セラミックスから食品へ 特許活用によるイノベーション創出(その5)

 

【特許活用によるイノベーション創出 連載目次】

   

 前回の富士フイルムの例は有名な例ですので、別の例を取り上げて見ます。

 知人のセラミックスの粉砕(微粒化)技術の専門家は、ある食品の粉砕(微粒化)分野に着目し、食品の微粒化に応用し、ある食品において吸収の良い素材、いままで廃棄していた素材の活用を見出し、新規事業を成功させています(2000年頃)。どちらかというとご自身のコア技術をもとに起業したようなイメージです。

 知人はこの組み合わせに関しては、異業種交流会の場からのセレンディピティであるが、この事例を2000年以前の特許からの筆者が検索したところ、同様の結論を得ることができました。

 個人の技術からスタートですのでSTEP1は自社特許ではなく、自身の保有技術になります。

STEP1 自分のコア技術を定義する ここが前回と異なります
   ↓
STEP2 ターゲットとする分野/領域を抽出
   ↓
STEP3 キーワー...

ドを掛けあわせて、特許の検索と読み込み
   ↓
STEP4 テーマの選定とシナリオ作成
   ↓
 実行 

具体例を上げて図に示します。

  

次回はこの例を特許を検索して考えてみます。

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