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自動車及びモビリティのカーボンニュートラル(CN) の課題と対応 【第5部】自動車のCN対応の方向性
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電磁波透過性を持つ材料技術とは?
自動車窓材料に求められる特性と具体的評価方法について詳解!
車内快適性を向上させるスマートウィンドウ技術の
現状と技術動向と今後…
調光、熱線遮蔽ウィンドウ、自動車の安全性を高めるヘッドアップディスプレイや電熱風防ウィンドウ、高速・大容量通信を支援する透明ガラスアンテナなど様々な提案・技術開発が進展する自動車ウィンドウ!
セミナープログラム
第1講 自動車用窓材料の技術動向と多機能・スマート化
【12:30-13:45】講師:MirasoLab 竹田 諭司 氏
【著作・受賞・経歴】
・自動車内装とインテリアの快適性向上, スマートウィンドウ技術, 技術情報協会, 第7章, 5節, 2019年, 分担執筆
・ガラス接着・接合技術による電子・エネルギー関連デバイス&部材の高信頼性化, 月刊ディスプレイ3月号, 2013.
・有機EL関連技術・ガラスシール技術/光取出し技術, 工業材料, 59, 39, 2011.
・ガラスの百科事典, 朝倉書店, 第20章, p.596, 2007年, 分担執筆
・防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング・評価応用, 技術情報協会, 第4章第5節, 2018年, 分担執筆.
・コネクティッド社会へ向けたディスプレイおよび高信頼性化技術の最新動向, シーエムシー・リサーチ, 2018.
・フィルムの機能性向上と成型加工・評価Ⅲ, 高周波基板材料としてのフッ素樹脂, AndTech, 第5章, 4節, 2019年, 分担執筆
【講演趣旨】
あらゆるモノがインターネットに繋がるIoT社会がいよいよ本格化しはじめ、人間の更なる快適性・利便性向上を目的に様々なスマート製品が提案されている。 自動車スマートウィンドウもその一つであり、光の透過性をコントロールする調光ウィンドウや熱線遮蔽ウィンドウ、自動車の安全性を更に高めるヘッドアップディスプレイや電熱風防ウィンドウ、高速・大容量通信を支援する透明ガラスアンテナなど様々な提案・技術開発が進展している。レベル3以降の自動運転車においては、自動車室内には更なる快適性の向上が要求される。
本セミナーでは、自動車窓材料に求められる特性およびその具体的評価方法についてわかり易く解説し、次に自動車室内の快適性を更に向上させるスマートウィンドウ技術の現状と技術動向および今後について述べる。また、それを踏まえ、スマートウィンドウ市場における新事業機会および新商品・新規事業創出のポイントについて考察する。
【プログラム】
1.次世代自動車用ウィンドウの市場動向
2.自動車用ウィンドウに求められる特性
3.自動車室内の快適性を高めるスマートウィンドウ技術
3-1.熱線遮蔽ウィンドウ
3-2.調光ウィンドウ
エレクトロクロミックタイプ (ECW), 液晶微粒子分散タイプ(LCW), 懸濁微粒子分散タイプ (SPD)
サーモクロミック・ガスクロミック・フォトクロミック
3-3.ヘッドアップディスプレイ
3-4.透明ガラスアンテナ
4.スマートウィンドウ市場における新商品・新規事業の創出
5.まとめ
【質疑応答 名刺交換】
第2部 可視・電波透過性を持つ透明反射遮熱に向けた酸化物半導体ナノ粒子の応用展開
【14:00-15:15】講師:東京大学 大学院 松井 裕章 氏
【講演主旨】
省エネルギー社会の実現において、窓から侵入する熱線の効果的な遮断は自動車や住宅等のエネルギー消費(ZEVやZEB)を抑える技術開発に寄与する。特に、高効率な空調制御やサーマルマネージメントに向けて、窓部からの熱線遮断と同時に中赤外域の輻射熱を反射させる遮熱技術の開発も必要である。本講演では、自動車や建材に向けた透明反射遮熱フィルムに関する研究開発の現状及びその問題点を取り上げ、その課題解決に向けて、本研究で見出した新しい遮熱技術を紹介する。熱線遮断フィルムに向けた社会的要求は、可視・赤外からマイクロ波帯域まで及ぶ。特に、既存の酸化物半導体ナノ粒子に新しい視点“表面プラズモン”の概念を導入し、産業的な要求に答える透明な反射遮熱技術への可能性を検討する。透明導電膜として古くから良く知られた酸化物半導体のナノ粒子材料の新しい応用展開となる。
【プログラム】
1. 省エネルギー
1-1 遮熱と断熱
1-2 透明反射遮熱に向けた技術開発
1-3 現状の課題
2. 酸化物半導体
2-1 酸化物半導体について
2-2 酸化物半導体を用いた熱線遮断技術
2-3 酸化物半導体ナノ粒子
3. 透明反射遮熱に向けたプラズモン技術の適用
3-1 ナノ粒子間ギャップ
3-2 共鳴反射とプラズモン相互作用
3-3 輻射熱反射
3-4 ナノ粒子と熱物性
3-5 耐環境性能について
4.マイクロ波帯域の電磁波特性
4-1 電波透過性について
4-2 ナノ粒子間の電子伝導性
4-3 マイクロ帯域の電磁波特性
5. まとめ
【質疑応答 名刺交換】
第3部 可視光透過・赤外線反射塗料の遮熱技術と塗料設計
【15:30-16:30】講師:日本ペイントホールディングス(株) 川島 裕司 氏
【講演趣旨】
日本ペイントホールディングスでは社会課題である環境負荷低減、および、自動運転の実現に貢献できる技術として赤外線反射型透明遮熱塗料の開発を行っている。本塗料を窓ガラスに適用することで、車内の熱マネジメントだけでなく、電波を透過することからコネクテッドカーの実現への貢献も期待できる。さらにLiDARが持つ課題解決への応用も考えている。本公演では赤外線反射型透明塗料の設計コンセプト、および、性能について紹介する。
【プログラム】
1.遮熱とは
2.自動車業界における遮熱技術
3.赤外線反射型透明塗料
3-1 遮熱性能と塗料設計
3-2 性能確認
3-3 自動運転技術への展開
4.当社の考えるイノベーション創出
【質疑応答】
セミナー講師
第1講 MirasoLab 代表 工学博士 竹田 諭司 氏
第2講 東京大学 大学院 工学系研究科 准教授 工学博士 松井 裕章 氏
第3講 日本ペイントホールディングス(株) R&D本部 次世代技術研究所 川島 裕司 氏
セミナー受講料
【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
※2名以上ご要望の場合は2名を選択し、備考欄にその旨お書きくださいませ。
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