周辺視目視検査法による外観検査の上手な進め方【会場/WEB選択可】WEB受講の場合のみ,ライブ配信+アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)
ベテラン検査員が無意識に使っている視覚メカニズムを科学的に解き明かした周辺視目視検査法を体系的に解説。照明・姿勢・器材配置など作業条件の改善から、短期間で検査精度を安定させる育成方法まで、現場で即実践できるノウハウを実例とともに学びます。見逃し低減と検査効率向上を同時に実現できる実践セミナー!!
【会場/WEB選択可】WEB受講の場合のみ,ライブ配信+アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)
セミナー趣旨
従来検査職場は検査員の経験と感に頼った職種であり半ば聖域化されていましたが、それは一般的に目視検査が集中力に頼った不良箇所の指摘と思い込んでおりました。しかし、そんな作業は1時間と持たないことは考えただけでも容易にわかることです。
一方、現実的にベテラン検査員は1日中検査をして優れた抽出能力を持続しています。これを集中力の持続と誤った考え方をしていたため、検査の効率化の遅れを招き、検査員の習熟が年単位に達するという職場にしていました。これを、大脳視覚システムまで機能展開することで、より楽な検査方法を確立し2~3週間で十分ベテランと同じ能力に習熟する訓練方法を構築しました。
従来の検査では「良く見る」ことが指導されていましたが、機能分析の結果、ベテラン検査員は周辺視、瞬間視、衝撃性眼球運動という視覚システムを活用していることがわかりました。これらの前提条件とリズムによってベテランと同等かそれ以上(生産性は倍)になり、さらに光源の種類や強さを最適化することで検査での見逃しが大幅に削減できます。
本セミナーでは、この「周辺視目視検査法」を理解していただけるように解説します。また、検査法以前の問題(照明・姿勢・器材の配置等の作業条件)に気付かずに検査をしているため、見逃しが日常的に発生し、悩んでいるという状況が非常に多いのが現状です。それを改善するにはどうしたらいいか、という点についても、実例を交えて触れたいと思います。日ごろ検査での見逃しや長期間かかる検査員の育成でお悩みの指導者や管理者、マネジメントされている方々に聞いていただきたい構成となっています。
受講者の声
- 先生の話は、分かりやすくおもしろかったです。初めて聞く単語も多く、脳細胞についてもとても勉強になりました。実務で実践したいと思います。
- リズムの大切さがよく分かりました。資料も充実しているので今後に生かしたいと思います。
- 実効性のある教育というところがまだまだできていないので今後の参考にしていきたいです。本日はありがとうございました。
- 外観検査を行うにあたり周辺視目視検査法がどのように関わってくるのか知りたかったがとても参考になりました。
- なるほど・・・と新たな知見を多く得ることができた。視覚方法の変更・検査方法の違いなど理解することができた。
受講対象・レベル
特に指定なし、コンサルタントの方も可
必要な予備知識
企業での品質管理業務または目視検査業務の経験
習得できる知識
1)科学的な周辺視目視検査法の理解
2)見逃し原因・対策
3)導入ノウハウ
4)検査作業条件の改善ノウハウ など
セミナープログラム
Ⅰ)周辺視目視検査法の概念
1)従来の官能検査の特徴と問題点
2)大脳視覚システムの機能と限界
3)周辺視目視検査への変更点
a)焦点視力から周辺視力へ
b)集中視から瞬間視へ
c)滑動性眼球運動から衝撃性眼球運動へ
d)欠点探しから良品の確認へ
Ⅱ)導入方法
1)原理の正しい理解
この検査方法は大脳視覚システムの疲労を削減する
2)限度見本の作成
「視覚」記憶の作りこみのために現物で訓練をする
3)スムースなハンドリング
1日中作業をすることを考慮したリズミカルな動作の構築
4)正しい作業姿勢
局所疲労の削減のために必要な作業台と椅子の関係
5)導入時の特徴
リズムが出来ていないとき特有の現象など
Ⅲ)見逃し原因に多い検査対象物と光源の関係
1)明るければ見やすいかどうか
照明の明るさ(Lux)より眼に届いた時の明るさが大事
2)検査用途ごとの光源の種類と適用方法
平行光と拡散光の使い分けで眼精疲労は大きく違う
ビームライトによる透過検査の見逃しの理由
3) 単純な見逃しに多い「明順応」と「暗順応」
「明順応」と「暗順応」とはどんな現象か
危険な状況である「訓化」とはどんな現象か
Ⅳ)事例紹介
タイのメーカーで展開した時の事例
質疑・応答
セミナー講師
周辺視目視検査研究所 代表 佐々木 章雄 先生
日本IBMにてIEの一環として周辺視目視検査法を発見,日立GSTを経て現在に至る
1970年日本IBM 藤沢工場入社以来、一貫して IE(インダストリアル・エンジニアリング)業務に従事。
1998年に業務上のニーズにより検査の生産性倍増と見逃し半減が要求され、動作分析と機能展開により「周辺視目視検査法」を開発した。
2003年にHDD事業部が日立に売却後、早期定年退職し中国企業でIEの指導を行っていた。
同時期、㈱日立グローバル・ストラテジーズの海外量産工場にて生産性向上の指導も行っていた。
元慶応大学の川瀬武志先生門下の先生方と「周辺視目視検査法」の共同研究および、セミナー講師やコンサルタントとして周辺視目視検査法の普及活動も行っている。
また、画像応用技術(学会)の分科会として香川大学石井教授を主査として産学協同の研究会(感察工学研究会)を2010年以来活動をしている。(名誉会長)
セミナー受講料
(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
テキスト:製本資料(受講料に含む)
受講料
49,500円(税込)/人






