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導電性カーボンブラックの使用テクニック
全国55,0002024-05-16
ナノカーボンとの複合化による耐熱性・耐久性の改良!
柔軟性と透明性を持った高導電PEDOT:PSSとは?
高導電化に必要な高移動度のための新しい考え方とは?
硫酸処理により4,300S/cmを超える高い電気伝導度を示す技術とは?
健康・医療用ウェアラブルデバイス、また透明フィルムヒーターや窓用材料として再注目される本材料を再学習!
セミナー趣旨
導電性高分子は電解コンデンサや透明帯電防止および透明導電電極として実用化され、さらに熱電変換やウエアラブルデバイス等への応用も注目を集めております。いずれの用途においても、PEDOTは有力な材料ですが、より一層高い電気伝導度が求められています。特に、PEDOT:PSSの高導電化に関しては既に多くの手法が開発され、硫酸処理により4,300S/cmを超える高い電気伝導度を示すものが、また、高導電性に加え柔軟性を付与したものも開発されています。さらに、ナノカーボンとの複合化により高導電でかつ耐久性・耐熱性の優れた透明導電材料の開発も進んでいます。一方、PEDOT:PSS以外のPEDOT系では、化学重合法で5,400 S/cm、気相重合法では8,700 S/cmとPEDOT:PSS系を上回る高い電気伝導度を示すものも報告されています。また、導電性高分子の高移動度化のための新しいコンセプトも提案されています。既存の高導電化手法と新しいコンセプトを組み合わせることにより、より高い電気伝導度を持ったPEDOTの開発が可能になると考えられます。
本セミナーでは、PEDOT:PSSを中心に、PEDOT:PSS以外のPEDOT系も含め、透明性の優れた導電性高分子の高導電化に関する最近の技術開発動向を分かりやすくかつ詳細に解説します。また、最近注目されている健康・医療用ウェアラブルデバイスへの導電性高分子の応用についても紹介します。
セミナープログラム
1.導電性高分子の導電機構
1-1 キャリア移動過程と電気伝導度
1-2 動度に影響を及ぼす因子(結晶性,分子量,分子間距離など)
1-3 PEDOT:PSSの導電機構
2.高移動度導電性高分子の設計
2-1 分子量および分子量分布の影響
2-2 結晶化度の影響
2-3 タイ分子の必要性
3. PEDOT:PSSの高導電化技術とメカニズム
3-1 化合物添加系
3-1-1 高沸点極性溶媒蒸気処理系
3-1-2 プロトン酸添加系
3-1-3 界面活性剤添加系
3-1-4 イオン液体添加系
3-1-5 ジアセチレン化合物添加系
3-2 化合物添加以外の方法
3-2-1 プラズマ処理
3-2-2 物理的手法(延伸・配向)
3-2-3 カーボン材料との複合化
4. 重合法の最適化によるPEDOT系の高導電化
4-1 化学重合法
4-2 気相重合法
5.導電性高分子のウエアラブルデバイスへの応用
5-1 高伸縮性導電性高分子
5-2 繊維と複合化したウエアラブルデバイス用電極
5-3 歪センサ
5-4 ピエゾ抵抗型圧力センサ
【質疑応答 名刺交換】
セミナー講師
小林技術士事務所 所長 工学博士 小林 征男 氏
セミナー受講料
【1名の場合】44,000円(税込、昼食代、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
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