五感で伝える威力は絶大!(初級編) あなたも一瞬で「技術が伝わる」エンジニアになれる(その4)

 
  
 

 

【あなたも一瞬で「技術が伝わる」エンジニアになれる 連載目次】

1. 会話を「技術を世に出すために役立つツール」として活用するには

2.「出会って30秒で仲間のように話せるラポール」を身に着ければ安泰!(初級編)

3.「話題や相手の気持ちを考えなくても」喜ばれる会話ができる!(初級編)

4. 五感で伝える威力は絶大!(初級編)

5. 相手が自ら動く、たった1行の魔法の言葉(中級編)

6.「あの人は毎回フラフラと言うことが変わって困る」という場合の会話法(中級編)

7.「ネガティブな内容が含まれる報告書、企画書、認可書類を一瞬で合意する」形容詞化戦略(上級編)

 

1. 五感で伝える効果

 
 前回までに、エンジニアが、最初からNo.が決まっている「相手に正しいことを認めさせる」会話に代えて、出会って30秒で仲間のように話せるラポールを取り入れることの重要性についてお話ししました。また、「話題や気持ちを考えずに」自分の価値観ではなく相手の価値観で話す方法についてお話ししました。
 
 以上の2つがあれば「会話の内容」で衝突や相手の怒りを引き起こすことはなくなります。今回お話しするのは「五感で伝える」の効果について、です。以降で説明しますが、「会話の内容」より影響が大きいのですが、取り入れているエンジニアはほとんどいません。それだけに、「五感で伝える」ができれば他者を大きくリードすることが可能です。
 

2. とても大きい印象の力

 
 言葉に比べると映像は圧倒的に情報が多く、私たちは無意識に「見た目」から大きな影響を受けています。エンジニアは内容を重視しますが、「見た目」+「内容」ができると最強の組み合わせです。
 
 いい内容を創る力は短時間で出来上がりませんが、見た目は短時間で出来上がります。すでに技術力ができているエンジニアにはお得な練習だと言えます。
 
「でも、私は美男美女じゃないから・・・」大丈夫です。
 
 私もそうですが、美男美女でなくても、これから紹介する4点をマスターすれば印象の力を味方にできます。
 
 笑顔、頷き、目線、姿勢です。
 

3. 自宅でできる笑顔、頷き、目線、姿勢の練習

 
 自宅で練習する場合は、鏡を見て練習してください。
 
 笑顔は、口角を上げること。ミッキーマウスは口角が思いっきり上がってます。頷きは、15cm以上。自分で頷いていると感じていても、相手から見れば1/3くらいにしか見えません。しっかり頷きましょう。
 
 目線は、相手の目を見ること。相手の目を見続けるのはマナー違反だと教えられている方が多いのですが、これも逆です。ただし、無表情で頷きもなく凝視するのは不気味です。最初は30秒、一分くらいでいいので練習しましょう。
 
 最初は大変ですが、すぐに慣れます。
 
 最後は姿勢です。肩の位置が落ちないことと背筋を伸ばした時に腰が前に出ないように注意します。いずれも鏡で練習すると「ミラクルショット」が見つかりますから、それを再現できるようにがんばりましょう!職場や街で自分を振り返る人がでてくるようになります。そうしたら合格です!
 

4. 感情を復活させる!

 
 先ほどご紹介した4点が自動的にクリアーできて、実践練習が心から楽しくなる方法があります。それは「感情の復活」です。
 
 エンジニアは「感情を持ち込むな」と教えられていますが、これも現実は逆です。
 
 例えば、無表情で淡々と話す人が新製品の説明をするのと、松岡修造氏が熱く新製品の説明をするのとなら?どちらが相手に届くか分かりますよね。松岡修造氏の動画を見て頂くと、「音声を消しても」そうなんだ!と納得してしまうことが分かります。理想の伝え方は「言葉がなくても伝わる状態」+「内容」なのです。
 
 感情の復活は効果が大きいため、我々が話し方の練習をする際に、かなりの時間を割り当てています。
 
 例えば、「ダイエットをしている人に、言葉なしでカロリーの高いスニッカーズを受け取ってもらう」などで練習しています。スニッカーズを差し出すと、最初はNo.だったのが、当たり前のように受け取ってもらうえようになります。4時間くらいの練習...
です。感情が復活すると、解決のための合意や契約の成約率が目立って上昇します。
 
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 今日はここまで。「笑顔、頷き、目線、姿勢を練習する」と「理想の伝え方は「言葉がなくても伝わる状態」+「内容」」を覚えて下さい。
 
 次回はいよいよ中級編。「人が自主的に動くようになる、たった1行の魔法の言葉」です。説得して「分かりました」と返事をもらっても期限が来たら作業してくれていない・・・、そんな状況を解消したい方は読んでみて下さい。
 
 ※本解説は「最強のエンジニアになるための話し方の教科書」から一部を抜粋、加筆したものです。
 

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