インクジェット技術と3Dプリンターの1日速習講座

メカニズム、メディア材料、印刷(成形)品質の制御、新市場、基礎~応用まで

インクジェットと3Dプリンターの共通点と相違点、
印刷(成形)の位置精度を決める要因


★ 事前リクエスト用紙による個別質問も可!
★ 印刷,ディスプレイ,電気電子,食品,医療製薬,自動車,建設,家具,セキュリティ ・・・ 従来市場と新しいビジネスの可能性


講師


富士ゼロックス(株) 研究技術開発本部 マーキング技術研究所
研究主席 藤井 雅彦 氏

日本画像学会 インクジェット技術部会主査, DF部会委員,理事,国際交流委員会委員長
IS&T NIP General Chair,Tokyo Chapter DirectorInkcube.org 代表
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員


受講料


1名につき50,000円(消費税抜,昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき45,000円〕


プログラム


【講座の趣旨】 
 これからインクジェット技術に従事しようとしている方,インクジェットに携わっているが系統的に基礎から学びたい初心者の方,3Dプリンタに関する業務に携わる方のために,インクジェット技術と3Dプリンタ技術の基礎から応用まで幅広く解説します.
 インクジェット技術では,最初にインク吐出方式による方式の分類と,それぞれの特徴,得意な応用分野を説明します.次にインクジェットを用いたシステム(プリンタ)の概要,各種システムに必須であるメンテナンスやインク供給などのシステム技術を説明します.さらにインクジェットにおける重要な要素技術であるプリントヘッド,インク・メディア,ドット配置などの画像形成技術についてそれぞれ説明します.その後,インクジェットの今後の展望について,特に技術的課題とそのアプローチ,ますます広がりを見せるインクジェット技術の応用について紹介します. また,3Dプリンタ技術では,ASTMによる7つの分類に基づく3Dプリンタ各種方式や,新規に登場した新しい造形方式(装置)の原理や特徴について説明します.現状の3Dプリンタの課題,および課題への取り組みや,3Dプリンタ用のデータフォーマット,3Dプリンタに関する標準化動向について紹介します.

【習得できる知識】 
 各種インクジェット方式の特徴,ヘッド技術,インク技術,システム技術,ドット形成技術,インクジェット応用と課題,取り組み. 各種3Dプリンタの原理,特徴,課題,取り組み,3Dプリンタ用データフォーマットとデータ流通 
 
【セミナープログラム】 
1.インクジェット方式の分類と特徴
 1.1. インクジェットの定義
 1.2. インクジェット方式の分類と特徴
 1.3. オンデマンド型と連続噴射型
 1.4. 連続噴射型 (荷電偏向制御型)
 1.5. 新しい連続噴射型 (Stream,Ultra-Stream)
 1.6. サーマルインクジェット方式 (バブルジェット)
 1.7. ピエゾインクジェット方式
 1.8. サーマルインクジェットとピエゾインクジェットの比較
 1.9. その他のオンデマンド型
 1.10. インクジェット開発会社

2.インクジェットシステム(プリンタ)技術
 2.1. システム基本構成
 2.2. シリアルプリンタのメカニカル動作
 2.3. シリアルプリンタの用紙搬送パス
 2.4. インク供給方式と背圧制御
 2.5. メンテナンス基本動作と実施タイミング
 2.6. 欠陥検出手段
 2.7. インク循環と脱気システム
 2.8. ミスト対応
 2.9. インク滴吐出不良(画質不良)検出機能

3.プリントヘッド技術
 3.1. サーマルインクジェット
  3.1.1. 吐出原理
  3.1.2. 駆動方法 (駆動波形)
 3.2. ピエゾインクジェット
  3.2.1. 基本動作原理
  3.2.2. メニスカス振動と周波数特性
  3.2.3. 駆動方法 (駆動波形)
  3.2.4. 薄膜ピエゾ
 3.3. プリントヘッド噴射特性の変動要因と対応
 3.4. 吐出インク範囲と課題

4.インク・メディア技術
 4.1. 水性インクの基本組成
 4.2. インクの分類
  4.2.1. 溶媒による分類と特徴
  4.2.2. 浸透性による分類と特徴
  4.2.3. 色材による分類と特徴
 4.3. UV硬化型インク,ソルベントインク
 4.4. 水性熱硬化性インク (ラテックスインク)
 4.5. 反応を利用した画質と乾燥性の両立アプローチ
 4.6. メディアの分類
 4.7. 普通紙,コート紙,光沢紙
 4.8. カールとコックリング

5.画像形成技術
 5.1. 画質上の問題と改善技術
 5.2. 画像処理プロセス
 5.3. 色変換
 5.4. ハーフトーン処理(2値化)
 5.5. マルチパスプリント(分割プリント)
 5.6. その他処理技術例
 5.7. プリンタドライバと画像処理
 5.8. 欠陥補正

6.インクジェット技術,今後の展望
 6.1. 高画質化
 6.2. 高速化とSpeed Factor
 6.3. 基本性能による市場分類
 6.4. 商業印刷市場への展開と課題
 6.5. インクジェットの応用市場
 6.6. デジタルファブリケーション

7.各種産業応用における課題と対応
 7.1. 産業市場からの要求と対応
 7.2. 液体範囲の拡大
  7.2.1. 高粘度液体吐出と小滴化
  7.2.2. 強アルカリ,強酸液体への対応
 7.3. 非浸透基板におけるパターン形成
 7.4. 高速化(R2R)
 7.5. ヘッドの使いこなし

8.3Dプリンタ基礎と最新動向 
 8.1 3Dプリンタの歴史
 8.2 3Dプリンタの各種方式と特徴
 8.3 新規造形方式(装置)

9.3Dプリンタの積層プロセス
 9.1 サポート材料
 9.2 積層方向による特徴(異方性等)
 9.3 インクジェット法の積層プロセス詳細

10.3Dプリンタの標準化とデータフォーマット
 10.1 メッシュ形式とボクセル形式データフォーマット
 10.2 データフォーマットFAV
 10.3 3Dプリンタの標準化状況
 10.4 著作権と製造物責任 
 
 【質疑応答】 


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主催者

キーワード

印刷技術   メカトロ・ロボティクス   3Dプリンタ

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