大型アルカリ水電解システム/政府補助金活用/オフテーカーの確保等
セミナー趣旨
水素はカーボンニュートラル達成のキーマテリアルとして大いに期待されてはいるが、グローバルな拡大に向けてはまだ課題が多いのが現状である。再生可能エネルギーによる電気分解で生成されるグリーン水素についていえば、安くて豊富な再生可能エネルギーの確保、市場に受け入れられる水素価格の実現、そして大量に水素を使用するオフテーカーの確保である。
本講演においては、カーボンニュートラル達成への道筋がいまだ明確でない中、既存事業である食塩電解事業との連携や政府補助金活用などにより、旭化成ならではの事業展開を進めてきたので、その取り組みについて詳説する。
セミナープログラム
1. 2050年カーボンニュートラルへの道のり
(1) 世界規模で発生している気候変動
(2) 我が国の第7次エネルギー基本計画
(3) 化石燃料から再生可能エネルギーへ
(4) 原子力の位置づけ
2. サステナブル社会のキーマテリアルとしての水素
(1) 水素の果たす役割
(2) 世界水素市場の概況
(3) 世界各国の水素支援策
3. 水素社会実現に向けた旭化成の取り組み
(1) 旭化成の概要
(2) 中期経営計画における水素事業の位置づけ
(3) 旭化成ならではの水素事業への取り組み
(4) 旭化成の水素製造技術(アルカリ水電解)
(5) 水素製造実証の進捗
(6) 水素製造システムの事業展開
4. 外部団体との連携による取り組み
(1) JH2A(水素バリューチェーン協議会)
(2) Hydrogen Council
(3) 公益社団法人日本化学会
(4) 公益社団法人電気化学会
5. まとめ
6. 関連質疑応答
7. 名刺交換・交流会
通常交流の難しい講師及び受講者間での名刺交換・交流会で人脈を広げ、事業拡大にお役立ていただいております。
セミナー講師
旭化成株式会社
上席執行役員 グリーンソリューションプロジェクト長 工学博士
公益社団法人 日本化学会 副会長・産学連携部門長
竹中 克 氏
1986年3月 東京工業大学(現 東京科学大学)工学部高分子工学科卒業
1986年4月 旭化成工業株式会社(現 旭化成)入社
1993年7月 英国ブラッドフォード大学大学院化学工学専攻博士課程修了
2009年4月 旭化成エレクトロニクス(株)第三製造部長
2012年4月 旭化成マイクロシステム(株)代表取締役社長
2015年4月 旭化成エレクトロニクス(株)生産センター長
2017年4月 旭化成(株)理事 研究・開発本部 クリーンエネルギープロジェクト長
2020年4月 旭化成(株)執行役員 研究・開発本部 技術政策室長
2021年4月 旭化成(株)上席執行役員 研究・開発本部長
2024年4月 旭化成(株)上席執行役員 グリーンソリューションプロジェクト長
セミナー受講料
1名:37,940円(税込) 2名以降:32,940円(社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
※地方公共団体ご所属の方は、2名まで11,000円(税込)
但し、会場受講またはライブ配信受講限定。2名様の受講形態は同一でお願いいたします。
※システムの仕様上、お申込み画面では通常料金が表示されます。割引適用後の受講料は、ご請求書にてご確認ください。
受講について
【会場またはライブ配信受講】
ライブ配信受講の方は、お申し込み時にご登録いただいたメールアドレスへ、Zoomでの視聴用URLとID・パスワードを開催前日までにお送りいたします。
【アーカイブ配信受講】
<1>セミナー終了3営業日後から2週間何度でも、アーカイブをご視聴いただけます。
<2>収録動画配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りいたします。
<3>質疑応答は原則として収録録画からカットされますが、ご視聴後のご質問など、講師とのお取次ぎを
させていただきます。
受講料
37,940円(税込)/人
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