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QUESTION 質問No.66

ものづくり の道具

生産 商品企画7つ道具 | 投稿日時:
ものづくりに使う道具はなんですか。私にものづくりをみんなの前に発表したいですが、どんな風に発表すればいいでしょうか。発表を作るためにどんな情報をいればいいでしょうか。みんなにわかるように発表を作りたいですが、重要な点を送りしていただけませんか。
よろしくお願いいたします。


ANSWER
回答No1 | 投稿日時:

ものづくり技術研究所の濱田と申します。

ディヌシャさんの質問は、私にとって何気なく使っている「ものづくり」という言葉の意味が、何なのかを改めて考えるきっかけとなりました。

「ものづくり」は「物」を「作る」ですから、直接の意味は単純に材料を加工して製品を作るということです。ところが、自分の作ったものをお客様に使って頂くわけですから、いいものを作ってお客様に喜んでもらおうと、一生懸命努力すると思います。

あるレストランで、おいしい料理を作るために、独自の調味料で味付けを行ったり、他のお店にはない、独自の製法にこだわった材料を使ったりします。

このような工夫を積み重ねて独自のいい「物」を「作る」のが「ものづくり」と言うことだと思います。日本では、長年培った技能を受け継いだ職人といわれる人が、「日本料理」「日本建築」「陶器」など美しくて良いものを作ってきました。

同じように、工業製品でも職人たちによって伝統的な「ものづくり」が行われてきましたが、上記で述べたように、単純に機械で材料を加工するだけでなく、そこには磨き上げられた人の「職人技」が生きています。

日本が世界有数の工業国に成長したのは、自動車や家電など、優れた製品を作り上げてきた「職人技」であると言っても過言ではありません。ところがインターネット社会が到来し、デジタル化・システム化が進展した現在、従来からのものづくり手法である「職人技」だけでは、お客様の求める製品を作ることが難しくなってきました。

スマートフォンに代表されるように、本体やアプリはアップル、サムソン、小米などがシェア上位を占めるようになりましたが、一方日本はスマートフォン内部の構成部品であるIC、LCD、電子部品などのハードウエアの基幹部品ではトップシェアを占めるようになりました。

ただ、完成品に比べ、部品単体だけでは、企業は高い付加価値を得ることができないのも事実です。これからのものづくりは、「職人技」だけでなく、優れた商品の企画、設計からマーケティング、販売、アフターサービスなど、上流工程から下流工程に至るものづくりの流れを作ることが重要になっています。

ご質問の、「ものづくりに使う道具はなんですか。」
に対する一つの回答としては、
 ①積み上げられた企業独自の「職人技」
 ②その技をを身につけた「人材」
 ③お客様の求める商品・サービスをより速く、より安く提供する「仕組み」
 ④そして、各工程と、それを連携させる「組織力」
この4つが現代のものづくりにとって重要な道具(手段)だと思っています。




ANSWER
回答No2 | 投稿日時:

 ご質問の文面から判断すると、まだ、「ものづくり」が何か漠然とされているのではないでしょうか。筆者も、これに近い質問を何回も受けたことがありますので、回答例を用意しております。参考になれば幸いです。

 まず、ものづくりについての考え方を述べる前に、「ものづくりの道具」について、結論だけ先に述べておきます。狭義の捉え方では、生産の主要素である4M2Sで表現されるようです。つまり、Man(人:生産主体)、Material(材料:生産対象)、Machine(機械:生産手段)、Method(方法)、System(仕組み)、Space(場所)の意味です。広義の捉え方では、人、モノ、金、情報(ノウハウ:技術、マーケティング)、戦略、組織まで含める場合もあります。さらに、ものづくり.COMで扱われている「開発プロセスツール」も当然、ものづくりの道具になります。

 次に、ものづくりとイノベーションの係わりについて整理しながら、ものづくりとは何かについて述べます。

1.ものづくりとは
「ものづくり」とは何か。いろいろな定義が示されていると思われます。筆者は、「もの」と「つくり」を分けて考えることを提唱しています。なぜなら、ものづくりとは本来、消費者がワクワクするようなものを考えることと、それを製造することの2つの面があるからです。一般的には、「もの」を製品)と捉えているようです。「ものがたり」「もの思いにふける」といった言葉があるように、形あるものだけでなく、思いや考え方、アイデアも指しています。いっぽう、「つくり」は、その思いやアイデアを具現化するときのプロセスになります。製造業の「生産活動」に当たります。

2.イノベーションとは
では、「イノベーション」とは何か。三省堂の大辞林では、①技術革新、新機軸。②経済学者シュンペータの用語で、経済上の革新。経済成長の原動力となる生産技術の革新、資源の開発、消費財の導入、特定産業の構造の再組織などきわめて広義な概念を示すとされています。経済学者のシュンペーター(Schumpeter)は、広い意味での革新を意味するとして、次のように定義しています。
 ①新商品の開発や新機能の開発
 ②新しい生産方法の開発
 ③新市場の開拓
 ④原材料ないし半製品の新しい資源の獲得
 ⑤組織の改革

3.ものづくり=プロダクトイノベーション×プロセスイノベーション×市場・顧客とのマッチング
 ものづくりの定義とイノベーションの定義から、ものづくり≒イノベーションといってもよいのではないでしょうか。持続的な競争力を保つために、プロダクトイノベーション、プロセスイノベーションおよび市場・顧客とのマッチングを考え、高付加価値化・差別化を図っていくことになります。ここで、プロダクトイノベーションの意味は、斬新なデザインも含むブレークスルー型の製品開発や独自技術の組み合わせや多分野への応用を目指す「製品そのものの革新」になります。プロセスイノベーションの意味は、Q(品質)C(コスト)D(納期)プロセスの革新、モジュール化、セル生産などの「生産・流通過程の革新」になります。ある電気メーカーでは、これらを分かり易く説明するために、プロダクトイノベーションのことを表の競争力、プロセスイノベーションのことを裏の競争力と言い換えています。生産者がどういうこだわりでつくるかではなく、「お客様がワクワクするようなものがつくれるか」「現地のお客様の機能や価格等のニーズに合ったものがつくれるか」が重要になるわけです。例えば、機能や技術で差別化が図りにくい商品は、デザインで勝負が決まる時代でもあります。


 回答者:ぷろえんじにあ代表 粕谷茂







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