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システムの複雑化に伴い、FMEA/FTAなどのハザード分析手法では
事故原因の分析が難しくなっています
米国で本格的に普及しつつある「STAMP/STPA」について
考え方やメリット、分析手法、適用状況などを演習含めて基礎から解説!
セミナー趣旨
IoTが普及するにつれて、自動車や家電などさまざまなモノがつながり、利便性が向上しています。しかしこのようなシステムにはソフトウェアが複雑に組み込まれるため、従来のハザード分析手法だけでは事故原因の分析が難しくなっています。このようなシステムに対して、現在米国では、マサチューセッツ工科大学のレブソン教授が考案したSTAMP/STPAという新しい安全分析手法が普及しつつあります。
本講座では、STAMP/STPAと従来手法との考え方の違い、STAMP/STPAのメリットと分析手法について、レブソン教授が執筆した「STPA HANDBOOK」に基づいて解説し、演習をとおしてご体験いただきます。
習得できる知識
・STAMP/STPAによる安全性の考え方が理解できる
・STAMP/STPAと従来手法との考え方の違い、メリットが分かる
・STAMP/STPAによる分析手法の知識を身につける、体験できる
・STAMP/STPAの適用状況が分かる
・STAMP/STPAを適用する上での情報源が分かる
セミナープログラム
1. 安全分析手法「STAMP/STPA」の概要
1.1 STAMP/STPA考案の背景
1.2 従来手法(FTA/FMEA等)の考え方
1.3 故障が原因でない事故の例?〜?
1.4 STAMP/STPAの特徴
1.5 STAMPとSTPAの関係
1.6 米国でのSTAMP/STPAの適用状況
1.7 STAMP/STPAの効果(従来手法との比較)
1.8 国内での適用状況
2. STAMPによる安全性の考え方
2.1 前提知識(システム/システムズエンジニアリング)
2.2 STAMPの考え方
3. STPAの分析手法
3.1 分析手法の概要
3.2 分析事例
3.3 STAMP/STPA分析手法と開発との関係性
3.4 従来手法との比較(FMEA/FTA/HAZOP)
4. STPA分析手法の詳細解説と演習
4.1 分析の目的を定義
4.2 コントロールストラクチャを作成
4.3 安全ではないコントロールアクションを識別
4.4 損失のシナリオを識別
4.5 STPA分析の演習
4.6 STPA出力間の関係と開発との関係
5. STAMP/STPA関連情報の紹介
6. まとめ
セミナー講師
日本ユニシス株式会社 総合技術研究所 技術開発室 上席研究員
福島 祐子 先生
■経歴
日本ユニシス入社後、メインフレームの基盤ソフトウェア業務を経て、大規模ITシステム開発における開発手法の策定・適用に従事、その後、ビジネスコンサルティング手法の調査・普及に注力。
2015年度より、総合技術研究所において、システムズエンジニアリング、モデルベースのシステムズエンジニアリング(MBSE)、STAMP/STPAの適用を研究。
■専門および得意な分野・研究
システムズエンジニアリング、MBSE
安全分析手法STAMP/STPA適用研究
システム開発方法論
ビジネスコンサルティング方法論
■本テーマ関連学協会での活動
IPAソフトウェア高信頼化推進委員会 IoTシステム安全性向上技術WG委員(2018)
IPAソフトウェア高信頼化推進委員会 システムズエンジニアリング推進WG委員(2017)
INCOSE会員
一般社団法人 システムズエンジニアリング研究会 会員
安全工学会、信頼性学会への寄稿
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
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