トライボロジーの基礎として、
摩擦、摩耗、潤滑のメカニズムをわかりやすく解説!
セミナー趣旨
トライボロジー(摩擦、摩耗、潤滑)に関する諸問題は、複雑でつかみどころがないように思われがちですが、トライボロジーの基礎を理解し、原理・原則に基づいた対策を考えれば、解決は可能です。
本セミナーでは、実務で役立つと思われる内容を厳選して、トライボロジーの基礎として、摩擦、摩耗、潤滑のメカニズムをわかりやすく、講義します。
受講対象・レベル
- 日常業務で、トライボロジー(摩擦、摩耗、潤滑)に関する課題に出会うことが多い、設計、製造、設備、品質などのエンジニアの方。
- トライボロジーに興味のある方、これから勉強しようという方にも最適なセミナーです。
セミナープログラム
- はじめに
- トライボロジーとは
- トライボロジーの歴史
- 表面と接触:表面の構造、真実接触面積、(参考)硬さ換算表
- 表面性状:表面性状、粗さ曲線、表面粗さパラメータ
(参考)富士山の傾斜
- 摩擦のメカニズム
- 摩擦の法則:Amontons-Coulombの法則、摩擦の凝着説、摩擦の凹凸説
- 摩擦の機構:凝着摩擦と掘り起こし摩擦、一般の機械加工面
- 摩耗のメカニズム
- 摩耗の形態:摩耗形式・摩耗形態等による分類、代表的な摩耗
- 凝着摩耗:理論、摩耗粉
- アブレシブ摩耗:理論、特徴、摩耗量と硬さ比、材料硬さと摩耗
- 比摩耗量:比摩耗量と摩耗形態、比摩耗量計算例
- 潤滑のメカニズム
- 流体潤滑:Towerによる油膜圧力の発見、粘度、流体膜による潤滑モード、流体膜の発生機構
- 流体潤滑理論:Reynolds方程式、平均軸受圧力
- 弾性流体潤滑:弾性流体潤滑、Dowson-HigginsonのEHL式、弾性流体潤滑と表面粗さ
- 境界潤滑:境界潤滑、混合潤滑
- トライボロジーの常識:LuDeMa、自動車の省エネルギー・環境対応
- まとめ
- 参考文献
セミナー講師
安藤 克己 氏
安藤技術士事務所 所長
博士(工学)、技術士(機械部門、金属部門、総合技術監理部門)
セミナー受講料
8,250円(税込)
※ものづくりイノベーター認定者は、ランクに応じて当社主催セミナー受講料の割引が可能です。お申込み前に、お問合せフォームよりランクをご申告ください。後程、割引用のクーポンをお送りいたします。※その他クーポンとの併用不可、ご注文後の割引適用は出来ません。
このセミナーを同時に複数受講申し込みすることで、割引料金が適用されます。適用方法、割引率などはこちらでご確認ください。
受講について
【このセミナーはオンデマンドセミナーです】
ネット環境さえあれば、お好きな場所、お好きな時間に受講できます!
- 視聴期間は受講開始日より2週間です。
- タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
- セミナー資料はPDFで配布いたします。
- このセミナーでは、受講後何度でも講師へ質問することが可能です。
質問方法は申込み完了後にお知らせします。
講師のプロフィール
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
銀色の電車が増えた!?進化を続けるステンレス車両のメリットとは
私たちの身の回りにある電車ですが、実は銀色の車両が増えてきています。この記事では、銀色の電車が増えた理由を素材や環境問題の観点から解説... -
トライボロジーとは?省エネ・省資源に貢献する重要なキーワード
省エネ・省資源が重要なキーワードである現代において、摩擦や摩耗を減らすことはエコロジーと直結した切実な課題です。摩擦や摩耗の低減は、ト... -