樹脂の水系化/水性化技術 ~実製品での問題点改善と要求品質の確保~

宮田 進也 (中央理化工業(株))他

構成

発刊:2009年6月 体裁:B5判 519ページ

分野

固有技術 > 高分子・樹脂技術

価格

75,900円 (税抜 69,000円) 1点 在庫あり

商品説明

『水系化・水性化技術』

◆ベースポリマーの水性化
 樹脂ごとの置換基導入や分子構造設計が分かる
 アクリル、エポキシ、ウレタン、フッ素、メラミン樹脂、シリコーン・・・
◆粘性、塗装安定性、水中安定性、
  樹脂から見た最適配合と品質性能向上
◆水系での分散・乳化処方 
  安定性の評価から分散剤の選定・活用法
  樹脂エマルションの製法とその特性
◆水系での硬化・架橋メカニズム
  溶剤への不溶化機能を最適に付与


『実製品における品質・プロセス改善』

★塗料、インキ、粘・接着剤・・・製品品質の向上
   塗膜表面の機能をどのように保つのか
    高耐水性/耐候性/防食性/塗膜外観・・・
   接着性を落とさずに水性化するには
★水系での乾燥・コーティングプロセス
 乾き難い「水」を効率良く乾燥させるには
★水系用添加剤の選定・活用法とその配合処方
  粘度調整剤、消泡剤、防錆剤、防腐剤、
   各種界面活性剤・・・
★消泡・脱泡技術
   ~水系が泡立ち易いという問題をクリア

発刊にあたって

宮田 進也 (中央理化工業(株)) 城野 孝喜 (日本ポリウレタン工業(株))
木村 功  (旭硝子(株)) 大沢 芳人 (信越化学工業(株))
平澤 朗  (トッパン・フォームズ(株)) 新井 啓哲 (東海カーボン(株))
橋詰 良樹 (東洋アルミニウム(株)) 坂本 恵一 (日本大学)
生方 誠  (楠本化成(株)) 川西 洋介 (エボニックデグサジャパン(株))
近藤 元  (テイカ(株)) 坂田 和彦 (アーチ・ケミカルズ・ジャパン(株))
鈴木 雅和 (チバ・ジャパン(株)) 松本 昭  (関西大学)
合屋 文明 ((株)東レリサーチセンター) 稲垣 勝美 (日本サイテックインダストリーズ(株))
川口 正美 (三重大学) 立元 雄治 (静岡大学)
髙島 久継 ((株)奈良機械製作所) 井出 武雄 (富士電波工機(株))
水野 民雄 (サンデーペイント(株)) 小田 純久 (サイデン化学(株))
津山 武志 (東洋インキ製造(株)) 中山 雍晴 (元関西ペイント(株))
大岡 祐子 (菊水化学工業(株)) 増田 道広 ((株)トウペ)
森田 寛  (住化バイエルウレタン(株)) 楊原 武  ((株)アドマテックス)
瀬戸 智行 (菊水化学工業(株)) 田村 昌隆 (ロックペイント(株))
井上 富男 ((株)アドマテックス) 山村 方人 (九州工業大学)
高尾 道生 (元東京インキ(株)) 山田 雅章 (静岡大学)
戸崎 裕  (日東電工(株)) 井上 雅雄 (コニシ(株))

内容紹介

第1編 水系化における樹脂/顔料/添加剤の最適配合技術とプロセス改善事例

第1章 特性を踏まえた樹脂の構造設計と水性化
~溶剤系との違い・用途展開を踏まえて~


第1節 アクリル樹脂の水系化と品質性能の向上方法
1.アクリル樹脂の特性・性能・種類
2.アクリル樹脂の水系化のための手法と物性向上のための樹脂設計
3.ポリマー粒子の安定化手法とその評価
 3.1 樹脂の安定化手法
  3.1.1 吸着層と結合層
  3.1.2 荷電層と水和層
  3.1.3 外部からの刺激と保護層の選択によるポリマー粒子の安定化
   (1)物理的安定性
   (2)化学的刺激
4.アクリル樹脂系エマルジョンの用途展開・可能性

