廃プラスチック問題の現状と解決のための最新技術【ライブ配信】

廃プラスチックの現状や最新リサイクル技術ほか、
欧米で進む廃プラの液化・ガス化の技術動向、
熱利用技術を詳解!

マテリアルリサイクル・ケミカルリサイクル・エネルギー回収の技術体系


当該セミナーはウェビナーのみの開催に変更になりました。

※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

セミナー趣旨

 廃プラスチック処理が大きな問題となっている。廃プラの一部は資源として中国を中心に輸出されてきたが、環境問題などから中国での受け入れが中止され、行き場を失った廃プラは東南アジアに向かう一方で、国内での処理の必要も増加している。
 当該セミナーでは廃プラスチック処理・リサイクルの現状を正しく理解したうえで、廃プラスチックの利用の可能性を探っていきたい。
 プラスチックリサイクルの基礎~最新動向に関しては、長年プラスチックリサイクルの研究に携わっておられる産業技術総合研究所の加茂徹先生にお話いただく。ケミカルリサイクルに関連する最新の技術に関しては、触媒の観点から室井先生に海外の先行技術を含めて現状と展望をお話いただく。森先生には、エネルギー回収(熱回収や廃棄物発電)の現状と技術、今後の展望をご紹介いただく。

受講対象・レベル

・廃プラスチックに関連する技術
・市場に関心のある方全般
・地球温暖化対策に関心のある研究者・技術者、技術企画、経営企画部門の方

習得できる知識

・廃プラスチック問題の現状と、プラスチックリサイクル技術の概要および課題
・廃プラスチックからリサイクル技術により化学品さらにプラスチック合成までの技術の現状と課題を学ぶ。
・廃棄物処理過程における熱エネルギー利用の現状と動向、また排熱利用技術の全容と廃棄物処理への適用について、実例を含めた実践的な知識を習得できる。

セミナープログラム

講演1.持続可能な社会におけるプラスチックの使い方


講 師
産業技術総合研究所  加茂 徹 氏
 【講師略歴】
 東北大学・助手、公害資源研究所・主任研究員、産業技術総合研究所・グループ長、産業技術総合研究所・上級主任研究員、産業技術総合研究所・招聘研究員 
【受 賞】
 H25・リサイクル技術本多賞、H29・プラスチックリサイクル化学研究会功労賞、他
【講師からひとこと】
 プラスチックリサイクルの特徴と技術的課題を分かり易く解説する。
【セミナー概要】
 2017年末に中国が廃プラスチック等の輸入を禁止し、マイクロプラスチックが海洋生態系に深刻な影響を与えている可能性が指摘され、廃プラスチックは世界的な環境問題となっている。本セミナーでは、廃プラスチックの現状や最新のリサイクル技術を解説する。
【講演プログラム】
1. 資源循環の背景 
2. プラスチックのリサイクルの特徴
3. マイクロプラスチック問題とは
4. プラスチックのリサイクル技術の概要
 4.1 マテリアルリサイクル
 4.2 ケミカルリサイクル
 4.3 エネルギー回収

5. 電気電子機器に使用されているプラスチックのリサイクル
6. バイオプラスチック
7. 持続可能な社会におけるプラスチックの使い方

講演2.廃プラスチックから化学品合成技術の最新動向 


講 師
アイシーラボ 代表 室井 髙城 氏
【講師略歴】
 エヌイー・ケムキャット執行役員 触媒学会副会長 BASFジャパン首席顧問 日本ガス合成執行役員 神奈川大学非常勤講師
NEDO技術戦略センター環境・化学ユニット客員フェロー
【受 賞】
 触媒学会功績賞
【講師からひとこと】
 欧米では廃プラスチックの液化とガス化によるケミカルリサイクル技術が開発され動き始めた。廃プラの液化/ガス化の技術動向を報告する。
【セミナー概要】
 廃プラスチックのケミカルリサイクルが世界的に注目されている。欧州や北米では, マテリアルリサイクルの困難な廃プラスチックは,熱分解により液化又は, ガス化され, 石化原料として化学品やプラスチックを製造するケミカルリサイクルが始まった。廃プラスチックの実際的な触媒を用いたケミカルリサイクル技術を解説する。
【講演プログラム】
1. マテリアルリサイクル 
2. 廃プラスチックの液化
 2.1 燃料の製造
 2.2 ナフサクラッカー原料
 2.3 石油精製原料
3. 廃プラスチックのガス化
4. 合成ガスの利用
 4.1 水素製造
 4.2 メタノール/エタノール合成
 4.3 FT合成による航空燃料の合成
 4.4 CO2の利用
5. 合成ガスから発酵法によるエタノールの合成
6. 廃プラスチックの接触分解
 6.1 パイロライザーによる試験
 6.2 接触分解による芳香族の合成

