熱硬化性樹脂複合材料(GFRP&CFRP)のリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発

代表的な熱硬化性樹脂複合材料製品である
GFRP、CFRPのリサイクル技術を把握


主なCF回収方法の比較、国内・海外のリサイクル技術とそのバリエーション、リサイクル後の回収材の利用方法
CFRP生産量の20倍以上のCFRPのガラス繊維(GF)の回収技術の確立に向けて

セミナー講師

溶解技術(株) 代表取締役 博士 (工学) 柴田 勝司 氏
名古屋大学客員教授
※元日立化成(株)
略歴
1980年3月 京都大学工学部合成化学科卒業
1980年4月 日立化成工業株式会社入社
1981年~  日立化成工業株式会社の研究所に在籍
2014年  プリント配線板用エポキシ樹脂の開発
     熱硬化性樹脂複合材料リサイクル技術を担当
2011年4月 熊本大学大学院自然科学研究科博士後期課程 (社会人コース)入科
     炭素繊維強化複合材料(CFRP)リサイクル技術を研究
2014年3月 同科修了 博士(工学)取得
2015年8月 日立化成株式会社を定年退職
2016年4月 溶解技術株式会社を設立
2019年4月 名古屋大学客員教授を兼任
専門
高分子合成 エポキシ樹脂配合設計 高分子リサイクル(熱硬化性樹脂)
所属学会
高分子学会 日本化学会 日本複合材料学会 プラスチックリサイクル化学研究会
受賞歴
プラスチック化学リサイクル研究会 2006年度技術功績賞
日立環境財団 第34回「環境賞」

セミナー受講料

49,500円( S&T会員受講料47,020円 )
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セミナー趣旨

 熱硬化性樹脂複合材料の代表的な製品としては、不飽和ポリエステル樹脂/ガラス繊維複合材料(GFRP: Glass Fiber Reinforced Plastics)、エポキシ樹脂/炭素繊維複合材料(CFRP: Carbon Fiber Reinforced Plastics)が挙げられる。CFRPに使用される炭素繊維(CF)は高価なため、最近はリサイクルされ始め、回収CFの用途探索も進んできた。しかしながら、CFRP生産量の20倍以上のGFRPについては、セメントの原燃料化によるリサイクルしか実用化されておらず、ガラス繊維(GF)を回収する技術は確立されていないことから、大きな問題となっている。
 本セミナーでは使用済みGFRP、CFRPのリサイクル技術の動向と回収材の用途開発の現状について報告する。また、他の複合材料であるプリント配線板、モールドコイルのリサイクル技術についても解説する

セミナープログラム

1.緒言
   (1) 複合材料の定義と分類
   (2) プラスチックリサイクル技術の分類

2.GFRPリサイクル技術の動向
   (1) ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)の出荷量
   (2) GFRPの用途
 2.1 マテリアルリサイクル
   (1) アサオカ,群馬高専
   (2) いすゞ自動車
   (3) 石川島播磨重工業
   (4) クボタ
   (5) DIC
   (6) 田村石材
 2.2 熱分解法
   (1) 北海道工試
   (2) 東芝
   (3) 日本化学繊維検査協会
   (4) 静岡県立大,日清オイリオ,神奈川産技セ
   (5) 福岡リ研セ,大分産技セ,他
   (6) 四国工試,高知工技セ
   (7) 信州大
   (8) 強プラ協,富士田商事
 2.3 超臨界流体法
   (1) モダー社
   (2) 神戸製鋼所
   (3) 物質研,熊本工技セ
   (4) 工学院大
   (5) 静岡大
   (6) 大阪府立大,松下電工
   (7) 山口県産技セ,山口大
 2.4 加溶媒分解法
   (1) 松下電器産業
   (2) 三菱電機
   (3) 和歌山県工技セ
   (4) アースリサイクル
 2.5 その他の方法
   (1) 崇城大
   (2) 信州大

3.CFRPリサイクル技術の動向
   (1) 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の出荷量
   (2) CFRPの用途
   (3) ボーイング787に使われている材料
   (4) PAN系CFの製造法
   (5) CF廃材の種類
   (6) CFRP廃材のリサイクルに適用可能な技術
 3.1 国内のCFRPリサイクル技術の動向
  3.1.1 大学等の動向
   (1) 東京工業大学
   (2) 静岡大学
   (3) 熊本大学
   (4) 八戸工業高等専門学校
   (5) 信州大学
   (6) ファインセラミックスセンター
   (7) 埼玉県産業技術総合センター
   (8) JAXA
  3.1.2 民間企業等の動向
   (1) 炭素繊維協会
   (2) 東レ(株)
   (3) 三菱ケミカル(株)
   (4) 高安(株)
   (5) カーボンファイバーリサイクル工業(株)
   (6) 阿波製紙(株)
   (7) ACA(株)
 3.2 海外のCFRPリサイクル技術の動向
  3.2.1 欧州
   (1) Nottingham 大学 英国
   (2) Cranfield 大学 英国
   (3) Imperial College London 英国
   (4) Alpha Recyclage Composites/Toulouse大学 フランス
   (5) ELG Carbon Fibre Ltd. 英国
   (6) Karborek/ENEA イタリア
   (7) HADEG Recycling ドイツ
   (8) Siemens ドイツ
   (9) Procotex ベルギー
   (10) Sigmatex 英国
   (11) Hexcel Reinforcements UK Ltd. 英国
   (12) CFK Valley (研究開発クラスタ) ドイツ
   (13) SGL ACF/BMW ドイツ
   (14) Fraunhofer ICT ドイツ
   (15) IPC / CReCoF フランス
  3.2.2 米国
   (1) North Carolina 州立大学
   (2) Washington State University
   (3) Mallinda LLC/the University of Colorado Boulder
   (4) Adherent Technologies, Inc.
   (5) Carbon Conversions Inc.
   (6) Carbon Fiber  Remanufacturing LLC
   (7) Dell Inc./SABIC
   (8) Composite Recycling Technology Center
   (9) Steelhead/Vartega/ Michelman
  3.2.3 中国
   (1) 寧波材料技術與工程研究所
   (2) 中国科学院大学
   (3) 深セン大学
   (4) Adesso Advanced Materials Wuhu Co., Ltd. 

4.常圧溶解法による熱硬化性樹脂複合材料のリサイクル
 4.1 常圧溶解法によるCFRPリサイクル技術
  4.1.1 常圧溶解法の概要
  4.1.2 試験管によるゴルフシャフトの溶解処理
  4.1.3 20L溶解槽によるラケットの溶解処理
  4.1.4 リサイクルCF不織布
  4.1.5 リサイクルCFRP
 4.2 常圧溶解法によるGFRPリサイクル技術
  4.2.1 試験管溶解試験
  4.2.2 200Lパイロットプラントによる溶解処理
  4.2.3 リサイクルGF不織布
  4.2.4 リサイクルGFRP
  4.2.5 鉄道車両部品リサイクル
  4.2.6 漁船リサイクル
 4.3 常圧溶解法によるプリント配線板リサイクル技術
  4.3.1 PWBリサイクルの現状
  4.3.2 PWBの常圧溶解処理
  4.3.3 溶解処理のスケールアップ
 4.4 常圧溶解法による変圧器用モールドコイルリサイクル技術
  4.4.1 モールドコイルリサイクルの概要
  4.4.2 銅コイル
  4.4.3 アルミコイル

5.結言
   (1) 結論
   (2) 今後の課題

□質疑応答□