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テラヘルツ波の基礎知識から始まり、デバイス技術の基本、
またセンシング・イメージングシステムを組む上での
必要知識を解説!
~安全安心・通信・医療医薬への展開~
本セミナーは、Zoomを使用して行います。
セミナー趣旨
光と電波の間の電磁波領域であるテラヘルツ波は、紙・プラスティックなどの非極性物質を透過する性質や物質固有の振動スペクトルを非接触で分析できるなど、これまでに見られなかった物質の内部情報を非破壊でイメージ・センシングできるユニークな技術として着目されている。しかし、ここ10 年以上実用的な光源・検出器の開発が十分進んでおらず、その結果産業として大きく伸びていない状況である。しかしながら、ラジオ波からX 線まで人類に有効に活用されている電磁波のギャップとなっているテラヘルツ光は、システムが高効率化すれば上記ユニークな特徴を活かして、近い将来必ず産業化されるものと考えられている。
本セミナーでは、テラヘルツ波の基礎知識から始まり、デバイス技術の基本について、またセンシング・イメージングシステムを組む上での必要知識を解説する。さらに、今後テラヘルツ波システムの導入が期待される安全安心分野、通信分野、医療医薬分野に応用する研究開発事例を中心に紹介し、新規産業に展開するためのキーポイントを述べる。
セミナープログラム
- テラヘルツ波によるセンシング・イメージング技術
- テラヘルツ波の基本
- テラヘルツ分光
- テラヘルツイメージング・センシング
- テラヘルツ光源デバイス
- 光励起型デバイス
- テラヘルツ発振器
- テラヘルツ検出器デバイス
- 単一検出素子
- イメージング素子
- テラヘルツシステムとその産業応用
- 安全安心応用
- 通信応用
- 医療医薬応用
- まとめと今後の展望
セミナー講師
尾内敏彦(おうちとしひこ) 氏
Tera-eyes 技術研究所 所長/代表(博士(工学)) / 筑波大学 国際産学連携本部 教授
<略歴>
1988年3月 東京工業大学大学院 理工学研究科 修了
1988年4月〜2018年3月 キヤノン株式会社 (R&D 本部、知財本部)
・光デバイス・システムの研究開発と製品導入 ・テラヘルツデバイス・イメージング技術の研究開発 ・知的財産人材育成・グループ会社知財支援
2004年10月〜2008年3月 理化学研究所 チームリーダー(テラヘルツ生体センシング、兼務)
2018年4月〜現在 筑波大学 国際産学連携本部 教授(起業家教育)
2019年9月〜現在 Tera-eyes 技術研究所 所長/代表(技術・知財コンサルティング、兼業)
2002年 博士(工学)、2005年 技術士(電気電子部門)、2013年 弁理士試験合格 <学会>
応用物理学会
セミナー受講料
お1人様受講の場合 51,700円[税込]/1名
1口でお申込の場合 62,700円[税込]/1口(3名まで受講可能)
受講申込ページで2~3名を同時に申し込んだ場合、自動的に1口申し込みと致します。
受講について
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