第2節 エポキシ樹脂の水性化と品質性能の向上方法
1.エポキシ樹脂の合成法・反応性・特性
 1.1 エポキシ樹脂の合成法
 1.2 エポキシ樹脂の反応性
  1.2.1 酸無水物による硬化反応
  1.2.2 ホルムアルデヒド付加縮合系硬化用樹脂による硬化反応
 1.3 エポキシ樹脂の特性
2.エポキシ樹脂の水性化手法、物性向上への樹脂設計
 2.1 水性化手法と塗膜物性への影響
  2.1.1 多塩基酸エステル化によるカルボキシル基の導入
  2.1.2 非加水分解カルボキシル基の導入
 2.2 アクリル樹脂変性法によるカルボキシル基の導入
  1)エステル化法
  2)グラフト法
  3)直接重合法
  4)転相乳化法
 2.3 酸無水物変性法による水溶性樹脂の調整
3.保存安定性手法と水分散性の評価
 3.1 粘性挙動
 3.2 保存安定性
 3.3 塗装安定性
4.用途展開、可能性

第3節 ウレタン樹脂の水性化と品質性能の向上方法
1. <長所、短所を踏まえた>特性・性能・種類
 1. 1 ポリイソシアネート原料
 1. 2 ポリオール原料
 1. 3 鎖延長剤
 1. 4 親水化剤
2. 水系化のための手法と物性向上のための樹脂設計
~樹脂の水溶化手法やエマルション化における調製・安定性向上などを踏まえて~
 2. 1 製造手法
 2. 2 PU樹脂の動的粘弾性挙動とその効果
 2. 3 PU樹脂内部架橋とその効果
 2. 4 PUDの塗膜、フィルム形成時の粒子融着性とその効果
 2. 5 PU樹脂の親疎水性制御
 2. 6 粒子間架橋
3. 樹脂の長期分散安定性化方法と水分散性の評価
 3. 1 ポリカーボネートジオール(PCD)の有用性
 3. 2 コア / シェルタイプPUDのブレンドタイプとの水中安定性比較
 3. 3 PU樹脂の耐候(耐光)性
4. 用途展開・可能性

第4節 フッ素樹脂の水性化と品質性能
1.フッ素樹脂の特性
 1.1 フッ素樹脂
 1.2 塗料用フッ素樹脂
2.水性塗料用フッ素樹脂
 2.1 水性フッ素樹脂の一般物性
 2.2 水性フッ素樹脂の種類
 2.3 水性フッ素樹脂の塗料配合と塗膜性能
 2.4 水性フッ素樹脂の問題点と対応策

第5節 シリコーン樹脂の水性化
1.水性化シリコーンの分類
2.水溶性シリコーン
3.シリコーンエマルジョン
 3.1 シリコーンエマルジョンの製造方法
  3.1.1 機械乳化法
  3.1.2 乳化重合法
   (1)平衡化反応
   (2)縮合反応
   (3)付加反応
 3.2 シリコーンエマルジョンの分類
  3.2.1 シリコーンオイルのエマルジョン
  3.2.2 シリコーンゴムのエマルジョン
  3.2.3 シリコーンレジンのエマルジョン
  3.2.4 その他のシリコーンエマルジョン
4.溶剤タイプとの比較

第6節 ポリビニルアルコールの架橋と物性制御
1.木材用接着剤原料としてのPVA
2.変性や架橋によるPVAの物性制御
 2.1 架橋による物性制御
 2.2 PVA水溶液中のpMDI分散性とPVAの架橋密度
 2.3 水および有機溶媒で溶解したPVAのPMDIとの反応

