セルロースナノファイバー樹脂複合材料の開発〜基礎と応用・近年の動向・可能性〜

熱可塑性樹脂とCNF複合材料についてのこれまでの成果!


今後の課題・展望・将来性!


講師


京都市産業技術研究所 高分子系チーム チームリーダー 博士(学術) 仙波 健 先生


受講料


1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)  


*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円      


*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナーポイント


■講師より受講者へ
セルロースは最も豊富な再生可能持続資源であり,それを解きほぐしたセルロースナノファイバー(CNF)は,優れた力学的特性,耐熱性,安全性などを有します。現在世界中で国家プロジェクトなどが立ち上がり,研究開発が進められています。日本においても国策としてCNF材料の開発を後押しする動きが活発化しています。CNF強化樹脂複合材料による構造部材開発については,京都プロセスのパイロットプラントが京都大学,日本製紙(株)に建設され,そして星光PMC?が商業化を開始しました。本発表では,熱可塑性樹脂とCNF複合材料についてこれまで我々が取り組んできた研究開発の変遷から現在の状況,京都プロセス,そして最近の結果,今後の展開を紹介し,CNFとCNF複合材料の可能性を感じていただくことができればと思います。

■受講して得られる知見、ノウハウは?
・セルロースナノファイバーの開発動向
・セルロースナノファイバー構造材料の作製プロセス
・種々のセルロースナノファイバー/樹脂の複合化研究事例
・セルロースナノファイバーの複合化についての今後の課題
・各セルロースナノファイバー複合材料の想定される用途

▽前回の同講師セミナー受講者の声(アンケートより)
「CNFについて専門外ですが、イメージをつかむことができました」(樹脂製品の開発・改良)
「摺動性に関する内容が特に興味深かった」(樹脂軸受材料の研究開発)
「化学処理の話題が面白かったです」(新素材の研究・評価)
「わかりやすかったです。ありがとうございました」(車両技術開発)
「初めて参加しました。大変有意義でした」(印刷業)


セミナー内容


1. セルロースナノファイバー(CNF)および強化プラスチックの基礎と動向
 1.1 CNFの概要(特性,性状など)
 1.2 CNF関連の研究開発,動向など
 1.3 CNF関連の商品化
 1.4 京都市産技研におけるこれまでの研究開発の流れと産業化への取り組み
 1.5 CNF/ポリマーにおいて使用する加工機

2. 親水性化学処理を導入したCNFコンポジット
 2.1 カチオン変性
  ・変性の機構,変性剤の種類
 2.2 カチオン化CNF/ポリアミド特性
  ・力学的特性
  ・分散状態
  ・耐熱性
  ・摺動性
  ・自動車用ポリマーアロイとの比較

3. 化学変性と加工技術の進化
 3.1 疎水変性とパルプ直接混練法
 3.2 CNF/ポリエチレンの特性
  ・力学的特性
  ・結晶構造
  ・分散状態
 3.3 CNF/ポリアセタールの特性
  ・力学的特性
  ・摺動性
  ・分散状態

4. 化学変性の進化と京都プロセス
 4.1 耐熱性・疎水化CNFの特性
 4.2 耐熱性・疎水化CNF強化汎用エンプラ,ポリオレフィン,バイオプラスチック
  ・加工温度の限界
  ・力学的特性
  ・分散状態
  ・耐熱性
 
5. ポリオレフィンにおける分散性向上の取り組み
  ・セルロース水酸基の置換度と相溶性
  ・膨潤剤の使用とメカニズム
  ・フィラーの使用とメカニズム

6. 膨潤剤による様々な樹脂のさらなる性能向上
 
7. セルロース/異種繊維ハイブリッド
  ・ガラス繊維/CNF
  ・炭素繊維/CNF
  ・植物繊維/CNF

8. アプリケーション
 8.1 セルロースナノファイバーコンポジットの最近の発泡成形
  ・高倍率発泡
  ・力学的特性
  ・CNF発泡成形体のまとめ
 8.2 セルロースナノファイバーの染色と材料着色
  ・ブレンドによる発色 染色液,成形体
  ・まとめと可能性

<質疑応答・名刺交換>