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高分子材料の基本的な機械特性評価、長期信頼性の評価から
破壊強度の測定、破面解析手法(フラクトグラフィー)まで
事例を交えて解説します!
講師
■第1部■
兵庫県立大学 工学研究科 准教授 博士(工学) 松田 聡 氏
<ご専門>
高分子材料強度学
<学協会>
日本機械学会、日本材料学会、プラスチック成形加工学会、接着学会ほか
■第2部■
(株)三井化学分析センター 構造解析研究部 主席研究員 開発4ユニットリーダー 小玉 英樹 氏
<ご専門>
高分子材料の形態観察
<ご略歴>
平成元年、三井石油化学(現三井化学)入社
入社以来、一貫して形態観察業務に従事(31年)
受講料
49,980円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合47,250円、
2名同時申込の場合計49,980円(2人目無料:1名あたり24,990円)で受講できます。
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(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
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プログラム
【1部】 プラスチック成形品の構造と力学特性の評価 兵庫県立大学 松田 聡 氏
《習得できる知識》
・機械的特性の評価(耐疲労性を含む)
・プラスチックの構造と機械的特性の関係
《趣旨》
プラスチック成形品は、現在の社会ではなくてはならないものとなっており、
使用される環境はますます厳しいものになっている。新製品の開発のために、
強度や剛性といった機械的特性の評価は行われるが、これらの特性は、材料そのものの特性は
当然のことながら、加工方法から生じる材料の構造とも密接に関係している。
本講座は、高分子材料の微細構造について解説を行った後、成形加工品の構造について詳述する。
また、基本的な機械特性の評価について、微細構造と合わせて解説する。
さらに、今後ますます重要になるであろう、長期信頼性の評価についても触れる。
講義は専門外の方にも理解できるように、丁寧に説明を行う予定をしている。
《プログラム》
1.高分子材料の構造
1-1.高分子の性質
1-2. 高分子の内部構造
1-3.プラスチックの成形方法
1-4.成形品の構造
1-5.成形品に発生する残留応力
2.プラスチックの力学特性評価
2-1.力学特性の評価手法
2-2.成形条件と力学特性の関係
2-3.複合材料成形品の配向と力学特性
2-4.結晶化状態と疲労特性
【2部】 プラスチックの破面解析技術 (株)三井化学分析センター 小玉 英樹 氏
《習得できる知識・趣旨》
破面解析(フラクトグラフィー)は、破面を観察することで破壊に至る履歴や
不良箇所を読み取って、製品の破損原因を解明する手法です。プラスチック製品において、
当社は40数年の技術の蓄積を基に、製品の破損原因を提供してきました。
今回、分析事例等を中心にお話します。
《プログラム》
1.破面解析の意義
・破面解析を何故行うのかなど
2.破壊の性質
・破壊強度の特徴など
3.破壊強度の測定方法
3-1.低速変形破壊
3-2.衝撃破壊
3-3.クリープ破壊
3-4.疲労破壊など
4.破面解析手順
・破面解析を実施する上での注意点など
5.破面解析事例紹介
・各種試験した破断面など
【スケジュール】
12:30~14:15 第1部
14:15~14:30 休憩
14:30~16:15 第2部
※ 進行状況により多少前後いたします。
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