第2章 水性顔料分散体の要求品質の確保とその評価
~分散安定化、分散性向上を踏まえて~


第1節 水系での顔料分散課題
1.分散と分散を阻害する要因
2.顔料分散の課題
 2.1 ぬれ性
 2.2 解砕
  2.2.1 ビーズミル
  2.2.2 ボールミル
  2.2.3 ロールミル
 2.3 分散安定化
  2.3.1 界面電位と樹脂吸収層による反発力
  2.3.2 分散剤
  2.3.3 立体障害効果

第2節 顔料の配合設計と表面処理方法
1.顔料の配合設計
 1.1 顔料の種類
 1.2 呈色のメカニズム
 1.3 分散剤と配合設計
2.表面処理技術2)
 2.1 無機顔料
 2.2 有機顔料
  2.2.1 ロジン処理
  2.2.2 ロジン処理の方法
  2.2.3 効果
 2.3 ポリマー処理
  2.3.1 ポリマー処理の方法
   (1)in situ重合法
   (2)コアセルベーション法
 2.4 顔料誘導体処理
 2.5 プラズマ処理
 2.6 紫外線処理

第3節 水媒体への分散性を向上させるための手法と評価方法
1.分散状態の考え方
 1.1 分散安定性の理論
  1.1.1 DLVO理論
  1.1.2 高分子吸着による安定化理論
2.評価方法
 2.1 分散度の評価
  2.1.1 直接的方法(粒度分布測定)
   (1)動的光散乱法(レーザー回折散乱法)
   (2)コールター法(細孔電気抵抗法)
   (3)顕微鏡法
   (4)沈降速度法
   (5)超音波減衰分光法
  2.1.2 直接的方法(ゼータ電位測定)
  2.1.3 間接的方法

第4節 長期分散安定性を確保するための手法
1.分散安定性の重要性
2.界面活性剤
 2.1 イオン性界面活性剤
 2.2 陰イオン界面活性剤と陽イオン界面活性剤
 2.3 イオン性界面活性剤の吸着と分散・凝集作用
3.インクジェットインキ
 3.1 インクジェット方式と特徴
 3.2 顔料系インキの分散と安定性

第5節 水性顔料分散技術の具体的な事例
第1項 顔料分散体の物性とカーボンブラックの関係
1.CBについて
2.CBの基本特性
 2.1 一次粒子の微細構造
 2.2 基本粒子径(一次粒子)
 2.3 比表面積
 2.4 ストラクチャー
 2.5 アグリゲート(凝集体)
 2.6 化学組成と表面官能基
3.CBの親水化
 3.1 分散剤について
 3.2 自己分散型CBについて
  3.2.1 酸化反応
4.カーボンブラックの特性と自己分散型CBの物性
 4.1 自己分散型CBの粘度
 4.2 自己分散型CBの粒度分布
 4.3 自己分散型CBの黒色度
 4.4 自己散型CBの沈殿残渣率

第2項 水性塗料用アルミニウム顔料の表面処理
1.アルミニウム顔料について
 1.1 アルミニウム顔料の性質
 1.2 アルミニウム顔料の種類
 1.3 水性塗料用アルミニウム顔料の要求品質
2.水性塗料用アルミニウム顔料の表面処理
 2.1 有機皮膜処理
 2.2 無機皮膜処理
 2.3 樹脂コート処理
 2.4 塗料製造工程での反応抑止

第3項 顔料分散型水性インクでのカラーフィルター製造方法
1.顔料
2.水溶性塗料と顔料の分散
3.カラーフィルター用フォトレジスト
4.カラーフィルター色素
5.カラーフィルター色素の評価

