EV市場への課題と可能性、海外最新事例、成形加工法、Elium®~
今後の熱可塑性複合材料の採用が有望な用途、
市場規模が大きい電動自動車市場への参入課題とその可能性とは?


熱可塑性CFRPの材料や特性、製造技術、融着接合法について欧州での最新事例と産学連携による研究開発事例を紹介!

セミナー講師

第1部 帝人株式会社 炭素繊維事業本部 営業部門 成形材料営業部 成形材料ソリューション課 乾 久之 氏
第2部 近畿大学 理工学部 教授 博士(工学) 西籔 和明 氏
第3部 アルケマ(株) ビジネスディベロップメントマネージャー 博士(工学) 有浦 芙美 氏

セミナー受講料

【1名の場合】55,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。

セミナープログラム

第1部 熱可塑性複合材料の開発とマーケティングビジョン

【10:30-11:45】   講師:帝人株式会社 乾 久之 氏  
【講演主旨】
 帝人が進める、熱可塑性複合材料の開発とマーケティングビジョンについてご説明致します。
 今後の熱可塑性複合材料の採用が有望な用途、特に市場規模が大きい電動自動車市場への参入課題とその可能性についてご説明致します。
 そして、市場で受け入れられる為の製品コストの考え方及び、成形加工についてご紹介したいと思います。   
【プログラム】
1.熱可塑性複合材料の開発
 1-1 複合材料について
 1-2 熱可塑性プリプレグの開発
 1-3 帝人の熱可塑性複合材料
 1-4 帝人材の採用例
 1-5 CFRPとCFRTPの成形加工
 1-6 成形コスト
 1-7 CFRTPの成形品サンプル
2.マーケティングビジョン
 2-1 複合材料のマーケット
 2-2 熱可塑性複合材料のターゲット
 2-3 自動車用途について
 2-4 EVシフトと市場予測
 2-5 マルチマテリアル  
3.成形加工について
 3-1 CFRPとCFRTPの成形加工法
 3-2 成形コスト
 3-3 量産化の課題  
4.まとめ  
【質疑応答 名刺交換】


第2部 熱可塑性CFRPの量産化に向けた製造技術の最新動向

【12:30-15:15】講師:近畿大学) 西籔 和明 氏  
【ご経歴】
 1988年 近畿大学大学院工学研究科 機械工学専攻 博士前期課程修了、大阪府立工業高等専門学校 機械工学科 講師・准教授を経て、1999年 大阪大学大学院 工学研究科 生産科学専攻 博士後期課程修了、博士(工学)1999年~2000年 ベルギー王国カトリックルーベン大学 金属・材料工学科 客員教授。
 2010年より近畿大学 理工学部 准教授、2016年より近畿大学 理工学部 教授、現職に至る。
 材料と加工の複合化、先進材料の加工学、金属粉末射出成形のマイクロ化などに従事。現在、日本複合材料学会関西支部長、日本材料学会複合材料部門委員長。理工学部地域連携先端研究教育センター「近大ものづくり工房」センター長。東大阪モノづくり体験塾代表。  
【講演主旨】
 本講演では、CFRPについての基礎的な内容から、熱硬化性CFRPの適用事例として金属とのハイブリッド化の有効な産業機器への用途について紹介します。また、熱可塑性CFRPの材料や特性、量産化のための様々な製造技術、さらに熱可塑性CFRP特有の融着接合法について、欧州での最新事例と演者らが行った産学連携による研究開発事例を紹介し、今後の熱可塑性CFRPの用途拡大への解決策と自動車産業におけるCFRPの近未来を予測します。今回は欧米での最新事例として、世界最大規模の複合材料に関する展示会JEC World 2016~2019、欧州での複合材料学会ECCM-17とECCM-18会議、欧州での熱可塑性CFRPの国際会議ITHEC2016とITHEC2018会議、および米国でのSPE ACCE 2018展示会での技術情報を演者の考察を交え、分かりやすく解説します。
【プログラム】
1.CFRPとは?なぜCFRPか?
 (1)熱硬化性CFRPの適用事例
 (2)マルチマテリアルデザイン
 (3)金属とCFRPのハイブリッド化
 (4)産業機器への応用事例(インダストリアルCFRP)
 (5)ロボットワイヤーソー(RWS)による精密切断  
2.熱硬化性CFRPと熱可塑性CFRP
 (1)熱硬化性CFRPの利点と欠点
 (2)熱可塑性CFRP材料とその製造方法
 (3)熱可塑性CFRPが注目される理由
 (4)これまでの熱可塑性CFRPとの違い
 (5)熱可塑性CFRPの用途拡大を阻む理由  
3.様々な熱可塑性CFRPの製造法
 (1)加熱プレス成形
 (2)ハイブリッド射出成形
 (3)自動テープ/ファイバ積層成形
 (4)引抜き成形
 (5)3Dプリンタによる成形とその材料  
4.様々な熱可塑性CFRPの融着および機械的接合
 (1)熱硬化性と熱可塑性CFRPの接合法の違い
 (2)熱可塑性CFRPの融着接合法の種類
 (3)高周波誘導融着接合法
 (4)超音波式融着接合法
 (5)電気式融着接合法
 (6)熱可塑性CFRPリベットの製造と締結接合法  
5.欧米での熱可塑性CFRPの最新技術動向
 (1)JEC World 2016~2019展示会での話題
 (2)ECCM-17、ECCM-18会議での研究紹介
 (3)ITHEC2016、OTHEC2018会議での研究紹介
 (4)SPE ACCE 2018展示会での話題  
【質疑応答 名刺交換】


第3部 アクリル系現場重合型熱可塑性コンポジットマトリクス

【15:30-16:45】講師:アルケマ(株) 有浦 芙美 氏  
【講演主旨】
 アルケマが開発した新規の現場重合型樹脂Elium®(エリウム)はアクリルをベースにした材料で、ラジカル開始剤を硬化剤として使用する。室温で非常に流動性が高い液体で、熱硬化性樹脂と同じ装置を用いた成形方法での使用が可能である上に、硬化後は耐衝撃性や熱曲げ、融着可能など熱可塑性コンポジットの特性を発揮することができる。新規のアクリル系現場重合型熱可塑性樹脂の基本特性と各種成形方法を用いた開発例を紹介する。   【プログラム】
1.はじめに  
2.アクリル系現場重合型熱可塑性マトリクスELIUM®  
3.Elium® 樹脂及び複合材の基本特性

 3-1 繊維の選択
 3-2 Elium®複合材の基本特性
 3-3 Elium®複合材の衝撃特性および層間剝離靱性
 3-4 疲労特性  
4.Elium®の成形
 4-1 インフュージョン成形
 4-2 RTM成形
 4-3 引抜成形
 4-4 フィラメントワインディング‒光/熱デュアルキュア  
5.Elium®のリサイクル性  
6.おわりに  
【質疑応答 名刺交換】