CSV(コンピュータ化システムバリデーション)の基本理解と実務対応~要点解説・進め方・活動内容・事例学習・データインテグリティなど~<Zoomによるオンラインセミナー>

※本セミナーはZoomを用いたオンラインセミナーに変更になりました。
 (会場では行いません。)

具体的に「何」を「どこまで」対応すべきか?
ユーザー・サプライヤ双方の立場から、
多数のCSVプロジェクト経験を基に、整理・解説!


事例とケーススタディを通じて、各社個別のシステム対応へ繋げていきましょう!
※最近話題の「IoTのCSV」についても触れます!

セミナー趣旨

 クラウドコンピューティングやアジャイル開発等といったITアーキテクチャ及び開発手法の急速な変化に伴い、近年のプロジェクトにおけるCSV対応は、いかに対象とするコンピュータ化システムの特質やリスクに適した計画を立案できるかが成功の要因になります。また、CSV対応に関する従来からの悩みとして、以下のような声を多く聞きます。
【ユーザー企業の悩み】
 「CSVをどこまで行えばよいか分からない」
 「そもそも今回導入するシステムにCSVは必要なのか」
 「CSVに時間がかかりすぎている」
 「CSVをもっと効率よくできないものか」
【サプライヤ企業の悩み】
 「お客様の求めるCSVの要求が不明瞭のため見積が膨らんでしまう」
 「いざプロジェクトが始まるとCSVに関する細かい要求が発生しその対応に工数をとられてしまう」
 「お客様とのタスクの切り分けがしづらい」
 「CSVを理解している要員が少なくアサインできない」
 これら適切な計画の立案と悩みの解決にあたっては、CSV担当者だけではなく、サプライヤメンバーを含むプロジェクトに関わるメンバー全員が、CSVに対する正しい理解と実務的な知識の学習を行うことが極めて重要になります。
 そこで本セミナーでは、CSV対応が求められるプロジェクトにおいて必ず理解しておくべきCSV対応の要点を解説するとともに、様々な事例紹介とケーススタディーを通じて、どのようなプロジェクトにでも対応するための思考 (CSV計画の策定方法)と効率化のヒントを学習します。またセミナーの最後には、昨今の査察の観点としても重視されるデータインテグリティについても、押さえておくべき要点と対応を進めるための検討手順を、事例紹介を交えながら解説いたします。

必要な予備知識

■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・FDA 21 CFR part 11 Electronic Record; Electronic Signature
・ER/ES指針
・コンピュータ化システム適正管理ガイドライン
・PIC/S GMP Annex 11 Computerized systems
・ISPE GAMP4/GAMP5
・WHO Guidelines on validation Appendix 5 Validation on Computerized systems
・MHRA Data Integrity Definitions and Guidance for Industry
・FDA Data Integrity and Compliance With CGMP Guidance for Industry
・WHO Guidance on Good Data and Record Management Practices
・PIC/S Good Practices for Data Management and Integrity in Regulated GMP/GDP Environments

習得できる知識

・CSVに関して必ず押さえておくべき考え方
・CSVに関する基本的な活動手順と活動内容および効率化のヒント
・様々なプロジェクト状況やシステム/ツール導入におけるCSV対応の考え方と方法
・データインテグリティに関する当局指摘とガイダンスの要点
・データインテグリティ対応の検討手順と対応事例

