【中止】ドローンの飛行原理とドローンテロ対策 空飛ぶロボットへの進化とセキュリティなドローン社会の実現

ドローンテロ対策の第一人者が好評につき再登壇!
リスクの想定ほか対策など詳解
悪用や事故を防ぎつつ“空の産業革命”を進める!

セミナー趣旨

 警戒エリアの遥か彼方から、精密に無線誘導されて飛来したドローンが、夜の闇に紛れて要所・要人目掛けて突入…これは正に、警備実施上の悪夢です。しかし、近年の無線技術の進歩発展は、ドローンによるテロ攻撃の脅威を著しく増大し、このような悪夢を現実化しています。
 そこで、昨年の韓国平昌オリンピックや英国ロイヤルウェディングでは、ドローンテロを防ぐため、飛来をレーダーで探知して、突入を電波妨害で阻止するなどの対策を講じました。
 これからの空の産業革命を担うドローンは、電波妨害での阻止が難しい、5Gによる「コネクティッド・ドローン」や、手足の代わりに羽根が生えた「空飛ぶロボット」に進化していきます。Society5.0におけるドローンの社会実装に向けて、ドローンテロ対策等のセキュリティの確保は、もはや避けては通れない最重要課題です。
 本セミナーでは産業応用上も、またテロ対策を講じる上でも必須となるドローンの基礎知識(飛行原理から法的動向まで)を概説するとともに、今まで実施してきたドローンテロ対策の方法・技術の実情・実際を解説します。民間企業の研究開発者や各担当者にも有用な内容になるかと思います。また最後にドローンの未来としての「空飛ぶロボット」やセキュリティなドローン社会への展望を述べます。なお、個別の質問にも時間の許す限り応じます。

受講対象・レベル

・ドローンの製造、販売、教育、研究開発等に関係している方
・空の産業革命に向けたドローンの社会実装を検討している方
・ドローンによるテロやその他の迷惑行為・違法行為に対処する方策を検討している方
・自社のプラント・設備・工場の管理・保安を担う方
・Society5.0の基盤を成すAI、IoT、5G等のドローンへの適用に関心のある方
・ドローンを巡る社会の行く末に関心のある方 など
※民間企業・公的団体の別を問いません。

習得できる知識

・ドローンの基本的な仕組みや動作、操縦方法、長所と短所
・担当者なら知っておかねばならない、ドローン関連の法規制とその動向
・ドローンテロ対策としての、探知・確認・対処それぞれの具体的な方法
・空の産業革命におけるコネクティッド・ドローンや空飛ぶロボットへの進化と、セキュリティを確保した社会実装

▽前回セミナー受講者の声(アンケートより)
「補足情報も多く大変ためになりました。参加してよかったと思います」(プラント建設)
「ドローンテロ対策用資機材の話題が特に興味深かった」(空港内外の警備業務)
「ドローン対策の現状や今後の動向について知ることができました。大変満足です」(技術戦略・企画)

セミナープログラム

1 ドローンの飛行原理
 1.1 ドローンとは?
  1.1.1 従来型の無線操縦ヘリとの違い
  1.1.2 GPS・各種センサーとフライトコントローラーが高度な飛行性能を実現
  1.1.3 安定したホバリング機能
  1.1.4 障害物回避機能
  1.1.5 フェイルセーフ機能
  1.1.6 テレメトリ情報の伝送
 1.2 ドローンの操縦は難しくない
  1.2.1 ドローンの前進と後退
  1.2.2 ドローンの左右への進行
  1.2.3 ドローンの上昇と下降
  1.2.4 ドローンの機首の左右への回転
 1.3 ドローンを飛行させる方法
  1.3.1 直視による無線操縦
  1.3.2 FPVによる無線操縦
  1.3.3 GPSによる自律航行

