TRIZ によるロジカルアイデア創造法(その9)

 

(3) 異分野の知識の活用

◆TRIZの説明ページへのリンク
 
 3つ目は、異分野の知識の活用です。TRIZトゥリーズは、250万件の特許情報の分析で得られた、これまでの問題解決に活用された知識ベースを持っています。
 
  では、ここで皆さんに質問です。「液体を動かす方法」を思いつく限り挙げてください。「振動させる」、「渦を巻く」、「毛細管現象を利用する」・・・・。 おそらく10ぐらいで行き詰ったのではないでしょうか。 TRIZトゥリーズに組み込まれている知識データベースで液体を動かす方法を検索すると以下のような方法を提案してくれます。
 
               
 
 このように、自分達が知らない知識を使って、問題解決を図ることも時には必要になります。また、「発明のレベル」という見方での特許の分類もあります。
 
    第1レベル:誰でもが思いつくレベルの解決策。矛盾が存在しない。(全体の32%)
    第2レベル:システムの限定的な改良。 (同45%)
    第3レベル:システムの抜本的な改良。同一分野での解決策。 (同18%)
    第4レベル:新しいシステムの創造。異分野の知識の活用による解決策。(同4%)
    第5レベル:全く新しい知識の発見 (同1%以下)
 
 当然、レベルが上がるほど実現への技術的な難易度も高くなりますが、特に新しいシステムの創造はほとんどの場合、異分野や他事業からもたらされたのです。
 
 自分が経験してきた知識世界だけでしか考えられない事をTRIZトゥリーズでは「心理的惰性」といい、技術者の創造性を大きく阻害するものと扱います。いわゆる「柔らか頭」が必要なのです。
 
 私の好きな言葉に「素人のように考えて玄人として実行する」があります。豊富な知識経験を持った玄人がそれこそ「素人のように」考えることができたら、すばらしいアイデアが生まれそうだと...
思いませんか。
 
 次回は、TRIZ によるロジカルアイデア創造法(その10)として、第3章:問題解決のアイデアを出してみようを解説します。
 
 

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