製造業の業務と基幹システム研修

セミナー趣旨

【概要・目的】

①製造業を支援するシステムは業務と密接に関係しながら全体がつながりその情報の連携は複雑、且つ多岐に渡るため、部分的な学習の積み重ねではなかなか難しいので、まずは製造業システムの全体像を俯瞰した機能の理解をします。
②さらに各システムの機能と業務の関連を理解して初めて製造業のアプリケーションシステム全体像の理解が可能になり、効率的で手戻りのないシステム開発を実現する事が可能になります。

当コースはシステム開発を行うSE力の向上を目指します。

【特徴】

• 講師が現役コンサルタントのため、事例を元にした実践的な講義を主体としております。
• 当研修で製造業ITアプリケーションおよび業務プロセスの鳥瞰図を理解した人材が育ちます。
• Q&Aを通して、個別のご質問にも対応させていただきます。

【対象者】

• IT企業・コンサルティング企業の製造業担当のお客様、および製造業における業務系のシステム担当者様

セミナープログラム

1日目

1.  製造業の業務と基幹システム全体像
   1. 産業分類と製造業の特徴
   2. 製造業の基本問題
   3. 生産形態の分類
   4. 製造業の情報システム
   5. 製造業の基幹システムの変遷
   6. 工場支援システムの全体像とPDCA/QCD
   7. まとめ
2. 製造業の基準情報管理
   1. 基準情報とは
   2. 品目コードの基本
   3. 製造業固有のコード
   4. 品目マスター管理と運用上の課題
   5. ＢＯＭ（部品表）管理と運用上の課題
   6. ＢＯＭの種類と応用
   7. まとめ
3. 需要予測と生販在計画システム
   1. 需要予測と生販在計画の位置付け
   2. 需要予測
   3. 生販在計画 （PSI計画）
   4. 基準生産計画とは
   5. 生販在庫計画を支援する情報システム
   6. 需要予測のためのシステム支援
   7. グローバル生販在計画
   8. まとめ
4. 資材所要量計画支援システム（MRPと製番管理）
   1. 資材所要量計画（ＭＲＰ）の位置付け
   2. ＭＲＰとは？
   3. ＭＲＰを利用する業務領域
   4. ＭＲＰの主要項目
   5. ＭＲＰの計算過程
   6. ＭＲＰからの２つのアウトプット
   7. ＭＲＰと製番管理
   8. まとめ

2日目

5. 購買管理支援システム
   1. 購買管理の位置付け
   2. 購買管理とは
   3. 購買管理の業務全体像
   4. 購買管理システム
   5. 購買活動
   6. 様々な発注方式
   7. 外注について
   8. まとめ
6. 在庫管理支援システム
   1. 在庫管理の位置付け
   2. 在庫管理とは
   3. 在庫管理の考慮点
   4. 在庫目標の設定と削減活動
      翌日に持ち越し
   5. 在庫管理支援システム
   6. 在庫管理の主要機能
   7. 在庫管理の応用機能
   8. まとめ
7. 製造工程管理システム（ＭＥＳ）
   1. 製造工程管理の位置付け
   2. 製造工程管理とは
   3. 部品製造指示（MRP)
   4. 製品製造指示（FAS)
   5. 工程管理支援システム
   6. 製品製造指示管理
   7. 部品製造指示と実行可能計画
   8. まとめ
8. スマート工場に於けるＩＣＴ活用
   1. 製造業の業務支援システム概要
   2. 製造業の業務支援システムの歴史
   3. 製造業における新技術の応用分野について
   4. スマート工場支援システムの標準化の動き
   5. スマート設備と今後の課題
   6. まとめ

セミナー講師

新堀 克美 （にいほり かつみ）氏
ワクコンサルティング（株） 常務執行役員　エグゼクティブコンサルタント

セミナー受講料

88,000円（税込）
※研修終了後、請求書を送付いたします。