ガラスの熱的特性とその応用

ガラスの熱物性、熱特性の基本概念と測定方法を理解し、
要求性能、生産性の向上に活かす!

セミナー講師

GMS研究所 代表 博士(工学) 荒谷 眞一 氏
 元・セントラル硝子(株)元・帝京大学 非常勤講師

ご専門
 ガラス物性、材料工学、破壊工学、伝熱工学
ご略歴・ご活躍
 日本学術振興会 先端強度材料 第129委員会委員(2012/4~)
 東京都立産業技術研究センター エンジニアリングアドバイザー(2012/4~)
 ISO規格作成委員(1994/3~2002/5) TC160 SC2 WG7(security)
 Japanese Delegate

セミナー受講料

55,000円(税込、昼食・資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、
  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
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(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
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セミナー趣旨

 ガラスは、その組成や構造を変えることにより希望する諸特性を容易に得ることができる有用な材料です。熱的特性はその最も重要な因子のひとつであり、新しいガラスの開発目標物性として、例えば熱膨張率が入っていることは少なくありません。
 一方、ガラスを生産する上で、粘性特性や熱伝導率も一定の範囲に抑えることも重要です。さらには、ガラスの要求特性の一つとして、あるいは生産性を上げるために、種々の機械的特性も向上させる必要があります。機械的特性と熱的特性は密接な関係にあり、熱的特性を見直すことにより、強度や破壊に代表される機械的特性を向上させることも可能です。
 しかし、熱伝導率、粘性特性、熱膨張率等の熱物性の基礎概念と測定方法が十分に理解されているとは言えない状況にあります。また、熱伝達率については、その基礎概念と測定方法が曖昧な形で理解されていることが多々あります。溶融状態におけるガラスの熱伝導率については、その重要性が認識されているにも拘わらず、その測定方法が確立されていないこともあり、ほとんど報告の例はありません。さらに、ガラスの熱的破壊、特に熱割れと熱衝撃についても、十分に理解されているとは言えない状況にあります。
 ガラスにおける熱的特性の概念を基礎から見直すことにより、要求性能や生産性の向上に寄与することが可能です。今回の講習では、実際に行われた2つの事例、熱強化ガラスにおける易強化性の増加グラスファイバーの生産性向上(粘性特性と冷却能の見直し)を説明し、他のガラス関連商品への応用も提案します。

受講対象・レベル

若手技術者および若手研究者

習得できる知識

1.ガラスの熱物性の基礎概念と測定方法(熱伝導率、粘性特性、熱膨張率)
2.熱伝達率の基礎概念と測定方法
3.溶融状態におけるガラスの熱伝導率測定方法
4.ガラスの熱的破壊(熱割れと熱衝撃)
5.熱的概念の見直しによる要求性能および生産性の向上手法
6.熱強化ガラスにおける易強化性
7.グラスファイバーの生産性向上(粘性特性と冷却能の見直し)
8.他のガラス関連商品への応用

セミナープログラム

  1. 熱的物性の基礎
    1. .熱移動の概念
    2. .熱伝導率
    3. .粘性特性
    4. .熱膨張率
    5. .熱伝達率
  2. 測定方法と留意点
    1. .熱伝導率
    2. .粘性特性
    3. .熱膨張率
    4. .熱伝達率
    5. .(溶融状態にあるガラスの)高温熱伝導率

  3.熱的破壊
    3-1.ガラスの破壊と熱的負荷
    3-2.熱割れと熱衝撃
    3-3.反力試験法

  4.熱的特性の見直しと生産性向上
            4-1.グラスファイバーの生産性向上
            4-2.熱強化ガラスにおける易強化性向上
            4-3.他のガラス関連商品への応用