バイオプラスチック:変遷、現状、そして可能性

マイクロプラスチック規制への対応に向け、
生分解性プラスチックや
バイオマスプラスチックなど、
バイオプラスチックの材料から作り方、
応用先に加え、今後の動向までを一挙解説
低温成形が可能な『バロプラスチック』についてもお伝えします


講師


九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 准教授 谷口 育雄 先生


講師紹介


ご略歴
 1999.3. 京都大学大学院工学研究科 合成・生物化学選考修了(工学博士)
 1999.4. 京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科 助手
 2003.7-2004.6. 文科省在外研究員(米国マサチューセッツ工科大学駐在)
 2004.10. 米国マサチューセッツ工科大学博士研究員
 2007.4. 地球環境産業技術研究機構化学研究グループ 研究員(後主任研究員)
 2012.12. 現職に至る

専門および得意な分野・研究
 高分子合成化学、高分子材料化学、膜分離工学

本テーマ関連学協会での活動
 高分子学会、繊維学会、プラスチック成形加工学会、化学工学会など
エコマテリアル研究会、関西バイオポリマー研究会、バイオ高分子研究会など


受講料


1名43,000円 + 税、(資料・昼食付)  
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき33,000円 + 税  
※消費税につきましては講習会開催日の税率にて課税致します。  
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナーポイント


■はじめに:
 プラスチック(高分子材料)はその利便性によって急速に普及したと同時に、
化石資源の枯渇やマイクロプラスチックに代表される環境汚染など様々な問題の根源となっている。
これらの有用な解決策の一つとして、環境中で微生物などの作用によって分解される
生分解性高分子が着目されていた。
 また、近年は、生分解性のみならず、再生可能資源であるバイオマスから得られる
高分子材料についても盛んに研究され、これらを総称してバイオプラスチックと呼ばれている。
 本講座では、バイオプラスチックに関する歴史、現状、およびその将来性について、
環境問題などと合わせて紹介する。

受講対象者
 ・プラスチックに関する環境問題に興味のある方
 ・バイオプラスチックに関しての知見を得たいと考えている方
 ・バロプラスチックに興味のある方
 ・高分子材料の研究開発をされている方

必要な予備知識
 ・原則としてこの分野に興味のある方なら、特に必要は無し
 ・高分子材料に関して何らかの知識がある方が望ましい
 ・環境問題について何らかの知識がある方が望ましい

本セミナーで習得できること
 ・バイオプラスチックの基礎知識
 ・プラスチックが関連する環境問題とその解決策
 ・バイオプラスチックの今後の展開
 ・バイオプラスチックのビジネス動向


セミナー内容


1.プラスチック問題
 1)プラスチックの歴史
 2)プラスチックの種類と用途
 3)プラスチックの現状と問題
   a)資源の視点から
   b)環境の視点から
   c)経済の視点から
   d)法規制の視点から
     ・日本国内
     ・海外
 4)プラスチック問題の解決に向けて

2.バイオプラスチック
 1)バイオプラスチックとは
   a)定義と分類
   b)生分解性プラスチック概要
   c)バイオマスプラスチック概要
 2)生分解性プラスチック
   a)種類と用途
   b)主な材料
     ・ポリ乳酸
     ・ポリヒドロキシアルカン酸
   c)生分解のメカニズム
   d)成形の手法
   e)機能性付与に向けた設計
   f)生分解性の評価
 3)バイオマスプラスチック
   a)種類と用途
   b)主な材料
     ・バイオポリエチレン
     ・バイオポリカーボネート
   c)成形の手法

3.低温成形が可能なバロプラスチック
 1)原理と特性
 2)バロプラスチックの設計
 3)バロプラスチックのキャラクタリゼーション
 4)生分解性バロプラスチック
 5)バロプラスチックの応用
   a)既存材料の代替
   b)薬物徐放性材料としての利用

4.バイオプラスチックの将来性
 1)今後の展望
 2)環境問題への寄与