第3章 <要求品質の実現に向けた>添加剤の最適配合

第1節 水性塗料用レオロジーコントロール剤
1.各種流動とずり速度
2.レオロジーコントロール剤
3.水系レオロジーコントロール剤の効果

第2節 水系塗料処方での消泡・脱泡剤
1.泡がもたらす問題
2.泡の生成
3.マクロ泡とマイクロ泡 -最大の識別特徴はサイズ
4.マクロ泡と消泡剤
 4.1 マクロ泡の形態
 4.2 マクロ泡の消泡原理
 4.3 非湿潤
5.マイクロ泡と脱泡剤
 5.1 マイクロ泡はどのように形成されるか?
 5.2 塗膜のマイクロ泡の発生を予防するにはどうしたらよいか?
 5.3 脱泡剤はどのように作用するか?
6.消泡剤と脱泡剤の形態
 6.1 どのような物質が水性塗料で消泡効果を発揮するか?
 6.2 どのような物質が脱泡剤として有効か?
7.どのような実用試験が有意義か?
 7.1 消泡剤試験
 7.2 脱泡剤試験 
  7.2.1 厚膜形塗装の試験

第3節 防錆顔料 ~添加による品質コントロール方法を踏まえて~
1.防錆顔料の特性
 1.1 防錆顔料の特性
 1.2 防錆顔料の種類
 1.3 トリポリリン酸アルミ系防錆顔料
2.防錆顔料の用途
 2.1 防錆顔料の用途
 2.2 防錆顔料の選択
3.水系塗料使用での問題点と対策
 3.1 水系塗料での安定性
 3.2 水系塗料での防錆性
4.水系塗料用防錆顔料

第4節 防腐剤 ~防腐剤の最適配合~
1.腐敗発生の原因
 ・細菌
 ・カビ
 ・酵母
2.防腐剤
 2.1 防腐剤の種類
 2.2 防腐剤の選定方法
  (1)試験方法
   a)試験前準備
   b)評価試料の作成
   c)接種菌
   d)準備した試料に対して2 %の接種菌を接種する(必要に応じて接種菌量を増やす)
   e)接種した試料を恒温器に入れて培養し、接種1週間後に画線塗抹法または生菌数測定を行な微生物の残存状態を確認する
   f)接種1週間後に腐敗品または接種菌液を再接種(2回目接種)する
  (2)評価方法
   a)画線塗抹法
   b)生菌数測定法
 2.3 新しい複合防腐剤
3.防カビ剤

第5節 紫外線吸収剤・光安定剤~添加による品質のコントロール方法を踏まえて
1.特性・用途
2.配合設計技術 材料・用途による違い
3.UVA・HALSの添加と耐候性の向上
4.添加による利点と、難点の改善

第2編 水系化に関わるプロセスの最適化とその評価事例

第1章 水系における架橋・硬化技術

第1節 架橋・硬化技術の基礎・基本~架橋反応機構~
1.ゲル化理論
2.材料設計の基盤となる多官能ビニル架橋重合反応機構
 2.1 FS理論の多官能ビニル架橋重合系への応用
 2.2 多官能ビニル架橋重合のベースとしての理想的ネットワーク形成
 2.3 ミクロゲル化-ビニル系架橋樹脂の不均質性の根源-
3.NPPのキャラクタリゼーション
4.設計・合成されたNPPをモジュールとする“架橋システム材料”の構築
5.逐次型架橋重合によるNPPの設計・合成

第2節 反応条件と具体例
1.塗料の反応条件概要
 1.1 樹脂自己架橋と架橋剤による架橋 
 1.2 水系における架橋の特徴 
 1.3 架橋反応推進手段
2.常温乾燥
 2.1 常乾1液架橋 
  2.1.1 酸化硬化性水性1液速乾塗料 
  2.1.2 架橋によるラテックス塗膜のグレードアップ 
 2.2 常温2液架橋 
  2.2.1 水性ウレタン塗料 
  2.2.2 水性エポキシ塗料 
  2.2.3 ラテックス樹脂の2液架橋 
3.強制乾燥 
 3.1 カルボキシル基―カルボジイミド 
 3.1 アルコキシシリル基の縮合 
4.加熱乾燥
 4.1 メラミン架橋系 
 4.2 ブロックイソシアネイト架橋系 
5.UV乾燥 
 5.1 ラジカル重合 
 5.2 付加反応