セミナープログラム

1. CSVに関する要点解説
 1.1 はじめに
   1.1.1 CSVとは
   1.1.2 ER/ESとCSV
   1.1.3 GxPとER/ESおよびCSV
 1.2 CSVの進め方
   1.2.1 CSVの基本的な流れ
   1.2.2 CSVの実施方法と法規制
   1.2.3 CSVに関する指摘事例
   1.2.4 CSVに関するガイダンス
   1.2.5 Vモデルとカテゴリ分類
   1.2.6 一般的なシステムの構築活動とCSV活動の関係
   1.2.7 構想策定フェーズにおけるCSV活動
   1.2.8 CSV活動におけるユーザーとサプライヤの関係
   1.2.9 CSVあり/なしで見積はどれだけ異なるのか?
   1.2.10 CSVにおけるリスクの考え方
   1.2.11 効率的なCSV文書作成の例
 1.3 CSVの活動内容
   1.3.1 CSV計画
   1.3.2 高次リスク評価
   1.3.3 サプライヤ評価
   1.3.4 ユーザー要件定義(URS)
   1.3.5 機能要件定義(FS)
   1.3.6 設計仕様定義(DS)
   1.3.7 機能リスク評価
   1.3.8 設計時適格性評価(DQ)
   1.3.9 据付時適格性評価(IQ)
   1.3.10 運転時適格性評価(OQ)
   1.3.11 性能適格性評価(PQ)
   1.3.12 教育訓練
   1.3.13 運用準備
   1.3.14 CSV報告
   1.3.15 逸脱管理・変更管理・設定管理・文書管理
   1.3.16 リタイアメント
 1.4 CSVの活動体制
   1.4.1 プロジェクト体制とCSV活動における役割と責任

2. CSV対応の事例学習
 2.1 CSVのスコープとアプローチの策定のポイント
 2.2 検証環境と本番環境の構築
 2.3 プロジェクト状況によるCSVアプローチ
 2.4 開発手法によるCSVアプローチ
 2.5 対応事例
   2.5.1 クラウドシステムや仮想環境のCSV対応
   2.5.2 スプレッドシートのCSV対応
   2.5.3 回顧的バリデーションの実施例
   2.5.4 IoT等の最新テクノロジーのCSV対応
   2.5.5 その他システムや状況におけるCSVの要否と対応方法のケーススタディー

3. データインテグリティに関する要点解説
 3.1 データインテグリティの要件(ALCOA原則)
 3.2 データインテグリティに関するFDA Warning Letterの事例
   ①試験結果の非記録および破棄
   ②同時性のない記録
   ③重要な生データの欠如
   ④オーディットトレイルの不備
   ⑤バックアップの不備
   ⑥ログイン管理の不備
   ⑦権限コントロールの不備
 3.3 データインテグリティに関するガイダンスのポイント
 3.4 データインテグリティとCSV
 3.5 データインテグリティ対応事例の紹介
 3.6 データインテグリティ対応の検討手順


■講演中のキーワード
・CSV対応
・ER/ES
・コンピュータ化システム適正管理ガイドライン
・データインテグリティ対応
・IoT

セミナー講師

株式会社シグマクシス
インダストリーシェルパ プリンシパル
新井洋介 先生

■経歴
 三井情報と日本IBMを経て現在に至る。主に医薬品産業分野を対象に、電子化推進/デジタル活用に向けた戦略策定、システム導入に伴うプロジェクト運営とユーザー側主体の活動並びにCSV対応の支援、データインテグリティ対応などの業務支援を行っている。
■専門および得意な分野・研究
研究開発プロセスの電子化推進
CSV対応
データインテグリティ対応
■本テーマ関連学協会での活動
日本PDA製薬学会 電子記録・電子署名(ERES)委員会

セミナー受講料

1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

・本講座は、オンライン受講のみ可能です。セミナー会場での受講はできません。
 *PCもしくはスマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。

・ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
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・開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。また本講座の配布資料は、印刷物を郵送にてご送付申し上げます。ご登録の際はお受け取りが可能な住所をご記入ください。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。

・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
 複数端末から同時に視聴することやプロジェクタ等による複数人での視聴は禁止いたします。

・当日、可能な範囲で質疑応答、個別質問も対応致します。メールベースを中心に後日の質問等も可能です。(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

医薬品技術   医薬品・医療機器等規制   DI/CSV(医薬品・医療機器等データマネジメント)

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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全国

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キーワード

医薬品技術   医薬品・医療機器等規制   DI/CSV(医薬品・医療機器等データマネジメント)

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