】フタムラ化学(株) 中部統括 開発グループ グループリーダー 花市 岳 氏
第1部 基調講演 「循環型社会へと向かう日本と世界の変遷」
【13:05-14:00】
講師:フタムラ化学(株) 中部統括 開発グループ グループリーダー 花市 岳 氏
【講演主旨】
地球環境を含めた持続的社会を作っていく上で、世界の産業界は今も変わらず方向性が揺らいでいます。リサイクルなのか、バイオマスなのか、生分解なのか、本当の環境対応とは何か。今回は2018年後半から急激に加速した脱プラスチック現象の背景を中心に環境問題の変遷を解説します。その上で世界や日本の方針をベースに、まずどうしていくといいのかを例示していきたいと思っています。 皆様も体感している通り世の中にある情報は多すぎて本質が見えにくくなっていますので、断片的な事柄をただ時系列で整理するのではなく、影響や要因でひもづけしていく必要があります。その結果、世界の環境問題の全容が解き明かされていくことでしょう。そして最終的には皆様の次の方向性や考え方に繋げていければと思っています。
【キーワード】
- SDGs
- サーキュラーエコノミー
- パリ協定
- プラスチック資源循環戦略
- 海洋プラスチック
【プログラム】
- 環境問題の概況
- 石油から作られるプラスチックの割合
- 世界的環境問題の概要
- EUはなぜ環境規制先進国なのか
- EUのプラスチック戦略
- CE型循環モデルへの移行
- 問題を大きくした要因
- 海洋プラスチック問題の発端
- エレンマッカーサー財団の提言
- パリ協定の発効
- 海洋プラスチック憲章
- メディアによる世界への影響
- 国の方向性
- 環境省の動き
- 日本のプラスチック資源循環戦略
- G20で何が決まったのか
- 現状の再確認
- 循環型社会を形成するための法体系
- リサイクルを行う制度の流れ
- 中国の廃プラ輸入禁止による影響
- 日本の環境問題の現況
- どうしていけばいいのか
- 世界を変えるための17の目標(SDGs)
- 国の方針の別な捉え方
- ハイブリッド志向のすすめ
【質疑応答】
【ご紹介したいホームページURL】
環境省 プラスチック資源循環戦略
https://www.env.go.jp/press/106866.html
経産省 循環経済ビジョン2020
https://www.meti.go.jp/press/2020/05/20200522004/20200522004.html
第2部 「プラスチック再資源化技術開発と環境循環型社会への取り組み」
【14:10-14:40】
講師:サントリーホールディングス(株) サステナビリティ推進部 課長 岩井 宏之 氏
【講演主旨】
当社の国内飲料事業におけるペットボトルを中心とした、サステナブル化の取組について紹介する。サントリーにおけるサステナブル化の目標やその目標が設定されるに至る市場環境の変化、具体的な取組と課題、新規技術の開発など、当社のペット容器におけるサステナブル化活動を広く扱い紹介していく。
【キーワード】
- サントリー
- サステナビリティ
- ペットボトル
- 水平リサイクル
- アールプラスジャパン
第3部 「カネカ生分解性ポリマーGreenPlanetの開発による環境循環型社会への取り組み」
【14:50-15:20】
講師:(株)カネカ Green Planet推進部 Green Planet Global Planning & Marketing グループ 企画チームリーダー 福田 竜司 氏
【講演主旨】
プラスチックは、日常生活で幅広く利用されていますが、不適正な処理により環境中に放出された製品による海洋プラスチックごみ問題、気候変動問題との関連も指摘され、国際的な課題となっています。このような関心の高まりを背景に、G20大阪サミットで「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」が共有化され、2050 年のカーボンニュートラル社会の実現に向けた取組として、バイオプラスチック導入ロードマップが策定され、バイオプラスチックへの関心が高まっています。バイオプラスチックは、植物由来原料からなるバイオマスプラスチックと微生物によりCO2と水にまで分解される生分解性プラスチックの総称です。当社は植物由来で、土中、海水中などの環境下で生分解するカネカ生分解性ポリマーGreen Planetの開発を通じ、課題解決への貢献を目指しています。Green Planetの特徴を紹介するとともに、環境循環型社会構築に向けて取り組んでいる環境省委託の廃食用油を原料とするGreen Planetを用いたライフサイクル実証事業の概要を紹介します。
【キーワード】
- 生分解性プラスチック
- バイオプラスチック
- PHBH
- 海洋プラスチックごみ問題
- 海洋生分解性
第4部 「“ごみ”を“エタノール”に変換する革新的生産技術の開発と環境循環型社会への取り組み」
【15:30-16:00】
講師:積水化学工業(株) 新事業開発部 BRグループ 事業ユニット長 加納 正史 氏
【講演主旨】
ご存じの通り、近年、環境・資源問題に関する関心は更に高くなっており、世界各国でその課題解決に向けた取り組みが活発化しています。そのような中、弊社は“ごみ”からエタノールに変換する革新的生産技術を開発し、その事業化、環境循環型社会の実現に向けて取り組みを行っております。今回は弊社の取り組みについて、報告させていただきます。
【キーワード】
- 資源循環
- サーキュラーエコノミー
- ごみからエタノール
- ケミカルリサイクル
【ご紹介したいホームページURL】
https://www.sekisui.co.jp/news/2020/1348992_36493.html
https://www.sekisui.co.jp/news/2020/1347667_36493.html
第5部 グループディスカッション
【16:05-17:30】
3~4テーマ(プラスチックリサイクル、マイクロプラスチック、環境循環型社会、廃プラスチック等)から議題を選び、グループ発表+質疑
閉会の挨拶
「環境循環型社会」講演会 企画実行委員長:積水化学工業(株) 常務理事 新事業開発部長 吉岡 忠彦 氏
セミナー講師
第1部:フタムラ化学(株) 中部統括 開発グループ グループリーダー 花市 岳 氏
第2部:サントリーホールディングス(株) サステナビリティ推進部 課長 岩井 宏之 氏
第3部:(株)カネカ Green Planet推進部 Green Planet Global Planning&Marketingグループ 企画チームリーダー 福田 竜司 氏
第4部:積水化学工業(株) 新事業開発部 BRグループ 事業ユニット長 加納 正史 氏
セミナー受講料
【1名】33,000円(税込、資料代を含む)
※2名目以降は1名につき11,000円(税込、資料代を含む)
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