第3節 水性塗料における組成・化学構造の分析
1.合成樹脂の水溶性化方法
 1.1 アニオン型
 1.2 カチオン型
 1.3 ノニオン型
  1.3.1 ポリエチレンオキシドによる水性化
  1.3.2 アミド基の利用
  1.3.3 その他水酸基の利用
2.水性化助溶剤
3.造膜剤

第4節 メラミン硬化
1.メラミン樹脂
2.主剤樹脂との反応
3.メラミン樹脂の構造
 3.1 メラミン樹脂の官能基の構造
 3.2 メラミン樹脂の自己縮合の度合い
 3.3 メラミン樹脂のアルキル基の種類
4.硬化触媒
5.水系への応用

第2章 水系における乳化技術
1.低分子乳化剤による乳化
2.高分子乳化剤による乳化
 2.1 HPMC水溶液による乳化
 2.2 PNIPAMによる乳化
3.固体粒子による乳化
 3.1 親水性シリカ粒子による乳化
 3.2 高分子を物理吸着させた親水性シリカ粒子による乳化
  3.2.1 HPMCを物理吸着した親水性シリカ粒子による乳化
  3.2.2 PNIPAMを物理吸着した親水性シリカ粒子による乳化
 3.3 PNIPAMを物理吸着した疎水性シリカ粒子による乳化

第3章 水系における乾燥技術と最適乾燥条件

第1節 水系における乾燥技術
1.乾燥方式
2.乾燥過程
3.熱風乾燥時の乾燥速度と材料温度
 3.1 湿度
 3.2 湿球温度
 3.3 乾燥速度

第2節 合成樹脂の乾燥と適用例
1.乾燥機の種類と最適機種選定
 1.1 乾燥機の種類
 1.2 最適機種選定
  1.2.1 乾燥品の仕上がり状態の問題
  1.2.2 粉体の付着の問題
  1.2.3 乾燥品の固結問題
  1.2.4 微粒子である場合の問題
  1.2.5 装置排気系の問題
  1.2.6 粉粒体材料乾燥装置選定のチェックポイント
2.4大汎用合成樹脂の乾燥
 2.1 PVC(塩化ビニール樹脂)
 2.2 PP(ポリプロピレン樹脂)
 2.3 PE(ポリエチン樹脂)
 2.4 PS(ポリスチレン樹脂)
3.モディファイアー樹脂の乾燥
 3.1 ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)
 3.2 MBS(メチルメタクリエート・ブタジエン・スチレン)
4.エンジニアリングプラスチックの乾燥
 4.1 PET(ポリエチレンテレフタレート)
 4.2 POM(ポリアセタール)
 4.3 その他
5.水溶性樹脂の乾燥
 5.1 PVA(ポリビニルアルコール)
 5.2 SAP(高吸水性樹脂)
6.今後の課題と展望

第3節 乾燥度の評価方法
1.乾燥速度測定
 1.1 残留溶媒量の測定
 1.2 塗布膜内の熱移動量の測定
 1.3 厚み方向濃度分布の測定
2.粘度測定
3.応力測定

第4節 高周波を利用した水系乾燥装置の特徴と事例
1.高周波による乾燥の現状
2.乾燥について
3.高周波加熱とは
 3.1 誘導加熱
 3.2 誘電加熱
  3.2.1 誘電加熱に使用される電磁波
  3.2.2 誘電加熱の原理
  3.2.3 誘電加熱による発熱量
4.誘電加熱の特徴と利点
 4.1 各種加熱方式の特徴
 4.2 誘電加熱の特徴
  1)急速に加熱できる
  2)均一に加熱できる
  3)選択的に加熱できる
  4)起動時間が短い
  5)加熱効率が良い
5.誘電加熱の制限事項
 1)基材が金属の場合や金属粉を含む場合、加熱できな場合が多い
 2)スパークが発生する場合がある
 3)大きさに制限がある
 4)加熱の対象物が限定される
 5)乾燥速度が速すぎると問題が起こる場合がある
6.誘電加熱乾燥装置の構造
 6.1 誘電加熱乾燥装置の電極構造
 6.2 マイクロ波加熱乾燥装置の加熱部構造
7.誘電加熱乾燥装置の応用と例
 7.1 水性インキ印刷機への応用
 7.2 高速インクジェットの乾燥
 7.3 ビジネスフォームの糊乾燥
 7.4 建築材料への利用

