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FRPの最新リサイクル技術を紹介し、
実用化に向けた可能性を検討します
セミナー趣旨
軽くて丈夫なガラス繊維強化プラスチック(GFRP)や炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は、
航空・宇宙機器、自動車部品、船舶、ガスタンク、建築資材、スポーツ用品の様々分野で
使用されている。一方、FRPは非常に丈夫であるため、使用済みのFRPのリサイクルは非常に難しく、
現状では大分部の廃棄物は埋め立て処理されている。炭素繊維は非常に高価で製造する際に
膨大な二酸化炭素を排出するため、リサイクルを実用化することで大幅な二酸化炭素の排出削減が
期待されている。
本講演では、FRPの最新リサイクル技術を紹介し、リサイクルを実用化するための可能性を検討する。
受講対象・レベル
ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)や炭素繊維強化プラスチック(CFRP)が
使用されている航空・宇宙機器、自動車部品、船舶、ガスタンク、
建築資材、スポーツ用品等を製造・販売・処理している会社の関連企業の方
習得できる知識
・FRPの最新のリサイクル技術
・プラスチックのリサイクルに関する社会的背景
・プラスチックのリサイクルに関する最新技術動向
・回収した炭素繊維を評価するための最新標準化動向
セミナープログラム
- 資源循環の現状
- 資源循環の問題
- 二酸化炭素排出削減
- 循環経済
- プラスチックのリサイクル
- 有機資源のマテリアルフロー
- プラスチックと金属のリサイクルの特徴
- これまでのリサイクル政策
- マイクロプラスチック
- プラスチックのリサイクル技術の概要
- マテリアルリサイクル
- ケミカルリサイクル
- 熱分解
- ガス化
- モノマーリサイクル
- エネルギー回収
- リサイクル技術の評価法
- GFRPの現状
- GFRPの熱分解
- GFRPの液化
- GFRPのガス化
- CFRPの現状
- 熱分解によるCFRPのリサイクル
- 液化法によるCFRPのリサイクル
- その他のCFRPのリサイクル方法
- 回収された炭素繊維の物性に対するリサイクル条件の影響
- リサイクル炭素繊維の標準化
- 難燃性FRPのリサイクル
- 難燃剤の特徴
- 脱臭素化技術
- 資源循環の未来
セミナー講師
国立研究開発法人産業技術総合研究所
環境管理研究部門 環境管理研究部門 招聘研究員 工学博士 加茂 徹 先生
【略歴】
平成22年 4月 産業技術総合研究所 環境管理技術研究部門研究グループ長
平成27年 4月 産業技術総合研究所 環境管理研究部門 上級主任研究員
平成31年 4月 産業技術総合研究所 環境管理研究部門 招聘研究員
【専門】リサイクル工学、有機物理化学、石油化学
【本テーマ関連学協会での活動】
プラスチックリサイクル化学研究会 幹事
廃棄物資源循環学会 リサイクルシステム技術研究部会長
セミナー受講料
1名38,000円 + 税、(資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき28,000円 + 税
※消費税につきましては講習会開催日の税率にて課税致します。
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講料
41,800円(税込)/人
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