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プロセス化学、化学工学、製品製造、品質保証の立場で
どのようにスケールアップを捉えるべきか解説します
セミナー趣旨
バッチプロセスのスケールアップによって製品製造を開始する場合、プロセス化学、化学工学、工場運転担当、品質保証の専門家が集結してプロジェクトを作ります。私は、旭化成にて、スクリーニング物質合成、パイロット設備での試作品製造、を通して有機化学、プロセス化学を学び、原薬の実機製造の仕事を担当し、化学工学と品質保証を勉強しました。この講演では、スケールアップに対して、プロセス化学、化学工学、製品製造、品質保証の立場でどのようにスケールアップを捉えるべきなのか?広い分野の知識と経験をどのように総合させてスケールアップを円滑に進めればよいのかについて語りたいと思います。
受講対象・レベル
バッチプロセスをスケールアップして化学品・原薬のパイロット製造、本製造を開始しようとしている技術者を対象とします。プロセス化学者、化学工学技術者、品質保証技術者、製造技術者いずれでも可
習得できる知識
・簡単なスケールアップ理論(熱伝導、ろ過、撹拌、抽出)
・溶媒回収を考慮した溶媒の選択方法
・溶媒回収プロセス
・プラントの安全性保持技術
・スケールアップトラブル例
セミナープログラム
1.スケールアップファクターの理論
1)伝熱のスケールアップ
2)ろ過のスケールアップ
2.溶媒回収と溶媒の選択
1)溶媒回収の必要性
2)溶媒回収のトラブル防止
3)溶媒回収の基礎
4)溶媒回収、水との分離
5)溶媒の選択
3.撹拌のスケールアップ
1)撹拌のスケールアップ理論
2)撹拌スケールアップの実際
4.抽出のスケールアップ
1)分液不良
2)分液時間
3)抽出温度
4)溶存酸素の影響(Pd(0)除去)
5.ろ過/乾燥のスケールアップ
1)ろ過器/乾燥機の組み合わせ
6.プラントの安全性
1)ハロゲン系溶媒
2)溶媒静電気爆発
7.スケールアップトラブルの例
セミナー講師
森川 安理 氏 アンリ・コンサルティング 代表
【講師経歴】
1975年3月 東京大学理学化学科(向山研究室)卒業
1977年3月 東京大学大学院理学系研究科(向山研究室)卒業
1977年4月 旭化成 入社 スクリーニング化合物の合成、プロセス化学研究に従事。この間、エリルの構造活性相関の研究で薬学博士号取得。その後医薬原薬の工場長を10年経験。
2013年2月 旭化成 退社
2013年3月 個人事業主として技術コンサルタント業開始 原薬の製造についての解説記事を31回に渡り下記HPに連載している。
http://www.gmp-platform.com/topics_detail2/id=59
セミナー受講料
46,000円 + 税※ 資料付
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* アカデミック価格は 24,000円 + 税
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