以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
電池の覇権争い!
迫る韓中勢力/自動車・電池業界のサプライチェーン戦略
■会場受講 ■ライブ配信 ■アーカイブ配信(開催日の3日以降)
◇本セミナーは、新型コロナウイルス対策として選択受講いただけます◇
セミナー趣旨
自動車の電動化を加速させている最大の因子は各種環境規制である。2018年から強化された米国ZEV規制、2019年に発効した中国NEV規制、そして2021年に発効する欧州CO2規制が眼前に立ちはだかる。自動車の電動化に後れをとった欧州自動車業界は、今や必死の技術開発と製品開発に心血を注いでいる。連動する電池業界は新技術開発、顧客開拓を含めた個社の戦略を前面に打ち出し、今後の盤石なビジネス構築に向けた競争を進めている。
中でも韓国勢ではLG化学を筆頭に業績を上げており、同社は2020年に車載電池事業で黒字転換を図った。補助金を支えに急成長した中国CATLの勢いも増すばかりである。対する日系電池各社のビジネスの拡大に向けた展開も注目される一方で、中韓勢との競争が一層激化する。併せてこれまで先頭を走ってきた日本の部材業界にも中韓勢の圧力がかかる。
全固体電池を中心とした次世代革新電池の行方は、既存の部材業界のビジネスモデルに大きな影響を及ぼす。実用至るのは何時か?そして克服すべき課題についても解説する。
セミナープログラム
1.自動車の電動化を加速させる環境規制と政策転換
2.自動車業界の電動化に対する各社の取り組み
3.自動車業界と電池業界のサプライチェーンに見る電池各社の競争力
4.電池業界と部材業界に迫る韓中勢力
5.次世代革新電池研究の現状と課題
6.日本の電池業界とアカデミズムが向かうべき方向性
7.質疑応答/名刺交換
セミナー講師
佐藤 登(さとう のぼる) 氏 : 名古屋大学 未来社会創造機構 客員教授 エスペック(株) 上席顧問
1978年 横浜国立大学大学院工学研究科電気化学専攻修了、本田技研工業(株)入社。1989年までは自動車車体の腐食防食技術の開発に従事。本技術開発での社内研究成果により1988年に東京大学で工学博士。1990年 (株)本田技術研究所の基礎研究部門へ異動。電気自動車用の電池開発部門を築き、自らLarge Project Leaderを務めるとともに、1993年にはManager業務も任務。その結果、1997年に米国市場へ供給された世界初のニッケル金属水素化物電池搭載電気自動車の実用化に貢献、さらにはハイブリッド自動車用電池として現在最も注目され期待されているリチウムイオン電池のProjectも1999年には早々に立ち上げるなど、自動車用大型電池の研究開発では業界の中でも中心的な役割を遂行。2001年に米国で結成されたAABC(Advanced Automotive Battery Conference)の国際会議に招待講演を受けるとともに、2002年の第2回から2004年の第4回までは先進電池SessionのChairmanも委嘱。本田技術研究所・栃木研究所のチーフエンジニアであった2004年に、韓国サムスングループのサムスンSDIに常務として移籍。2004年9月から2009年8月までの5年間は韓国水原市在住、その後、逆駐在の形で東京勤務。2012年12月にサムスン退社。現在、名古屋大学・未来社会創造機構客員教授。エスペック(株) 上席顧問。
米国MARQUIS社 "Who’sWho in the World" (世界人名事典) 2018,2019、 2020年版に掲載、Wikipedia掲載
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%97%A4%E7%99%BB
「電池の覇者」、日本経済新聞出版、2020年9月23日刊行。
セミナー受講料
1名につき 33,770円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
本セミナーは、新型コロナウイルス対策として選択受講いただけます。
申込の際、備考欄に「会場受講」「ライブ配信」「アーカイブ配信」のいずれかをご記入ください。
■ライブ配信
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用IDとPASSを前日までに
お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。
■アーカイブ配信
<1>開催日より3日以降に配信致します。
<2>お申込時にご記入いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
視聴用URLをお送り致します。
<3>動画の公開期間は公開日より2週間となります。
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
シリカとタイヤ、添加剤ホワイトカーボンとは、わかりやすく解説
【目次】 1. タイヤとシリカ タイヤは、自動車はもとより自転車、バイク、飛行機、鉄道にも使われていて、みなさんの生活には無くては... -
シリカ、シリコン、シリコーンの違いをわかりやすく解説
シリカ、シリコン、シリコーンこの単語、みなさんの生活の中で聞いたことがあるかと思います。みなさんは、この3つの違いがわかりますか?実は... -
振動発電デバイスの特徴と原理、各方式の利点・制約、用途を解説
振動発電デバイスには、圧電方式、静電方式、電磁方式、磁歪方式という4つの主要な方式があります。これらの方式は、振動エネルギーを電気エネ... -
シリカと医薬品、医薬品添加剤に使用される合成シリカとは
【目次】 1. 合成シリカ 合成シリカの多くは、衣食住をはじめさまざまな産業で使用されていて直接お目にかかることはあまりありません...