第4章 塗布・塗装技術 ~粘度安定化と作業性の向上方法~

第1節 水性塗料
1.水性塗料について
 1.1 溶媒(溶剤)からみた塗料の種類
 1.2 水溶性塗料
  1.2.1 樹脂形による種類/性能/用途
  1.2.2 水溶性溶剤
  1.2.3 水溶性塗料の課題(乾燥性)
  1.2.4 乾燥性対策
 1.3 エマルション塗料
  1.3.1 エマルション塗料の形態
  1.3.2 樹脂形による種類/性能/用途
  1.3.3 樹脂エマルションと他の樹脂との相溶性
  1.3.4 臭気と対策
2.塗装方法
 2.1 塗装機器の種類と特徴
 2.2 塗装の環境条件
  2.2.1 塗装条件
  2.2.2 被塗物条件
3.塗膜欠陥と対策
4.今後

第2節 水系粘着剤~高速塗工のための各種コーターに対応した手法
1.水系粘着剤の高速塗工における問題点
 1.1 水系と溶剤系粘着剤との比較
 1.2 高速塗工での粘度粘性
 1.3 高速塗工での機械的安定性
 1.4 高速塗工での泡立ち・空気同伴
2.水系粘着剤の設計
3.高速コーターの比較
4.塗工性の評価方法
 4.1 粘度、粘性
 4.2 表面張力とはじき
 4.3 発泡性
 4.4 機械的安定性
5.高速コーターヘッド

第5章 塗膜の物性評価 ~各種評価項目と具体的手法~

第1節 水系塗料
1.塗料の物性と評価
 1.1 塗料物性試験の意義
 1.2 塗料(塗液)と溶媒の役割2)
 1.3 塗膜の表面現象と試験法
  1.3.1 色彩と試験法
  1.3.2 光沢と試験法
 1.4 塗膜の重要な試験法と評価
  1.4.1 塗膜の磨耗性と試験法
   (1)摩擦係数
   (2)試験法
  1.4.2 付着性試験法
   ①付着/凝集の総合評価による方法
   ②破壊伸びによる方法
   ③その他の方法
  1.4.3 塗膜の濡れと試験法
   (1)デュヌイ法
   (2)ウイルヘルミィ法
   (3)液滴重量法
  1.4.4 塗膜の濡れ性4) 
2.水性塗膜フィルムの基本物性試験評価
 2.1 塗膜の網目構造と粘弾性挙動
3.水性塗膜の性能試験とその評価
 3.1 飲料缶外面水性塗料に必要な機能
 3.2 塗膜物性の解決手段
  ミスティング
  ウェットインキ適性
  塗料臭気
  塗膜の滑り性
  レトルト耐性

