AI・ビッグデータと知的財産権<Zoomによるオンラインセミナー>

AIやビッグデータを活用した発明はどのように法律で守られるのか?
知財戦略を行う上で知っておかなくてはいけない知識を全て解説!
知的財産上の取り扱いや契約を結ぶ際の従来とは違う注意点とは?

セミナー趣旨

 AI・ビッグデータに関連した法的問題は様々な法分野で生じるが、その中でも中心的な問題が知的財産に関する問題である。本セミナーではAI・ビッグデータと知的財産権の関係を中心として、現時点の議論を整理し、実務においてどのように対応していけばよいかについて解説する。

受講対象・レベル

・AI・ビッグデータと知的財産権の関係についての知見を得たい方
・AI開発契約やデータの提供契約などAI・データに関する契約を担当する方
・AI関連発明についての特許出願を考えており、どのような事例があるのか知りたい方
・自社のビッグデータをどのように他社に提供するかを検討している方
・自社のビッグデータの管理の方法に困っている方

習得できる知識

・AI・ビッグデータと知的財産権の関係についての基礎知識
・AI・ビッグデータに関する契約の際に留意するポイント
・著作権に関する柔軟な権利制限規定の活用法
・限定提供データの管理方法・活用法

セミナープログラム

1.ビッグデータに与えられている知的財産権による保護
 (1)ビッグデータを構成する個々のデータに与えられている保護
  a 著作権法による保護
  b 不正競争防止法による保護
 (2)集合体としてのビッグデータに与えられている保護
  a 著作権法による保護
  b 不正競争防止法による保護

2.ビッグデータ活用に向けて知っておくべき近時の法改正の内容
 (1)改正不正競争防止法(限定提供データ)の活用法
  a 法改正で整備された【限定提供データ】とは
  b 限定提供データと営業秘密との関係
  c 限定提供データの管理方法
  d 限定提供データに関する契約を結ぶ時のポイント
(2)著作権に関する柔軟な権利制限規定
  a 2018年法改正で整備された【柔軟な権利制限規定】とは
    ・情報解析等に関する自由利用(著作権法30条の4)
    ・情報解析結果の提供等に付随する著作物の軽微利用(著作権法47条の5)
  b 柔軟な権利制限規定の活用法
    ・活用する際、違法とならないための注意点
    ・ビジネスにどう活かすのか

3.AIと知的財産権の関係
(1)AI利用の一連の流れ
   a 生データ
   b 学習用プログラム
   c 学習済みモデル・パラメータ
   d AI生成物
(2)学習用プログラムが知的財産権の保護対象となる条件
    a 著作権法
    b 特許法
    c 不正競争防止法
(3)学習済みモデルが知的財産権の保護対象となる条件
    a 推論プログラムの知的財産権による保護
    b 学習済みパラメータの知的財産権による保護
     ・学習済みパラメータの特徴
     ・不正競争防止法による保護

4.AI関連発明の特徴と留意点
(1)AI関連発明の種類
  ・生データ関係
  ・学習用データセット関係
  ・学習関連技術
  ・学習済みモデル関連技術
  ・学習済みモデルを組み込んだシステム
(2)AI関連発明の特徴
(3)AI関連発明の特許取得に関する留意点

5.AI生成物は知的財産権でどう扱われる?
 (1)強いAIの生成物の知的財産法上の取扱い
 (2)弱いAIの生成物の知的財産権による保護

6.AI生成物が他人の知的財産を利用する場合
 (1)他者のデータを使う際の注意点
 (2)AI生成物についての法的責任
 (3)AI生成物と依拠性

7.AI・データに関する契約のポイント
 (1)従来の契約とはどのように異なるのか
 (2)データに関する契約のポイント
   a データ提供型契約
   b データ創出型契約
   c データ共用型(プラットフォーム型)
 (3)AI編に関する契約のポイント
   a AI開発型契約
   b AI利用型契約

8.今後の法改正の展望
 ・間接侵害規定の拡充等

■ご講演中のキーワード:
 AI、ビッグデータ、学習済みモデルの保護、AI関連発明、AI・データに関する契約、著作権に関する柔軟な権利制限規定の活用法、限定提供データの活用法

セミナー講師

長島・大野・常松法律事務所 弁護士  澤田 将史 先生
■ご略歴:
2011年 早稲田大学大学院法務研究科修了
2012年 弁護士登録(第一東京弁護士会)
長島・大野・常松法律事務所入所
2016年 文化庁著作権課に出向
立案担当者として平成30年著作権法改正に携わったほか、著作権法改正の企画・立案を中心に担当
2019年7月 長島・大野・常松法律事務所復帰
■専門および得意な分野・研究:
 著作権法・特許法・商標法・不正競争防止法などの知的財産法に係る契約・紛争解決
 民事訴訟その他の民事紛争解決

セミナー受講料

1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。
    お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
    お申込みは4営業日前までを推奨します。
    それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
    テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

下記ご確認の上、お申込み下さい

  • PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

Zoomを使用したオンラインセミナーとなります

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    お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
    確認はこちら
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     必ずテストサイトからチェック下さい。
     対応ブラウザーについて(公式) ;
     「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

AI(人工知能)   データマイニング/ビッグデータ   知的財産マネジメント

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AI(人工知能)   データマイニング/ビッグデータ   知的財産マネジメント

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