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導電性カーボンブラックの使用テクニック
全国55,0002024-05-16
ベテランに響き 初心者に届く
導電性組成物設計の新たな視点と技術の核心
セミナー講師
材料技術研究所 技術コンサルタント 技術士(化学部門) 渡辺 聡志 氏
【講師紹介】
低硬度導電性および半導電性安定化シリコーンゴムという技術領域を開拓した技術者として知られる。また、カーボンブラックの設計にも精通し、ファーネス法とアセチレン法において、メーカーと共同で“新しい思想を内包する導電性カーボンブラック”を完成させた。
一方、組成物の導電性測定を妨げる最大要因である接触抵抗を、完全に分離除外できる新測定法「グラフ化法」を提唱し導入企業は増加中である。電気計測系の技術論や電波吸収体設計の著作も数多い。
導電性組成物分野において、原材料製造から配合設計、混練加工、電気測定、量子論的理論解析に至る全ての技術要素を、明快に説くことのできる専門家である。
受講料
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
上記価格より:(同一法人に限ります)
2名で参加の場合1名につき7,560円割引
3名以上で参加の場合1名につき10,800円割引
(※ キャンペーン!2名同時申込みで1名分無料適用外セミナーです)
セミナー趣旨
高分子系組成物において安定した特定値域の導電性を発現させる製品群は、高い技術力の証左であり、また高い収益が見込める領域のひとつです。しかし、日本における導電設計分野は、客観性と理論整合性のある情報提供が少ないという特殊性が否定できませんでした。一部のカーボンブラックメーカーや導電性測定装置メーカーなどが、利益目的で主導した“ゆがんだ技術情報”は数多く、これらが技術者の「落とし穴」となっています。
本講座は、導電性組成物技術者に寄り添いながら、必要とされる広範囲な技術情報を実例と共に解説いたします。“他に振り回されない自身の配合設計感”が醸成されることを、講義の目的としています。
セミナー講演内容
1.配合設計者のための基礎的教養
1.1 導電性組成物の歴史と変遷
1.2 導電分野の基礎用語
1.3 静電気の本質と設計反映への指針
1.4 ポリマーが電気伝導を妨げる理由 さらに量子論
1.5 カーボンブラック分野に棲み付く “デタラメ技術論”
2.導電性付与材料の選択と配合指針
2.1 全ての付与材料配合の基礎と定石を学ぶ
2.2 設計目標導電率に沿う選択眼
2.3 体積抵抗率を左右するカーボンブラックの属性
2.4 金属系材料の配合設計論
3.正確な抵抗値測定のための技術
3.1 電気計測物理学と導電性組成物の乖離
3.2 世界の測定規格と今後の方向性
3.3 過信傾向の「四探針法計測」の物理と限界
3.4 採用企業増加の抵抗値計測法「グラフ化法」解説
4.自社ラインに適合させる混練と製造の技術
4.1 なぜに「バッチ化混練」は失敗するのか
4.2 “界面歪を蓄積させない”という視点と加工技術
4.3 半導電領域に必須のコンパウンド養生技術
4.4 日本固有の「春夏秋冬」という難敵
□ 質疑応答・名刺交換 □
※ 本セミナーは事前リクエストがご利用できません。
ご質問は相互理解を重視した当日の質疑応答のお時間に講師との対話形式でご利用ください。
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