慣性モーメントと慣性制御

力学・モーターの復習から
搬送装置の速度パターン設計まで、
慣性モーメントと慣性制御について基礎から学べる!


★ 慣性制御に必要な力学・モータの特性から、慣性モーメントや負荷トルクの
  計算方法など、若手技術者は勿論、中堅以上の技術者の再確認にも適した、
  わかり易く整理された内容の講義です。


講師


同志社大学理工学部 非常勤講師 岩淵 正幸 氏
技術士(機械部門)

【講師紹介】
1953年生まれ。
1979年 東京大学大学院修士課程を修了した後,日本セメント(現太平洋セメント)入社,
その後川崎重工業(株),グローリー(株)を経て2014年4月 岩淵技術士事務所を設立。
川崎重工では,油圧制御システム設計,旧石油公団(現石油天然ガス・金属鉱物資源機構)
委託研究による圧力波通信システムの開発研究,対戦車用ミサイル操舵装置の開発に従事。
グローリーではシミュレーションを活用した設計方法の開発および設計コンサルティング
業務を担当。
現在,同志社大学理工学部非常勤講師。


受講料


42,000円(消費税込)
(テキストおよび昼食を含みます。)


受講のおすすめ


 機械設計の代表例として搬送システムの設計があります。搬送物を所定の時間に,所定の距離を移動させる搬送設計では,起動時に必要となる加速トルクや停止時に発生する減速トルクなどの慣性トルクを,モータの速度−トルク特性に合わせて動力の限界まで利用する慣性制御技術が不可欠です。そのような慣性制御をするためには,搬送物や動力伝達機構を含めた,システム全体の慣性モーメントの値を正しく求める必要があります。
 本セミナーでは慣性制御に必要な力学やモータの特性について基礎から整理しなおして,実務で応用できるように平易に学習します。そして,それらの知識を利用して,いろいろなシステムの慣性モーメントや負荷トルクを簡単に計算する方法を具体的に説明します。さらに,ステッピングモータやサーボモータを使った搬送設計の速度パターン設計における注意点について,わかりやすく解説します。
 本セミナーは入社数年の若手技術者を対象としていますが,搬送制御で慣性制御の基本を力学の基礎から再確認したいという中堅・ベテラン技術者にも受講をおすすめします。



セミナープログラム



1.はじめに


2.運動についての復習と整理

2.1 単位系の整理

2.2 直線運動

2.3 回転運動

2.4 摩擦の法則

2.5 仕事とエネルギー


3.慣性モーメント

3.1 代表的な形状の慣性モーメント

3.2 平行軸の定理

3.3 GD2とは


4.負荷慣性モーメントと負荷トルクの求め方

4.1 ロール搬送などの巻き上げ装置

4.2 ボールねじ駆動を使った装置

4.3 歯車減速機構を使った装置

4.4 ベルト搬送装置

4.5 ローラー搬送装置

4.6 クランク機構を使った装置


5.モータの基礎と選定ノウハウ

5.1 モータを理解するための基礎知識

5.2 直流モータ

5.3 交流モータ(誘導モータと同期モータ)

5.4 サーボモータ

5.5 ステッピングモータ


6.慣性制御

6.1 速度パターン(運転パターン)設計の注意点

6.2 ワークが滑らないベルト搬送制御

6.3 荷物が揺れないクレーンの搬送制御

6.4 スティックスリップのない搬送制御


 ◎ 質疑応答