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ワイヤレス電力伝送(WPT)の各種方式の紹介のほか、
電磁誘導/磁界共振方式ワイヤレス給電システムの回路構成や、
内部で使用している高周波用電力部品、
実装上の課題などについて説明します
セミナー趣旨
2017年9月にQi規格のワイヤレス充電を採用したiPhone8が発売されてから、
スマートホン用のワイヤレス充電台が電気店の棚に多数並ぶようになり、
ワイヤレス電力伝送(WPT)の普及が一気に進んだように思います。
xEV用のワイヤレス充電では、2019年2月にWiTricityがQualcommを吸収し、
コイルパッドの形状が円型(サーキュラ型)に統一される動きがありました。
また研究開発では、xEVへの走行中給電や、中長距離の空間伝送型WPTなどの活動が盛んにおこなわれています。
本講では、WPTの各種方式の紹介や、電磁誘導/磁界共振方式ワイヤレス給電システムの回路構成や、
内部で使用している高周波用電力部品、実装上の課題などについて説明します。
セミナープログラム
1.ワイヤレス電力伝送技術の概要
1-1 実用例、応用例、今後の展開
1-2 非放射型(電磁誘導方式・磁界共振方式、電界結合方式、空洞共振方式)
1-3 放射型(マイクロ波方式)
1-4 光給電方式
1-5 各方式と給電電力
1-6 磁界と電界と電磁波
1-7 周波数・波長と各方式の関係
2.電磁誘導方式/磁界共振方式の詳細
2-1 生成磁界と結合係数、kQ積、最大効率
2-2 コイルの形状
3.回路構成とSPICEシミュレーション
3-1 回路構成
3-2 送受電コイルと共振回路、結合係数
3-3 SPICEシミュレーション
4.効率と発熱、使用部品、実装上の課題
4-1 回路構成や部品選定のポイント
4-2 損失発生の原因と対策
4-3 高周波用電力部品
4-4 高周波電力の送電ロス低減策
5.マイクロ波送電(ビーム方式)
5-1 マイクロ波送電の歴史と現状
5-2 送信アンテナとビームフォーミング
5-3 レクテナ
6.標準化動向、電波法施行規則改正
6-1 海外標準化動向
6-2 国内標準化動向
6-3 業界基準の動向
7.漏洩電磁界対策、安全対策
7-1 基本波放射抑制対策
7-2 高調波抑制対策
7-3 受電側からの放射抑制対策
7-4 人体安全対策
7-5 FOD(異物検知)
7-6 LOP(生体保護)
8.応用例
8-1 EV/PHEVへの給電例
8-2 EVバスへの給電例
8-3 鉄道車両への給電例
8-4 工場などでの応用例
9.ワイヤレス給電実験用高周波電源の紹介
10.まとめ
【質疑応答 名刺交換】
セミナー講師
電気興業(株) 技術開発統括部 電気通信開発部 副参事 洲崎 泰利 氏
セミナー受講料
39,600円(税込、テキスト費用を含む)
受講料
39,600円(税込)/人
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