前回は、コンフィギュレーション・マネジメントの概要やプロジェクトマネジメントの中での位置づけについてお話しましたが、今回はその実践などについて解説致します。
3.コンフィギュレーション・マネジメントの実践
3.1 コンフィギュレーション・コントロールと変更管理
プロジェクト活動には目標そのものを実現していくプロセス(成果物創出)と、目標に向けてどう進めていくかをコントロールしていくプロセス(マネジメント)がありますが、コンフィギュレーション・マネジメント(構成管理)は、いずれのプロセスにおいても適用され、その成果物と仕様(構成、特性、実現手順、仕組み、ルールなど)の管理に主眼がおかれるコンフィギュレーション・コントロールと、プロジェクト活動の中で出てくる各種変更要求に直接対応する管理行動である変更管理を実行することになります。