初心者向けセミナーです ミリ波の基礎から、ミリ波帯向け材料の評価まで~5G/6Gや次世代自動車への対応を目指して~<Zoomを用いたオンラインセミナー>

迅速・高精度に評価し、ミリ波帯向け材料開発へ活かす!
ミリ波の基礎および材料の使われ方や設計法から
低損失/高損失材料、導体材料それぞれの評価技術まで詳解

セミナー趣旨

 商用サービスが開始した5Gや5G Beyond/6G、また次世代自動車などの実現に向けて、ミリ波と呼ばれる30GHz帯以上の周波数帯域が注目を集めています。ミリ波帯は、回路材料となる導体や誘電体に起因した損失がマイクロ波帯よりも一般に増加します。このため、ミリ波回路技術者は、優れた特性をもつミリ波材料を必要としています。ミリ波材料開発者は、ミリ波領域において、迅速かつ高精度に材料を評価し、回路設計者が望む材料をいち早く提供することがシステム早期実現の鍵となります。
 本セミナーでは、5G/6G通信や次世代自動車への展開に必須となるミリ波やミリ波材料に関する基礎知識からミリ波材料評価方法、さらにはミリ波回路設計やミリ波システムへの応用例などに関して解説します。

受講対象・レベル

  • ミリ波材料研究開発を始めたばかりの方から、ある程度の研究経験を経た方
  • 業務に活かすため、ミリ波回路・材料評価・応用についての知見を得たいと考えている方
  • 材料開発に取り組んでいるが、高周波特性評価方法に課題があり困っている方

必要な予備知識

  • この分野への興味のある方なら特に必要ありません。
  • 高校卒業レベルの物理(電気)や化学の知識があるとなお良いです。

習得できる知識

  • ミリ波に関する基礎知識
  • ミリ波回路材料の使い方・使われ方
  • ミリ波材料評価技術に関する基礎知識
  • ミリ波伝送線路・回路に関する基礎知識
  • 次世代ミリ波システムの動向 など

セミナープログラム

  1. ミリ波とは
    1. ミリ波の定義
    2. ミリ波の特徴
  2. 次世代ミリ波システム
    1. 次世代移動体通信
    2. 次世代自動車
  3. 望まれるミリ波材料
    1. 導体・誘電体材料と応用先
    2. 材料損失の観点からみた応用先
  4. ミリ波材料の使われ方
    1. ミリ波伝送路の分類
    2. ミリ波線路の設計方法
      1. MSL線路の設計法と計算例
      2. CPW線路の設計法と計算例
      3. 裏面導体付CPW線路の設計法と計算例
    3. ミリ波回路への応用例
      1. ミリ波フィルタの実現例
      2. ミリ波誘電体レンズアンテナの実現例
      3. ミリ波集積回路の実装技術
  5. 材料評価技術
    1. ミリ波誘電体材料
      1. 複素誘電率
      2. 誘電体材料の種類
    2. 材料評価技術の分類
      1. 測定法の種類・対応範囲
      2. 集中定数法
      3. 伝送路法
      4. 共振器法
    3. 高損失材料の評価技術
      1. 導波管法
      2. 自由空間法(フリースペース法)
    4. 低損失材料の評価技術
      1. 遮断円筒導波管法/円筒空洞共振器法
      2. TE011モード空洞共振器法
      3. WGモード誘電体共振器法
      4. TM0m0モード円板共振器法
      5. 2誘電体円柱共振器法
    5. 導体材料の評価技術
      1. 表面側導電率の評価技術
      2. 界面側導電率の評価技術
  6. まとめ

<質疑応答>


キーワード:複素誘電率、表面抵抗、低損失材料、誘電体、導体、共振器法、ミリ波伝送線路、ミリ波受動回路

セミナー講師

宇都宮大学
工学部 基盤工学科/大学院 地域創生科学研究科 准教授
清水 隆志 先生

■ご略歴:
1999年3月 埼玉大学工学部電気電子システム工学科 卒業
2001年3月 埼玉大学大学院 理工学研究科 博士前期課程修了
2004年3月 埼玉大学大学院 理工学研究科 博士後期課程修了
2004年4月 東北工業大学ハイテクリサーチセンター 研究員
2007年4月 埼玉大学大学院理工学研究科 非常勤研究員
2007年7月 東京工業大学大学院理工学研究科 産学連携研究員
2008年4月 宇都宮大学大学院工学研究科 助教
2016年1月 宇都宮大学大学院工学研究科 准教授
2017年1月 宇都宮大学学術院 准教授
2019年4月 宇都宮大学大学院 地域創生科学研究科
       工農総合科学専攻 情報電気電子システム工学プログラム 担当
2019年4月 宇都宮大学 工学部 基盤工学科 情報電子オプティクスコース 担当
■主なご受賞歴:
2005年 電子情報通信学会学術奨励賞受賞
2006年 Asia-Pacific Microwave Conf. APMC2006 Prize
2011年 2011 China-Japan Joint Microwave Conference CJMW2011 Microwave Prize
2016年 IEEE Microwave Theory and Tech. Society Japan Young Engineer Award
■ご専門および得意な分野・研究:
専門分野:マイクロ波・ミリ波工学、高周波計測工学
研究分野:
1998~ミリ波誘電体材料測定および高温超電導フィルタに関する研究
2004~NRDガイドを用いたミリ波デバイスに関する研究
2007~ミリ波集積回路およびその実装に関する研究
2009~共振型光変調器に関する研究
2016~ラピッドプロトタイピング技術によるマイクロ波・ミリ波回路に関する研究に従事

セミナー受講料

1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。
    お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
    お申込みは4営業日前までを推奨します。
    それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
    テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

下記ご確認の上、お申込み下さい

  • PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

Zoomを使用したオンラインセミナーとなります

  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
    お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
    確認はこちら
    ※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。
  • Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
    ※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
     必ずテストサイトからチェック下さい。
     対応ブラウザーについて(公式) ;
     「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

通信工学   電子デバイス・部品   計測工学

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47,300円(税込)/人

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通信工学   電子デバイス・部品   計測工学

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