初心者向けセミナーです Rで学ぶマルチレベルモデル入門

書籍『Rで学ぶマルチレベルモデル入門編・実践編』著者の
尾崎幸謙先生がマルチレベルモデルを分かりやすく解説!

セミナー講師

筑波大学 ビジネスサイエンス系 准教授 博士(文学) 尾崎 幸謙 先生
■主経歴
科学技術振興機構研究員、日本学術振興会特別研究員(慶應義塾大学)、統計数理研究所を経て現在に至る。統計数理研究所客員准教授、教育のための科学研究所客員研究員を併任。
非常勤講師歴:早稲田大学、慶應義塾大学、お茶の水女子大学、東京工業大学、東京大学、首都大学東京(ほぼすべて文系学部で統計学の講義を担当)
専門・得意分野
統計科学(特に、心理・教育分野)、調査方論
主要著書
・尾崎幸謙・荘島宏二郎 (2014) 「心理学のための統計学」シリーズ第6巻『パーソナリティ心理学のための統計学』、誠信書房
・尾崎幸謙・川端一光・山田剛史(編著) (2018) Rで学ぶマルチレベルモデル[入門編]:基本モデルの考え方と分析、朝倉書店
・尾崎幸謙・川端一光・山田剛史(編著) (2019) Rで学ぶマルチレベルモデル[実践編]:Mplusによる発展的分析、朝倉書店
本テーマ関連の学会・協会・団体等
日本行動計量学会、日本心理学会、日本テスト学会、社会調査協会、日本統計学会

セミナー受講料

1名47,300円(税込(消費税10%)、資料・昼食付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

※ご連絡
 当セミナーの会場では、現金による受講料支払いを休止させていただくこととなりました。
 現金にてお支払い希望の方は、コンビニエンスストアにてお支払いできる用紙をご送付申し上げますので、お近くの店舗にてお支払い頂けましたら幸いです。尚、領収証をご希望の方は、コンビニ支払い時に発行される振込受領書と引き換えにて発行させて頂きます。

セミナー趣旨

 拙著『Rで学ぶマルチレベルモデル入門編』と『Rで学ぶマルチレベルモデル実践編』の内容に沿って、マルチレベルモデルを学ぶための前提知識、基本的なモデルからやや発展的なモデルまでを説明します。拙著はやや数式の多いページもありますが、文系学部での統計学の講義経験を生かし、
①数式は最小限にとどめる、
②講義では概念やモデルのエッセンスを伝えることに注力する、を考えた講義を行います。
また、概念やモデルの話ばかりではなく、多くの事例を扱うことで、理解の促進を考えています。事例は、心理・教育・社会学分野の題材が中心になります。
 事前知識として、回帰分析や検定について理解していることを前提とします。Rの演習は行いませんが、Rのスクリプトは示しますので、Rについての基本的な理解があるとベターです。

習得できる知識

・マルチレベルモデルを適用する場面と理由が分かるようになる。
・各種マルチレベルモデルについて、そのエッセンスが理解できるようになる。
・Rによって基本的なマルチレベルモデルが実行できるようになる。また、実行結果から解釈ができるようになる。
・やや発展的なモデルについても、その意味が理解できるようになる。

セミナープログラム

1.マルチレベルモデルを学ぶための前提知識
 1.1 マルチレベルモデルで分析すると何が分かるか。
 1.2 シンプソンのパラドックス
 1.3 マルチレベルモデルに特有のデータ形式
 1.4 2段抽出データの性質
 1.5 マルチレベルモデルの重要概念(説明変数の中心化、集団平均の信頼性、
  観測値の独立性、級内相関係数とデザイン効果)
(質疑)

2.ランダム切片モデル入門
 2.1 ランダム切片モデルで分析すると何が分かるか。
 2.2 4つのランダム切片モデル
 2.3 分散説明率と情報量規準によるモデル比較
 2.4 Rによるランダム切片モデルの分析
 2.5 ランダム切片モデルの分析事例(日本におけるコミュニティ問題の検討)
(質疑)

3.ランダム傾きモデル入門
 3.1 ランダム傾きモデルで分析すると何が分かるか。
 3.2 2つのランダム切片モデル
 3.3 分散説明率と情報量規準によるモデル比較
 3.4 Rによるランダム傾きモデルの分析
 3.5 ランダム傾きモデルの分析事例
  (学級規模の大小と学力の推移、アーギュメント構造が説得力評価に与える影響)
(質疑)

4.様々なモデル
 4.1 カテゴリカル変数が目的変数の場合のモデルと分析事例(調査回答行動の分析)
 4.2 構造方程式モデルの枠組みによる分析と分析事例(恋愛関係における期待と幸福感の関係)
 4.3 縦断データを扱ったモデリングと分析事例(従業員の愛着の変化)
(質疑)