以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
従来の抗菌剤とは異なる作用機序の、
安全・安心かつ環境にもやさしい生分解性プラスチック!
抗菌・抗ウイルス対策の現状や最近の取り組みも解説します!
セミナー趣旨
近年、細菌やウィルスに対し薬が効かない多剤耐性が怖い。従来の抗菌剤はその毒性により菌やウィルスをやっつけたが、生き残った細菌やウィルスが耐性株となって生活を脅かしている。
演者は、発想を転換し、細菌やウィルスと親しい高次構造体を発明した。菌は親しい物と接着すると自己融解し、感染活性を失う事象を見つけた。本体は、動物や植物の細胞には取り込まれず毒性が無く、消化酵素により生分解され、人体や環境への蓄積が無い。菌が自己融解するので、耐性菌が生じない。多剤耐性菌も、同様に自己融解する。
本セミナーでは、まず抗菌・抗ウイルス対策の現状や最近の取り組みを概観した後、このような特性を持つナノポリマーの構造や作用機序・効果・安全性等について解説し、ナノポリマーへの抗菌付与の実例、安全性確保のポイントについて解説、様々な製品への応用の可能性を示す。
健康な生活、農薬を使わない安全作物、ペットや昆虫観賞魚と暮らす豊かな安心安全生活の実現を目指し、生物共存の地球環境を取り戻したい。
受講対象・レベル
・自社製品・材料へ抗菌・抗ウイルス機能の付与を検討している研究者・技術者の方等
習得できる知識
・抗菌・抗ウイルス対策の現状
・安全で生分解性を持つ抗菌性ポリマーナノ粒子のしくみや応用について等
セミナープログラム
1.抗菌・抗ウイルス対策の現状
1-1 目に見えない菌とウィルスの恐怖
1-2 抗生物質耐性菌の出現と生活ハイリスク
1-3 消毒剤の役割と使い分け
1-4 防腐剤・保存剤の役割と安全性
1-5 地球環境への汚染と環境負荷
2.新しい取り組みと現況
2-1 植物成分による抗菌・抗ウイルス対策
2-2 昆虫成分による抗菌・抗ウイルス対策
2-3 菌やウィルスと親しい仲間づくりの発明と広がり
3.生分解性の抗菌性ポリマーナノ粒子の構造および機能・効果と安全性
3-1 抗菌性ポリマーナノ粒子の構造と抗菌作用機序
3-2 新しい作用機序の実証と抗菌活性相関
3-3 抗菌性ポリマーナノ粒子の諸特性
3-4 生物への安全性と土壌への安全
3-5 抗菌・抗真菌・抗ウィルス効果
3-6 生分解性の評価
3-7 抗菌作用の持続性とその評価
4. 抗菌性ポリマーナノ粒子の作製および設計・加工法
4-1 抗菌性ポリマーナノ粒子の材料と作製・抗菌性付与
4-2 抗菌性ポリマーナノ粒子の設計・加工法
4-3 抗菌性能を引き出すために必要なこと
5. 抗菌性ポリマーナノ粒子の応用・製品展開の可能性
〜生物共存と生活抗菌・実用性〜
5-1 素材への抗菌性付与
〜抗菌フィルム・シート、抗菌布、抗菌段ボール等〜
5-2 複合化商品開発
〜化粧品、抗菌スプレー、医療器具、衣類、日用品等〜
5-3 安心な農作物づくり
〜農薬、消毒洗浄剤等〜
5-4 安全なペット、昆虫、観賞魚用品
〜動物薬、飼料等〜
6.まとめ
<質疑応答>
セミナー講師
(株)ナノカム 本社 代表取締役社長 薬学博士 城武 昇一 先生
*ご略歴:
千葉大学医学部 文部教官(助手)「産科婦人科学講座」(-1986年度)
千葉市立病院 薬剤部長(1986年―1990年)
横浜市立大学医学部/大学院医学研究科・「薬物療法学」○合教員;文科省,1990年―2013年)
厚生省 厚生科学研究主任研究員(1994年度)
昭和薬科大学大学院客員教授「臨床薬学特論」M◯合教員,1998年-2004年);
横浜市立大学大学院医学研究科改組・「薬物療法学」○合教員(文科省)―2013年)
株式会社ナノカム設立・代表取締役(2011年9月-現在に至る)
横浜市立大学客員教授(2014年度)
高知大学医学部特任教授(-2018年度)
*ご専門および得意な分野・研究等:
化学療法/感染症薬投与設計/高分子設計/ナノテクノロジー
セミナー受講料
1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
-
ポリカーボネートとは?強度や加工性・難燃性は?アクリルとの違いも解説
ポリカーボネートは透明性が高く丈夫なプラスチック材料で、日用品をはじめ各種工業製品に幅広く使われており、私たちの生活に... -
-