講演3.廃棄物処理における熱利用と発電技術


講 師
森豊技術士事務所  森 豊 氏
【講師略歴】
 早稲田大学理工学部機械工学科卒業。㈱荏原製作所に入社し、気体機械、高効率ゴミ発電及び低温排熱利用発電の開発・設計・商用化を担当。また燃料電池コージェネシステムの開発や商用化を担当。2008年に同社を退社し技術士事務所を開設。熱利用設備、排熱利用発電、水素・燃料電池システムに関した技術コンサルタントを実践。技術士(機械部門)、エネルギー管理士、博士(工学)
【講師からひとこと】
 都市ごみ及び産業廃棄物処理に関係する方々に、今後の熱利用を考えて頂くための参考となることを期待している。
【セミナー概要】
 廃棄物処理は、当初は減容化を目的として行われてきたが、その後、地球環境保全とケミカルエネルギーとしての積極利用という重要な位置付けを有してきた。本セミナーでは後者の視点から、現状と動向及び将来性についてその他産業分野で適用されている熱利用技術を基に考察する。
【講演プログラム】
1. 国内の廃棄物処理の現状 
2. 廃棄物処理過程の排熱と利用状況
3. 産業界における熱利用技術の全容
4. 各種熱利用技術の特徴と動向
 4.1 熱から熱を得る技術(熱交換器、吸収式冷凍機、ヒートポンプ等)
 4.2 熱から電気を得る技術(蒸気ランキンサイクル、バイナリーサイクル、熱電素子等)
 4.3 熱及び電気の高効率化技術(コージェネレーション、コンバインドサイクル等)
5. 廃棄物処理に関した熱利用技術選定のポイント

セミナー講師

  • 産業技術総合研究所   環境管理研究部門 資源精製化学研究グループ 招聘研究員 加茂 徹 氏
  • アイシーラボ 代表  室井 髙城 氏
  • 森豊技術士事務所 博士(工学)、技術士(機械部門)、エネルギー管理士、
    早稲田大学 創造理工学部 非常勤講師 森 豊 氏   

セミナー受講料

50,600円 ※ 税込、資料付
* メルマガ登録者は 45,540円(10%引き)
* アカデミック価格は 26,400円

★メルマガ会員特典
2名以上同時申込で申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、
2人目は無料(1名価格で2名まで参加可能)、3名目以降はメルマガ価格の半額です。
メルマガ会員割引の適用を希望する場合は、必ず備考欄に【会員割引希望】と記載してください。

★ アカデミック価格
学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、
大学院の教員、学生に限ります。申込みフォームに所属大学・大学院を記入のうえ、
備考欄に「アカデミック価格希望」と記入してください。

受講について

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
    お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
     → https://zoom.us/test
  • 当日はリアルタイムで講師へのご質問も可能です。
  • タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
  • お手元のPC等にカメラ、マイク等がなくてもご視聴いただけます。この場合、音声での質問はできませんが、チャット機能、Q&A機能はご利用いただけます。
  • ただし、セミナー中の質問形式や講師との個別のやり取りは講師の判断によります。ご了承ください。
  • 「Zoom」についてはこちらをご参照ください。

■ お申し込み後の流れ

  • 開催前日までに、ウェビナー事前登録用のメールをお送りいたします。お手数ですがお名前とメールアドレスのご登録をお願いいたします。
  • 事前登録完了後、ウェビナー参加用URLをお送りいたします。
  • セミナー開催日時に、参加用URLよりログインいただき、ご視聴ください。
  • 講師に了解を得た場合には資料をPDFで配布いたしますが、参加者のみのご利用に限定いたします。他の方への転送、WEBへの掲載などは固く禁じます。
  • 資料を冊子で配布する場合は、事前にご登録のご住所に発送いたします。開催日時に間に合わない場合には、後日お送りするなどの方法で対応いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

50,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   環境負荷抑制技術   省資源

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

50,600円(税込)/人

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全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   環境負荷抑制技術   省資源

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