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QUESTION 質問No.117

会社の成長と社員の自己研鑽

全体/その他 人的資源マネジメント | 投稿日時:
奈良県で、各種酒類の製造・販売・商品開発をする会社を経営しております。従業員は、60名前後で推移しています。経営者が命令しなくても、社員自身が成長するための自己研鑽を惜しまないなら、会社は成長し、強くなります。黙っていても自己研鑽を積む社員を育てるには、何に留意し、どう促せばよいでしょうか。ポイントとなるところを、解説して下さい。



ANSWER
回答No1 | 投稿日時:

黙っていても自己研鑽を積む社員を育てるにはどうしたらいいか?
相手が人間だけに、ただ自己研鑽を促しても、難しい面があります。

ただ、経営者のお立場なので、その気になって頂けるなら実現はそう難しくないと思い
ます。

業務以外にテーマ(ノルマ)を与えることはできるだけ避け、日業業務の中で、自然
と自己研鑽が行えるよう仕組むことが重要です。
では、仕組むとはどのような事なのかをじっくりご説明したいと思います。

おっしゃられている通り、社員自身が成長することによって会社は強くなりますから、
まず社長自ら、将来の強い会社のあるべき姿を描き、全社員に明示する必要があります。
具体的には、経営理念、ビジョンと言われるもので、それを基に中長期経営計画、経営
目標を作成します。一般に方針管理、方針展開と言われるものです。

目標が定まれば、どのようなスキルや経験を積んだ社員が求められるかが明確になって
来ます。逆に会社の方向が定まらなければ、社員もどの方向へ進んだらよいか分からず
自己研鑽意欲をなくすことになります。

将来に向けて、人材を育成するに当たり現状の人材のレベルを測り、望む人材像との
ギャップを個人別に明らかにします。(人材マップ・スキルマップ)
これにより、社員は身に付けなければならないスキルを自覚し、自主的に自己研鑽に励む
ことができるようになります。

社長は社員に対して、成長しようとしている社員を積極的に物理的、精神的支援を行い
ます。(例えば外部研修への推薦制度、信賞必罰制度、人事査定制度等)

社員を動かすには、社長が率先して動き、会社の成長の道筋をしっかりと描き、社員成長
のための仕掛けづくりをどうするかを考え、実行に移していく必要があると思います。




ANSWER
回答No2 | 投稿日時:

 人財開発戦略、教育プログラム構築、キャリアカウンセリング、人財開発コンサルティングなどに携わってきた経験から、できるだけ簡潔に、留意点をアドバイスします。結論を体系的に述べれば、Q&A「84 自律性を持たせるには」とほぼ同じです。ここでは、より具体的に理解していただくために、筆者が行っている社員を自律化するためのセミナープログラムのアウトラインを紹介します。ただし、職種によって、部分的に変えています。参考にしていただければ幸いです。

<目的>
 変化の激しい時代には、スキルや経験を伝授すること以上に、キャリアが陳腐化するため、自律的な思考行動特性が最重要である。何のために仕事をするのか、成果を上げることはどういうことかなどを自分自身で考えて行動する必要がある。セミナーでは、会社の経営理念や価値観、自身の価値観を融合させ、企業の中での技術者の役割を認識し、価値判断力を磨き、基本的仕事の進め方を身につける。また、自律的な社員となるためのモチベーションと気付きも付加される。つまり、仕事の基本を体系的に学ぶことで、自己流のOJTからムダを排除でき、会社と個人の付加価値を高めることを狙っている。

<セミナープログラム概要>
(1)企業の目的と役割の再確認
  社長から社員までの役割をブレークダウンさせた方針展開表を作成する。
(2)仕事のプロセス
  ムダのない体系的な仕事の進め方を考える。
(3)求められる価値観
  求められる社員像の明確化と社員個人の価値観をセルフアセスメントし、そのギャップを考える。
(4)仕事に必要な必須能力
  コミュニケーション能力、問題解決能力、チーム力等の重点能力の必要性を理解する。
(5)判断基準
  お客様とは、マーケティングの基本、コンプライアンス等を確認する。
(6)行動基準
  研究・開発技術者、設計・生産技術者、製造・品質管理技術者、ソフトウェア技術者等役割に応じた行動基準を確認する。
(7)企業規模に適合させた社員のキャリアデザインの作成
  必要に応じて個別のキャリアデザインを描く。

<補足事項>
 その他に、会社の仕組を変えることで、社員の自律性を向上できる可能性もあります。例えば、次のような社員のモチベーションを上げるための施策が考えられます。
(1)できるだけキャリアデザインとリンクさせたセミナーや職業訓練に積極的に参加させる。
(2)資格手当を拡充する。業務に直接関連なくてもOKとする。なぜなら、企業は、いつ廃業するかわからない時代でもあるため、社員の自律を促す動機づけとなる。
(3)メリハリのきいた褒章システムを備えた提案制度を構築する。自分たちのアイデアが実現できることで、自律的に思考できる社員への動機づけにつながる。


 回答者:ぷろえんじにあ代表 粕谷茂







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