<フィージビリティ・スタディ(F/S)を踏まえた> 技術マーケティングと研究・事業開発テーマ企画推進
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
---|---|
主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | マーケティング 事業戦略 技術マネジメント総合 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【大田区】大田区産業プラザ(PiO) |
交通 | 【京急】京急蒲田駅 |
フィージビリティスタディ(FS:実現性検討)を各ステップで!
どんな視点でどう検討すればよいのか!?
講師
日本工業大学 技術経営大学院 教務委員長 教授 清水 弘 先生
【講師紹介】
京都大学工学部合成化学科卒業後、東洋エンジニアリング(株)で化学プラントの設計を実施。その後1990年よりアーサーDリトル社(ADL)に参画。製造業を中心にIT企業、サービス業の戦略、技術、組織の経営課題の解決に従事。2002年よりパートナー。2012年から日本工業大学技術経営大学院で技術と経営に関する授業と研究にも従事し、2015年より教務委員長(現任)。同年にADLシニアアドバイザー(現任)。東洋ビジネスエンジニアリング 社外取締役(現任)。住田光学ガラス 監査役(現任)。
受講料
1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
■ 講師より
研究・事業開発活動は、市場ニーズと技術シーズからのアイデアを具体的な製品・サービス(プロダクト)として顧客に提供しチャリンと鳴らせる活動と言えます。そのため、その活動もアイデア創出、コンセプト企画、ビジネスプラン、開発、テスト検証、市場投入とステップを踏んで進めます。それぞれのステップでは、革新技術の市場可能性のアイデアレベルから、具体的な製品仕様に対する市場需要と供給設備といったレベルまで、異なった項目での市場ニーズと技術シーズのマッチングを行っています。
このマッチングは言い換えると、それぞれのステップでフィージビリティスタディ(FS:実現性検討)を行ない、次のステップに進める意思決定を行っている、と考えることも出来ます。研究・事業開発活動を迅速に進め大きな成果を上げるには、各ステップでのFSを効率的に効果的に行い意思決定の推進が重要です。
また研究開発活動全体の定型化は難しいですが、これら各ステップのFSは定型化が可能です。FSでどんな視点でどう検討するかに習熟することで、迅速で大きな成果につながる意思決定を意識した活動が可能になります。
■「演習」について
・皆さんがセミナーで学んだことを仕事に活かすための手がかりとして、限られた時間ですが手法を活用する演習を行い、その場で質問にお答えするともに、活用上の留意点をご説明したいと思います。
■ 受講対象者
・メーカーの技術者、研究者
・研究開発部門のリーダー、戦略・企画担当者
(事例は消費財よりも産業財、生産財を中心に紹介します)
■ 受講して得られる情報・知見
・研究開発活動の一連のステップの中のアイデア創出、コンセプト企画、ビジネスプラン作成におけるFSの進め方
・特に定性的なアイデア創出とコンセプト企画と、定量的なビジネスプランのステップでのFSの実際
セミナー内容
1 フィージビリティスタディ(FS)とは
―典型的なフィージビリティスタディ −設備投資案件と投資採算評価
2 研究・事業開発活動の特徴とFSの重要性
―アイデアをチャリンと鳴らせる活動とFSによる意思決定の重要性
―多くの目的・ステップにおけるFSの使い分け
3 研究・事業開発活動のFSの基本手法
―機会と実現手段の洗い出しによるアイデア創出
―技術マーケティング手法
・マーケティングの誤解と基本手法
・3C 市場ニーズ・変局点、4P・技術方式/進展度での競合・自社比較
・価値連鎖と川上・川下関係図(関係者マップ、付加価値配分チャート)
・MFT−Market-Function-Technology
・自社ビジョンとの整合
―技術・資源評価
・プロダクト設計/製造/評価工程と技術・資源評価(含む研究設備)
―戦略立案の基本手法
・戦略とは
・VOCとコンセプトテスト
・プロダクト展開ロードマップ
・3C→STP→4P
・競争優位方針
・資源配分想定
・投資採算評価
4 研究・事業開発ステップ別の3つのFS
―アイデア創出から検討着手
―コンセプト企画とテーマ化
・MFTと市場魅力度・資源適合度評価
・研究開発予算算出とテーマ化
*留意点:変局点と勝ち筋探し
―ビジネスプラン作成と開発着手
・プロダクトとマーケットの定義
・事業と財務の評価
・マスタープランと資源確保方法(リスクチェック)
*留意点:採算性向上の外部パートナーの活用と強みの確保
5 小演習
6 良いFSのための基本スキル
人の能力とは
FSにおける言語化、コミュニケーション、論理性、分析力スキル
社内や外部パートナーとのエコシステムの拡張継続の行動特性
7 全体纏め
<質疑応答・名刺交換・個別相談>