
革新技術開発と実装 トランジション期とイノベーション期 グリーン鉄市場の創出
開催日時 2025年04月08日(火) 09:30 - 11:30
セミナー趣旨
エネルギー多消費で最もカーボンニュートラル化が難しい産業セクターとされる鉄鋼業において、JFEスチールがいかなる計画で取り組みを進めているかについて概観を示す。
具体的には2030年の中期目標達成を見据えた「トランジション期」と、2050年カーボンニュートラル達成に向けた長期的な「イノベーション期」から成るJFEの「カーボンニュートラル行動計画」について説明し、複線的な取り組みを紹介する。さらに、実現していくにあたっての様々な課題や、政府を含む社会全体との連携の必要性、そして巨額の投資を伴う革新技術の実装を可能とするグリーン鉄市場の創出の必要性についても言及する。
セミナープログラム
1. JFEの概要とカーボンニュートラルの背景
2. カーボンニュートラルへの取り組みと行動計画
3. カーボンニュートラル行動計画(トランジション期)
4. カーボンニュートラル行動計画(イノベーション期)
5. 社会との連携・グリーン鉄市場の創出
セミナー講師
JFEスチール株式会社
専門主監(地球環境)
手塚 宏之 氏
東京大学工学部物理工学科卒。MITスローン経営大学院でMBA取得。
日本鋼管(現JFEスチール)入社後、製鉄所の制御システム開発、新素材事業の立ち上げなどに従事。総合企画部を経てワシントン事務所長、米ナショナルスチール社経営管理部長として8年にわたり米国勤務。
2007年から気候変動、環境エネルギー問題を担当し、温暖化対策、環境エネルギー政策分野で内外の活動に従事し、国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP)にはCOP13以降11回参加。また世界鉄鋼連盟(Worldsteel)で環境委員長を務める(16年~19年)など、国内外の気候変動対策政策や鉄鋼業のグローバルな対策推進にかかわっている。
現在、経団連環境安全委員会国際環境戦略WG座長、日本鉄鋼連盟エネルギー技術委員長、OECDビジネス諮問委員会(BIAC)環境エネルギー副委員長、国際環境経済研究所主席研究委員などを務めているほか、経済産業省、環境省、金融庁などの多くの政府審議会、研究会の委員を歴任している。
セミナー受講料
1名:35,370円(税込) 2名以降:30,370円(社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
受講について
<1>配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。視聴期間延長は一切いたしかねますので、予めご了承ください。
<3>配信動画視聴は、申込者ご本人に限らせていただきます。
受講料
35,370円(税込)/人
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