VRとものづくり

 
  
 
 ものづくりの現場でVR:Virtual Realityが使用され始めていますので、VRとものづくりの関係を整理して、解説します。
 

1. VRの活用事例

 VRを活用したものづくり現場の利用場面としては、自動車産業などは30年以上前から実施されているようですが、中々その実態は明らかにされません。
 
 最近色々なツールが出てきており、今後ものづくりで活用の場面も多くでることが想定されます。但し、ツールが高価で効果も限定的ですので、まだ一般的ではありません。
 
 しかし、次のような場面での活用が期待されています。
 
 (1) 原子力発電所の事故現場など、人間が近づけないような場所での作業や修理トレーニングを仮想環境で実施するような場合
 
 (2) 組み立て作業やメンテナンス作業のトレーニングでの活用。
 
    例えば、ジェット機など内部構造やエンジン構造の理解とメンテナンス・トレーニング
 

2. VRを活用する際の情報の流れ

 3D-CADで設計→シュミレータで設計検証→VRツールで組立・保守トレーニング。などのステップでデータ連携し、実機を試作することなく量産化までのステップを行うことが可能となります。
 
 このようなデータを活用すれば、VRだけでなく、AR(Augmented Reality:拡張現実)や3Dプリンタ、タブレットでの動画マニュアルなど様々な用途が可能ですが、VRから論点が外れてきますので、この程度にとどめておきます。
 

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3. VRツールの例

 次にものづくりで活用されているツールを紹介します。
 
  •  ホログラフ ディスプレイ ZSPACE
  •  4面立体視システム iCUBE
  •  ミックスド リアリティ システム MREAL
  •  VPS(Virtual Product Simulator) 富士通
 
  ✳VPSはシュミレータでいわゆる「フロントローティング」のためのツールです。(VRとは違いますが、参考です)
 
 最近は、ものづくり関係の展示会などでは、上記以外のVRツールも多く展示やデモが行われています。この分野は最新の情報収集が重要です。
 

この記事の著者

野中 帝二

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