第2節 粘着剤
1.粘弾性
2.応力-ひずみ
3.応力緩和
4.保持力
5.吸水率
6.透明性

第3編 水系化に伴う各種開発事例とその動向 ~機能性の向上/問題点の改善/コスト削減を実現するために~

第1章 【機能別】水系塗料における機能性向上の手法 

第1節 耐水性の付与/向上
1.親水性低分子成分の減少
2.樹脂組成の疎水化
3.架橋による改善例
4.顔料添加による改善例

第2節 高耐候性の付与の手法
1.耐候性の概念
2.塗料の構成要素
3.劣化メカニズムと特性
 3.1 紫外線による劣化
  3.1.1 ポリマーの光反応
  3.1.2 酸化チタンの光触媒反応
 3.2 水による劣化
  3.2.1 造膜過程での欠陥
  3.2.2 加水分解
 3.3 付着物による劣化
 3.4 温度による劣化
  3.4.1 酸化分解
  3.4.2 凍害
4.問題解決へのアプローチ
 4.1 耐候性付与の考え方
 4.2 配合設計プロセス
5.劣化反応に対する材料の検討
 5.1 耐光性の付与
  5.1.1 ポリマー設計
  5.1.2 酸化チタン
  5.1.3 光安定化剤の添加
 5.2 耐水性の付与
  5.2.1 水系塗料の乾燥と造膜
  5.2.2 界面活性剤の影響
 5.3 耐汚染性の付与
  5.3.1 塗膜表面形状と硬度
  5.3.2 親水性と撥水性
  5.3.3 薬剤の添加
 5.4 耐凍害性の付与
6.耐候性評価

第3節 遮熱機能の付与、性能評価について
1.各都市のヒートアイランド対策について
2.塗料業界の動向
3.高反射率塗料について
 3.1 高反射率塗料の原理について
 3.2 高反射率塗料の評価について
4.熱遮蔽(断熱)塗料について
 4.1 熱遮蔽(断熱)塗料の原理について
 4.2 熱遮蔽(断熱)塗料の評価について
5.各種性能評価について(独立行政法人 建築研究所にて)
 5.1 ボックス測定装置による測定
 5.2 戸建て住宅を想定した長屋実験棟を用いた温度測定
 5.3 戸建て住宅を想定した長屋実験棟によるエアコン稼働実験

第4節 水性形接着剤-溶剤系に代わる接着剤への期待
1.エマルジョン形接着剤
 1.1 酢酸ビニル樹脂エマルジョン
 1.2 EVA(エチレン/酢酸ビニル共重合)樹脂系エマルジョン
 1.3 アクリル樹脂系エマルジョン
2.水性高分子イソシアネート系接着剤
3.その他の接着剤

第5節 VOC低減を提言するための手法
1.シックハウス症候群と塗料から発生するVOC(揮発性有機化合物)
2.塗料と化学物質
3.水性塗料におけるVOC(揮発性有機化合物)の使用量
4.ゼロVOCの樹脂設計
5.樹脂設計の考え方
6.ゼロVOC塗料の塗装作業性
7.塗装仕様としてのゼロVOC塗装
8.今後の展開

第2章 【各種】水系塗料の製品化に向けた取り組み
~水系での問題の克服とコスト削減を目指して~


第1節 自動車用水性クリヤー塗料
1.自動車用クリヤーコートの開発経緯
2.自動車用クリヤーに求められる性能
 2.1 塗装適性
 2.2 外観
 2.3 耐化学薬品性
 2.4 機械特性
 2.5 耐候性
3.VOC排出量削減へのアプローチ
 3.1 ハイソリッド化
 3.2 粉体化
 3.3 水性化
  3.3.1 水性1液型TSAクリヤーコート
  3.3.2 パウダースラリー
  3.3.3 水性二液型ポリウレタン塗料
  3.3.4 その他のアプローチ

第2節 自動車用プラスチック塗料の水性化
1.プラスチック材
2.プラスチック塗装
3.プラスチック塗装工程
4.プラスチック塗料の水性化
 4.1 水性プライマー
 4.2 水性ベースコート
 4.3 水性クリヤーコート
 4.4 内装用水性塗装

第3節 水系防食塗料の現状について
1.水系化の動向
2.水系防食塗料
 2.1 水系化の利点
 2.2 水系防食塗料の特長
 2.3 水系防食塗料の課題
 2.4 施工上の留意点
  2.4.1 フラッシュラスト(初期さび)
  2.4.2 ポットライフ(可使時間)
  2.4.3 環境の影響
  2.4.4 塗装作業 
3.水系重防食システム
 3.1 システムの概要
  3.1.1 水系2液エポキシ樹脂塗料(トアガイアプライマー)
  3.1.2 水系1液変性アクリル樹脂塗料(トアガイア上塗)
  3.1.3 水系2液ポリウレタン樹脂塗料(トア杜)
 3.2 システムのVOC量
 3.3 システムの塗膜性能

