スキンケア洗浄剤に使用される界面活性剤の
効果的な選び方・使い方、使用感や刺激性の評価は?

セミナー趣旨

 スキンケア洗浄剤(洗顔料、クレンジング料等)にはいろいろな剤型が開発されており、消費者の好みやニーズに対応してきている。スキンケア洗浄剤は種々の成分から構成されるが、洗浄成分として機能するものに各種の界面活性剤がある。スキンケア洗浄剤は使用頻度が多いために、肌に対する負担をできるだけかけないようにするために、いわゆる低刺激性界面活性剤が主要成分もしくは補助成分として使用されている。低刺激性界面活性剤の開発の歴史はすでに30年になるが、単に刺激性が低いということだけでなく何らかの機能を有する洗浄成分であることが求められるようになってきており、低刺激性と機能性を合わせもった成分であることが必要である。
 本講演ではスキンケア洗浄剤に使用される低刺激性界面活性剤の種類とその特徴についてまず解説し、次に低刺激性界面活性剤を使用したスキンケア洗浄剤の事例を紹介し、その特徴について解説する。

習得できる知識

・スキンケア洗浄剤に使用される低刺激性界面活性剤の種類と特徴
・スキンケア洗浄剤の種類と処方の特徴
・低刺激性界面活性剤を使用したスキンケア洗浄剤の特徴

セミナープログラム

【第1部】 界面活性剤の選び方と剤型別にみる処方設計
  <講師>日油(株)嶋田 昌彦 氏
習得できる知識など
 ・スキンケア洗浄剤に使用される低刺激性界面活性剤の種類と特徴
 ・スキンケア洗浄剤の種類と処方の特徴
 ・低刺激性界面活性剤を使用したスキンケア洗浄剤の特徴
講座趣旨
 スキンケア洗浄剤(洗顔料、クレンジング料等)にはいろいろな剤型が開発されており、消費者の好みやニーズに対応してきている。スキンケア洗浄剤は種々の成分から構成されるが、洗浄成分として機能するものに各種の界面活性剤がある。スキンケア洗浄剤は使用頻度が多いために、肌に対する負担をできるだけかけないようにするために、いわゆる低刺激性界面活性剤が主要成分もしくは補助成分として使用されている。低刺激性界面活性剤の開発の歴史はすでに30年になるが、単に刺激性が低いということだけでなく何らかの機能を有する洗浄成分であることが求められるようになってきており、低刺激性と機能性を合わせもった成分であることが必要である。
 本講演ではスキンケア洗浄剤に使用される低刺激性界面活性剤の種類とその特徴についてまず解説し、次に低刺激性界面活性剤を使用したスキンケア洗浄剤の事例を紹介し、その特徴について解説する。

プログラム
 1. 界面活性剤の基礎
  1-1 界面活性剤の種類
  1-2 界面活性剤の機能

 2. スキンケア洗浄剤
  2-1 スキンケア洗浄の重要性
  2-2 スキンケア洗浄剤の種類
  2-3 洗顔料処方の特徴
  2-4 クレンジング料処方の特徴
  2-5 ボディ洗浄料処方の特徴
  2-6 ヘアシャンプー処方の特徴

 3. 低刺激性界面活性剤
  3-1 低刺激性界面活性剤開発の歴史
  3-2 低刺激性界面活性剤の種類
  3-3 アミノ酸系アニオン界面活性剤
  3-4 リン酸エステル系アニオン界面活性剤
  3-5 その他アニオン界面活性剤
  3-6 両性界面活性剤
  3-7 ノニオン界面活性剤

 4. 低刺激性界面活性剤を応用したスキンケア洗浄剤
  4-1 洗顔料処方
  4-2 ボディ洗浄料処方
  4-3 クレンジング料処方
  4-4 ヘアシャンプー処方


【第2部】 クレンジング剤の処方設計と性能評価
  <講師>(株)ファンケル 総合研究所  三譯 秀樹 氏
習得できる知識
メイク落とし製品の処方設計のポイント、性能評価の方法等
講座趣旨
 近年、メイクアップ製品の高機能化、処方バリエーションの多様化に加え、消費者個人の価値観の多様化に伴い、メイクアップリムーバー(クレンジング剤)についても、優れた使用性と高い機能性を有しながら、様々なニーズに対応した製剤が求められる。
 本講演では、処方開発技術者向けに、クレンジングオイルの処方開発を例として、原料選定・処方設計のポイントや機能性評価の方法を紹介する。また、クレンジングオイルから派生した新たなクレンジング剤の開発事例についても併せて紹介する。

