癒着防止材・止血材の使い分けと使用上でのトラブル対策

臨床現場での問題点、使用上の工夫、
メーカーに改善してほしい事とは?

新しい材形、後追い製品が食い込む余地はあるのか?


講師


【第1部】日本大学病院 消化器病センター 消化器外科 助教 萩原 謙 氏

【第2部】新山手病院 臨床医用工学研究室 室長 小山 義之 氏

【第3部】川崎医科大学 心臓血管外科 講師 古川 博史 氏

【第4部】東京女子医科大学 消化器外科/先端生命医科学研究所 講師 大木 岳志 氏


受講料


1名につき60,000円(消費税抜き/昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円〕


プログラム


【10:00〜11:30】
【第1部】腹腔鏡下手術における癒着防止材・止血材の使い分けと問題点
日本大学病院 萩原 謙 氏 


【講座主旨】
 近年、腹腔鏡下手術の普及に伴い難易度の高い手術も広く行われるようになり、操作制限の多い腹腔鏡下手術では、術中に容易に使用可能で止血効果の優れた止血材の開発が望まれる。また平均寿命の延長に伴い複数回の手術をうける患者の増加が想定され、腹腔鏡下手術においても癒着防止材の需要が増加する可能性がある。
 今回、臨床医の視点から腹腔鏡下手術における止血材、癒着防止材の使い分けと問題点について提示する。

【講演内容】
1.止血材  
 ・どういったときに必要か?   
 ・止血材、止血手技の現状と問題点   
 ・将来に向けて止血剤のあり方

2.癒着防止材
 ・癒着防止材は必要か?  
 ・癒着防止材の現状と問題点  
 ・将来に向けて癒着防止材のあり方

3.腹腔鏡下手術における製品開発のポイント

【質疑応答】



【12:15〜13:45】
【第2部】生体組織接着性材料の開発と止血材・癒着防止材への応用および商品化
新山手病院 小山 義之 氏


【講座主旨】
 生体内で可溶化し局所から消失する新しい「生体組織接着性ゲル」を開発した。その背景、理論について解説し、止血材、癒着防止材としての機能、臨床での効果、商品化の経緯を紹介する。

【講座内容】
1.生体組織接着性材料
 1.1 組織接着性材料の現状と問題点
 1.2 合成組織接着性高分子;ポリアクリル酸(PAA)
 1.3 PAAとポリビニルピロリドン(PVP)の水素結合ゲル
 1.4 組織接着性PAA/PVPゲルの開発

2.生分解性
 2.1 一般の生分解性材料
 2.2 PAA/PVPゲルの生体内での可溶化

3.PAA/PVPゲルの癒着防止材への応用
 3.1 癒着防止材に必要な性能
 3.2 PAA/PVPゲルの癒着防止効果

4.PAA/PVPゲルの止血材への応用
 4.1 止血材に必要な性能
 4.2 PAA/PVPゲルの止血効果と臨床研究
 4.3 PAA/PVPゲルによる痛みの軽減と治癒促進効果

5.PAA/PVPゲル止血材の商品化

【質疑応答】



【14:00〜15:30】
【第3部】心臓血管外科領域での癒着防止材の使い分けとトラブル対策
川崎医科大学 古川 博史 氏 


【講座主旨】
 心臓血管外科領域における癒着防止材の使用の現況について臨床現場からの詳細な情報をもとに紹介し、今後の癒着防止材の臨床ニーズと臨床使用の可能性について述べる。また、使用の際の注意点と今後の展望について述べる。

【講演内容】 
1.心臓血管外科手術の現況

2.心臓血管外科領域における癒着と再手術のリスク

3.心臓血管外科領域における癒着防止材の使用状況

4.心臓血管外科領域における癒着防止材の臨床現場おけるニーズ

5.新しい癒着防止材の開発における留意点と可能性

6.まとめと今後の展望

【質疑応答】



【15:45〜17:15】
【第4部】下部消化器外科での癒着防止材の使い分けとトラブル対策
東京女子医科大学 大木 岳志 氏 


【講座主旨】
 消化器外科領域では腹腔鏡下手術が増加し、術後の癒着が軽減されたとは言え、未だに癒着による腸閉塞は重要な術後合併症の一つである。
 本講座では、腹腔鏡下大腸手術の動画を用いて癒着防止材の適切な使用方法を提示する。 
 
【講演内容】
1.癒着防止材の構成と特徴

2.癒着の発生と防止材の考え方

3.スプレー型癒着防止材の使用方法
 (腹腔鏡下大腸手術の動画を用いて)

【質疑応答】 


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

64,800円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催場所

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【品川区】技術情報協会セミナールーム

【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

主催者

キーワード

医薬品技術

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