2 ドローンによるテロ攻撃への対策
 2.1 ドローンの脅威
 2.2 ドローンを用いた3種類のテロ攻撃
  2.2.1 直視による無線操縦による近距離攻撃
  2.2.2 FPVによる無線操縦による中距離攻撃
  2.2.3 GPSによる自律航行による長距離攻撃
 2.3 ドローンテロの防止に向けた3つの法規制
  2.3.1 航空法の改正法
  2.3.2 小型無人機等飛行禁止法の改正法
  2.3.3 ラグビー特措法及びオリパラ特措法の改正法
 2.4 ドローンの弱点
  2.4.1 風雨に弱いドローン
  2.4.2 飛行時間が短いドローン
 2.5 ドローンテロ攻撃に対処するには
  2.5.1 攻撃対処の3ステップ
   2.5.1.1 ドローンの飛来を探知
   2.5.1.2 ドローンであることを確認
   2.5.1.3 ドローンの突入を阻止
  2.5.2 国産のドローン対処資機材
   2.5.2.1 レーダーで探知し音と映像で確認する装置
    2.5.2.1.1 レーダーのドローン探知特性
   2.5.2.2 音響センサーで探知し映像で確認する装置
    2.5.2.2.1 音響センサーのドローン探知特性
   2.5.2.3 ドローンで用いる電波を探知しジャミングで阻止する装置
    2.5.2.3.1 ドローンの飛行制御に用いる電波を捉える方法
    2.5.2.3.2 ジャミングを受けたドローンの挙動
  2.5.3 墜落させることが困難なドローンをネット捕獲
   2.5.3.1 ネットガン
   2.5.3.2 ネット砲
   2.5.3.3 ドローン捕獲ドローン
  2.5.4 最近の具体的対策事例
   2.5.4.1 2018年韓国平昌オリンピックのドローン対策
   2.5.4.2 2018年英国ロイヤルウェディングのドローン対策
   2.5.4.3 2018年英国ガトウィック国際空港ドローン侵入事案における対策
   2.5.4.4 2019年サウジアラビア石油関連施設へのドローン攻撃
    2.5.4.4.1 石油関連施設は新たなソフトターゲット
    2.5.4.4.2 ミサイル防衛網 vs ドローン
  2.5.5 ジャミングしないドローンテロ対策
   2.5.5.1ドローンの侵入を自動的に阻止する電波装置
   2.5.5.2 高速ドローンを捕獲できる長射程ネット砲

3 空飛ぶロボットへの進化とセキュリティなドローン社会の実現
 3.1 空の産業革命のロードマップ
  3.1.1 山間僻地等における補助者無しの目視外飛行
   3.1.1.1 5Gでコントロール・テレメトリするコネクティッド・ドローンの実現
   3.1.1.2 携帯電話の上空利用の動向
  3.1.2 都市部における補助者無しの目視外飛行
   3.1.2.1 無線による操り人形から自律型の空飛ぶロボットへの進化
   3.1.2.2 QZSS「みちびき」の高精度測位が産み出す「空のハイウェイ」
   3.1.2.3 3次元センサーとAIによる高度な空間認識能力と危険回避能力の実現
 3.2 セキュリティなドローン社会の実現
  3.2.1 Society5.0(超スマート社会)の特性を活かした安全・安心の確保が鍵
  3.2.2 ドローンによる事故への備え
   3.2.2.1 ドローンによる事故を未然に防止
   3.2.2.2 ドローンの事故発生時における人身の安全を確保
  3.2.3 ルールに従わないドローンや不審なドローンの取り締まり
   3.2.3.1 「MR(複合現実)技術でインテリジェント化した目」でドローンを取り締まり
   3.2.3.2 「空飛ぶクルマ」で「空飛ぶパトカー」を実現

<質疑応答・名刺交換・個別相談>

セミナー講師

澤田雅之技術士事務所 所長  澤田 雅之 先生
略歴
 1978年に京都大学大学院工学研究科修士課程を修了し、警察庁入庁。警察情報通信研究センター所長を退職後に技術士資格を取得して、2015年に技術士事務所を開業。
 2016年の伊勢志摩サミットに向けたドローンテロ対策を三重県警、警察庁、警視庁で講演。警察政策学会の年刊誌「警察政策第20巻(2018)」に論説「テロ敢行手段としてのドローンの脅威と対処方策」を寄稿。電気評論社の月刊誌「電気評論9月号(2019)」に解説記事「ドローンテロ対策の最前線〜大規模警備の視点から」を寄稿。2018年から大阪府警、茨城県警、千葉県警、愛知県警、神奈川県警、警察庁、警視庁、埼玉県警、大分県警、静岡県警等でドローンテロ対策を講演。
 2019年には大分県ドローン協議会からアドバイザーの委嘱を受けるなど、ドローンテロ対策では我が国の第一人者。日本経済新聞夕刊(2019年6月12日)の記事
「違法ドローン取り締まり強化、 国際イベント控え テロ警戒、不意に出現 即応に課題」
にて解説コメント。その他関連の取材多数。

セミナー受講料

1名47,300円(税込(消費税10%)、資料・昼食付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


講師のプロフィール

顔識別技術と監視カメラのコーディネイト、 情報通信システムの発注者エンジニアリングは、お任せ下さい!

澤田 雅之

専門家専門家B さわだ まさゆき / 東京都 / 澤田雅之技術士事務所

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【大田区】大田区産業プラザ(PiO)

【京急】京急蒲田駅

主催者

キーワード

メカトロ・ロボティクス   安全工学一般

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