第4節 遮熱塗料
1.水系化によるメリット
2.遮熱塗料
3.施工例

第5節 室内用水性塗料の最近の動向-室内環境対応型塗料について-
1.室内環境対応型塗料について
 1.1 従来の内装用水性塗料について
 1.2 自然塗料について
 1.3 室内環境対応型塗料と一般塗料の塗膜設計比較について
  1.3.1 一般の水性塗料
  1.3.2 室内環境対応型塗料「VOCフリー塗料」の設計手法
    (1)VOCフリー塗料 塗膜の設計手法 その1
    (2)VOCフリー塗料 塗膜の設計手法 その2
  1.3.3 VOCフリー塗料 塗膜からのVOC放散について
    (1)実験方法
    (2)実験結果
2.化学物質汚染低減塗料について
 2.1 低減対策技術の手法について
  2.1.1 物理的吸着を利用した手法
  2.1.2 化学的吸着を利用した手法
    (1)有機窒素系化合物
    (2)無機酸、無機塩基系
    (3)その他
  2.1.3 光触媒による分解を利用した手法
 2.2 室内空気汚染物質 吸着、分解機能付与塗料を設計する上での注意点
 2.3 汚染低減効果について
   2.3.1 テドラバックを使用した方法
   2.3.2 実大実験棟(住宅メーカー)を使用した方法

第3章 【機能別】水系インク、粘着剤・接着剤における機能性向上の手法

第1節 顔料分散体のメディアへの光沢度の付与及び向上
1.メディアについて
 1.1 普通紙(ノンコート紙)について
 1.2 コート紙
2.インクについて
3.その他について

第2節 水性UVインキおよびコーティング
1.水性UV硬化樹脂と開始剤
2.水性UVインキおよびコーティングの硬化方法
3.水性UVインキおよびコーティングの問題点とその克服
 3.1 水性UVコーティング
 3.2 水性UVインクジェットインク
 3.3 水性UVシルクスクリーンインキ
 3.4 水性UVフレキソインキ

第3節 接着力を向上させる方法
1.水系接着剤
 1.1 酢酸ビニル系エマルジョン
  1.1.1 PVAの変性
  1.1.2 エチレン酢ビエマルジョン(EVA)
   ①ハイエチレンEVAエマルジョン
   ②多元共重合エマルジョン
   ③自己架橋型EVAエマルジョン
2.水系粘着剤
 2.1 アクリル系エマルジョン
  2.1.1 タッキファイヤーの添加
3.ハイブリッド型 異種ポリマーの複合化
 3.1 例1)EVAとウレタンの複合化
 3.2 例2)有機-無機複合系
   I. 樹脂の親水性-疎水性のバランスを制御して エマルジョン粒子内を疎水性の環境とし、その中にシランカップリング剤を局在させる方法
   II.アルコキシ基の反応性の低い官能性を用いることで、加水分解反応を制御する方法
   III.多段重合によりコアシェル型のエマルジョン粒子を作成し、コア内にシランカップリングを分離させることで安定化する方法
   IV.アルコール等の溶剤やpH調整剤などを添加しアルコキシ基を安定性を向上させる方法

第4節 水性形接着剤-溶剤系に代わる接着剤への期待
1.エマルジョン形接着剤
 1.1 酢酸ビニル樹脂エマルジョン
 1.2 EVA(エチレン/酢酸ビニル共重合)樹脂系エマルジョン
 1.3 アクリル樹脂系エマルジョン
2.水性高分子イソシアネート系接着剤
3.その他の接着剤