プログラム
 1.はじめに
 2.メイク落としの洗浄メカニズムと処方設計方針
 3.クレンジングオイルの開発
  3-1 クレンジングオイルの処方構成
  3-2 メイクになじむ機能の評価方法と原料の選定
  3-3 洗い流す機能の評価方法と原料の選定
  3-4 濡れた手で使える機能の評価方法と原料の選定
  3-5 角栓溶解機能の評価方法と原料の選定
  3-6 クレンジングオイル開発時に発生したトラブル事例と安全性評価の一例

 4.クレンジングオイルから派生したクレンジング剤の開発事例
  4-1 “温感”クレンジングオイルの開発
  4-2 クレンジングリキッドの開発


【第3部】洗浄剤の安全性確保の方法
  <講師>(株)恵理化 岩田 宏 氏
習得できる知識
洗浄剤に関わらず皮膚に刺激を感じる化粧品成分について実例を挙げ、洗浄剤の安全性を可能な限り確保する対処方法を解説します。
講座趣旨
・化粧品に使われる成分の安全性
・化粧品処方における安全確保の方法
・皮膚刺激のメカニズム
・実例からの刺激を感じる化粧品成分

​【プログラム
 1.化粧品の分類と使用方法
 2.化粧品成分の規制
 3.成分の安全性確保
  3-1 香料の安全性
  3-2 刺激が感じられる油性成分
  3-3 目に刺激を与える界面活性剤
  3-4 刺激を感じる多価アルコール
  3-5 刺激を感じる防腐剤

 4.皮膚の機能
 5.正常な皮膚と皮膚バリア機能
 6.皮膚の刺激への対応 【メディエーターを抑制】
 7.消費者からの問い合わせの対応

セミナー講師

【第1部】日油(株) 主任研究員 嶋田 昌彦 氏
≪ご専門≫
界面活性剤の応用
≪ご経歴≫
1987年3月 東北大学 薬学部 卒業
1987年4月 日本油脂㈱(当時社名、現在 日油㈱)入社
1987年6月より研究所所属となり、界面活性剤の合成研究、応用研究に携わり、現在に至る。
日本油化学会、日本化学会等で、開発した界面活性剤に関する学会発表、また各種セミナーや講演会等での講演、および各種書籍への執筆等を行なってきている。

【第2部】(株)ファンケル 総合研究所 化粧品研究所 製剤開発グループ 課長 三譯 秀樹 氏
≪ご専門≫
界面化学、処方開発
≪ご経歴≫
2004年3月 岡山大学 環境理工学部 環境物質工学科 卒業
2006年3月 岡山大学大学院 自然科学研究科 環境保全工学専攻 修了
2006年4月 (株)ファンケル 入社

【第3部】(株)恵理化 代表取締役 岩田 宏 氏
≪ご経歴≫
1951年生まれ。城西大学理学部化学科1976年卒業後、石鹸メーカー、化粧品原料メーカーを経て、化粧品コンサルタント会社に勤務。現在は、化粧品サンプル受託、OEM、コンサルタントの専門会社で株式会社恵理化を2009年に設立し、代表を務める。2010年埼玉県で化粧品製造販売業を取得、化粧品販売会等からの依頼によりオリジナル処方で化粧品開発、製造販売を行う。
パーマネント・ウェーブ用剤、ヘアカラー等の頭髪化粧品の処方開発
基礎化粧品の処方開発
薬機法の実務、処方開発から商品にするまでの実務

セミナー受講料

55,000円(税込、昼食・資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、
  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
  備考欄に「会員登録希望」と希望の案内方法【メールまたは郵送】を記入ください。
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※ 2019年10月1日以降に開催されるセミナーの受講料は、お申込みいただく時期に関わらず
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※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【新宿区】新宿文化センター

【地下鉄】東新宿駅

主催者

キーワード

化粧品・医薬部外品技術   化学反応・プロセス   医薬品・医療機器等規制

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化粧品・医薬部外品技術   化学反応・プロセス   医薬品・医療機器等規制

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