課題解決チャートを使うには

 会社は多くの問題を抱えています。その種類も多く、多岐に亘りますが基本的な考え方をお話しします。

 まず、問題とは目標と現状とのギャップをいいます。欲しくて買った商品は、壊れないで正常に使うことが目標となり期待されますので、故障したり、機能が劣化すると問題であると普通認識されます。このような問題が発生すると原因はなにか、対策はどうするかを考えますが、この解決方法として問題解決型QCストーリーなどの手法があります。

 一方、世の中にない新たな新製品を開発したい場合はどう考えるとよいでしょうか。このような事柄は、課題と称しています。そして、この課題解決を効率的に解決する方法に課題達成型QCストーリーと言われる方法があります。

 

このように原因を追究する問題と新しい世の中にない製品などを生み出す課題解決を同時に行いたい場合がでてきます。

 このような問題解決に対して1994年に提案したのが、図1に示す統合型課題解決法です。

 この図でステップを説明します。解決したいテーマを決め、取り上げた理由、活動計画を明確にします。次に、テーマに関するいろいろな現状を把握します。次に、テーマに関し目標を設定します。次が2つのケースに分かれますが、問題の原因を解析したい場合は解析のステップを実施します。一方、目標に対し新製品を開発したい場合は、いろいろなアイデアを構想する構想ステップを経由します。次が対策立案のステップで、解析して原因が明確になったことに対する対策や構想から得られた対策を決めます。次に、対策を実施し、目標を達成したかどうかの効果の確認を行います。目標が達成されると、その方法を歯止めと標準化ステップで文書及び記録として残します。そして、最後は、反省と今後の計画に繋げます。

 以上が一連の手順であり、このように考えていくと、統合型課題解決が効率よく達成できます。

  

 図2は課題解決チャートと称し、図1の基本に若干必要に応じてプラスして図式化したものです。事例として、95年式の乗用車開発を取り上げました。

 これは、従来車の問題は解決する、新しい技術としてワイパーのない車を開発したい。これらを効率良く開発したいというケースです。

 このように課題解決チャートを使う事で、目で見える管理を行いながら全貌を知ることが可能となります。トライしてみませんか。


この記事の著者

及川 忠雄

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