標準作業 流れ生産:ジャスト・イン・タイム生産(その64)

 

◆【特集】 連載記事紹介連載記事のタイトルをまとめて紹介、各タイトルから詳細解説に直リンク!!

 

【実践編 第4章目次】

第4章 標準作業で作業のムダを取る

1. 標準作業で作業のスタンダードを設定する←今回の記事
2. 動作分析で作業のムダを取る
3. 自働化と人離しで作業者の負担を減らす
4. 生産を守る保全・安全の取り組みを進める
5. 「目で見る管理」で現状をオモテ化する

【この連載の前回:流れ生産:ジャスト・イン・タイム生産(その63)へのリンク】

 

1. 標準作業で作業のスタンダードを設定する

生産基準に必要な要素と、現状分析をもとにした標準作業の設定手順を説明します。前回の(1)標準作業とは何か?に続けて解説します。

 

(2)標準作業の設定手順

◆現状をオモテ化する

標準作業の設定は、現状作業を把握することから始めます。これを「オモテ化する」といいます。はじめに、対象範囲の作業と作業順序を洗い出し、一連の作業内容の時間観測を行います。

 

続いて、それぞれの作業単位の時間と対象範囲の一連の作業時間(サイクルタイム)を設定します。

 

◆標準作業の設定手順

標準作業は、タクトタイム・作業順序・標準手持ちの3要素について、生産現場の監督者がこのように改革したいという内容を設定します。設定作業は、次の3つの表を使いながら進めていきます。

 

・手順1.部品別工程別能力表の作成

部品別工程別能力表は、工程ごとに現状の加工能力を見るための表で、これが、すべての標準作業のベースとなります。新たに標準作業を設定する場合、まず、現状で行なわれている工程順序・工程名称を記入のうえ、それぞれの作業にかかる時間を計測して、加工能力を計算するという手順でまとめます。次の2つ...

の作業票は、この書類をもとにして作成します。

 

表.部品別工程別能力表

 

次回に続きます。

【出典】古谷誠 著 『会社を強くする ジャスト・イン・タイム生産の実行手順』中経出版発行(筆者のご承諾により連載)

 

◆関連解説『生産マネジメントとは』
 

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