レアアース依存低減に向けた蛍光体材料の最新動向 ~量子ドット・フッ化物・窒化物・酸化物の分子設計とLED・ディスプレイ・ 植物工場および太陽電池用波長変換膜の市場展望~【LIVE配信・WEBセミナー】
★2026年3月13日WEBでオンライン開講。第一人者の新潟大学 研究推進機構 研究教授 戸田 健司 氏が、 レアアース依存低減に向けた蛍光体材料の最新動向 ~量子ドット・フッ化物・窒化物・酸化物の分子設計とLED・ディスプレイ・ 植物工場および太陽電池用波長変換膜の市場展望~について詳細に解説する講座です。
ディスプレイ・固体照明は光産業の中核を占め、発色と効率を左右する蛍光体の重要性は高いが、研究開発は分散しており動向把握が難しい。輸出規制強化では希土類問題が顕在化し、レアアース依存低減も急務となる。本講演では多くの企業との共同研究や技術指導の実績があり、アカデミアと産業界を繋ぐ強力なパイプ役である講師が、レーザー照明やマイクロLEDなど新応用を踏まえ、既存蛍光体の課題と新材料開発の最新動向を実用化視点で整理し、未公開情報に基づく材料設計指針と実装上の要点を示す。
セミナー趣旨
ディスプレイ・固体照明分野は光産業の三分の一以上を占め、蛍光体は色と効率を決める最も重要な材料である。一方、研究開発は産学官に分散し、学術会議や書籍だけで新材料動向の体系的把握は容易でない。近年,デュアルユース製品の輸出規制強化に伴い希土類問題が顕在化し、光産業への影響も懸念される。本講演では、レーザー照明、マイクロLED、太陽電池用波長変換材料など新規応用を背景に、既存蛍光体の課題と新規蛍光体開発の最新動向を、実用化の観点から解説する。加えて、講師が得た最新の未公開情報を基に、材料設計指針と実装上の留意点を示す。
習得できる知識
応用分野別の蛍光体の設計手法
蛍光体の合成および評価
蛍光体の開発動向
希土類問題における対応
セミナープログラム
1.蛍光体の基礎知識と「誤解された常識」
1.1 発光イオン型蛍光体 vs 半導体自発光 ― 混同され続ける二つの世界
1.2 「希土類危機」は本当か?― LED用蛍光体に吹いた追い風の正体
1.3 DOEはなぜナローバンド化を求めたのか ― 日本だけが取り残された理由
1.4 「白色LEDの青色光は危険」という科学的に否定された神話
2.実用蛍光体の栄光と限界 ― なぜ次が出ないのか
2.1 YAG:Ce が20年以上生き残った理由 ― 熱安定性と特許の壁
2.2 (Ca,Sr)AlSiN₃:Eu ― 赤色覇権を握った窒化物とリモートフォスファー問題
2.3 K₂SiF₆:Mn⁴⁺ ― 狭帯域が切り開いた高輝度・高演色の現実解
2.4 β-サイアロン:Eu ― バックライトを変えた緑色蛍光体の真価
2.5 La₃Si₆N₁₁:Ce ― YAG代替は本当に進んでいるのか
3.蛍光体ビジネスの不都合な真実
3.1 蛍光体マーケットは「大きい」のか「小さい」のか
3.2 1 kg 数十万〜数百万円でも儲からない理由 ― 材料ビジネスの限界
3.3 世界の蛍光体企業マップと技術ポジション
3.3.1 日亜化学 ― 技術と特許の両輪
3.3.2 三菱ケミカル ― 研究力と事業の乖離
3.3.3 東京化学研究所
3.3.4 根本特殊化学
3.3.5 デンカ
3.3.6 Daejoo Electronic Materials(韓国)
3.3.7 LWB
3.3.8 Intematix
3.3.9 北京有色金属研究総院
3.3.10 北京宇極科技発展有限会社
3.3.11 表に出ない台湾メーカーの実力
3.3.12 サムスンはなぜ蛍光体を捨てたのか
4.「材料」から「部材」へ ― 蛍光体の主戦場は変わるか?
4.1 Phosphor in Glass・セラミックプレート・リモートフォスファーの本質
4.2 レーザー励起時代に必要な単結晶・焼結体とは何か
4.3 窒化物・フッ化物合成の核心 ― 最重要ファクターは何か
4.4 マイクロLED時代を支える低温・微粒子合成技術
5.太陽電池用波長変換膜 ― 「夢の技術」が普及しない理由
5.1 なぜ太陽電池に波長変換が必要なのか
5.2 蛍光ナノ粒子に課される非現実的なコスト要求
5.3 市場予測と技術的ブレークスルーの可能性
6.植物工場用波長変換 ― 間違った最適化
6.1 植物にとっての「赤色」は人間の常識と異なる
6.2 なぜ赤色LEDを足しても解決しないのか
6.3 レタス栽培だけでは未来がない ― 応用展開の限界
7.その他の話題 ― 過大評価と現実
7.1 バイオ・医療用発光材料は本当に成長市場か
7.2 偽造防止用蛍光体に「大市場」は存在しない
質疑応答
【キーワード】
蛍光体、ディスプレイ、次世代照明、太陽電池用波長変換材料、植物工場用蛍光体、量子ドット
セミナー講師
新潟大学 研究推進機構 / 研究教授 戸田 健司 氏
セミナー受講料
【1名の場合】45,100円(税込、資料作成費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
主催者
開催場所
全国