リサイクル技術の比較評価を通し、将来の本命技術とすみわけを詳説!
セミナー趣旨
プラスチックは、海洋プラスチック問題、循環経済移行の要請、カーボンニュートラルの要請などそのもののサステイナビリティが問われる課題に直面している。この問題を解決する方法とし、石油化学に依存しない技術が活発に開発、工業化されている。
①建設が進むケミカルリサイクルプラントの動向、
②従来技術のメカニカルリサイクルの技術革新(欧州の優れたPE・PPのMR技術)、
③バイオマスプラスチックの新たな潮流、
これら3つの技術の比較評価を通して、将来の本命技術とすみわけを詳説する。
セミナープログラム
1. プラスチックのサステイナビリティを脅かす問題
(1)プラスチック循環経済への移行加速の要請
①欧州の2030年リサイクル規制と②国連(UNEA5)決議の行方
(2)カーボンニュートラルへの要請
2. プラスチックのケミカルリサイクル(CR)
(1)各種ケミカルリサイクル法の比較(強みと弱み)
(2)世界的に勃興する混合廃プラ(PE/PP/PS)の熱分解に
よる石油化学原料(ナフサ)製造工場の建設:世界の熱分解油
メーカーと石油化学企業の開発・工業化状況、プロセス、
技術課題とビジネス課題
(3)PS、PMMAの熱分解によるモノマー製造:技術、工業化、課題
(4)PET、PC、PA6、PUなどの化学分解によるモノマー製造:同上
(5)ガス化法、鉄鋼関係のリサイクルプロセス:同上
3. プラスチックのメカニカルリサイクル(MR)
(1)リサイクルのお手本となるPETのMR
(2)欧州が断然優れるPE・PPのMR(最新技術)と日本の課題
4. バイオマスプラスチック
(1)バイオエタノールを原料とするバイオPE、バイオPPの
最近の動向、バイオPETの開発と製造
(2)バイオナフサを原料とするバイオPE、バイオPP、
バイオPVC、バイオPCなどの新規製造法(マスバランス方式)
(3)バイオ化学品、バイオマスプラスチック、生分解性
プラスチックの開発、工業化、将来展望
5. CR、MR、バイオマスプラスチックの総合的比較
6. 2030年の日本のプラスチックの姿(リサイクルとバイオマスプラスチック)
7. 世界の大手化学企業のリサイクル、バイオマスプラスチックの資源化の開発・事業化の状況等
8. 関連質疑応答
9. 名刺・情報交換会
■講師及び参加者間での名刺・情報交換会を実施しますので人脈づくりや新たなビジネス展開にお役立てください。
■ライブ配信受講の方も、会場の名刺・情報交換会終了後に講師と個別対話できる時間を設けております。
セミナー講師
株式会社 旭リサーチセンター
シニアリサーチャー
府川 伊三郎 氏
<略歴>
1969年 東京大学理学部化学科修士課程修了、 博士(工学)
1969年 旭化成(株)入社
・合成ゴム、合成樹脂、モノマー、機能性ポリマーの研究開発
・取締役・中央技術研究所長、MMA事業部長、富士支社長
・旭化成(株)顧問
2010年 福井工業大学工学部経営情報学科教授
2013年 (株)旭リサーチセンター シニアリサーチャー(現在に至る)
「CO2を原料とする非ホスゲン法ポリカーボネートの開発と事業化」で、GSC賞・通産大臣賞、日本化学会化学技術賞、
大河内記念賞、米国化学会ヒーローオブケミストリー賞を受賞
セミナー受講料
1名:33,610円(税込)2名以降:28,610円 (社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
ご請求書は電子データ(PDF)にてお送りいたします。jpi.md@jpi.co.jp から届くメールを必ずご確認ください。
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:30 ~
受講料
33,610円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
東京都
【港区】JPIカンファレンススクエア
【地下鉄】広尾駅
主催者
キーワード
省資源 高分子・樹脂材料 汚染物質排出抑制技術
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バイオマスプラスチック/生分解性プラスチックの開発動向と海洋分解を含めた将来展望
全国55,0002024-06-04
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