医用電気機器EMD規格~IEC60601-1-2の規格要求と対応技術~<東京会場受講/オンライン受講選択可>
〇試験項目の増加や高度化に対応したノイズ対策・設計を行うために。
〇IEC 60601-1-2の4.1版を元に、規格の基礎理解から求められるリスクマネジメント、エミッション・イミュニティ試験のポイントや合否判定基準の考え方まで解説!
セミナー趣旨
医用電気機器(医療機器)の電磁両立性規格はEMCでなくEMDと称されます。このDはdisturbanceのDで、医用電気機器(医療機器)が安全を維持するため、外からの電磁妨害耐性(イミュニティ)を重要視していることの現れです。
この規格は近年度々改訂され、試験項目の増加や対応技術の高度化が盛り込まれてきています。特に、イミュニティ試験は試験レベルの上昇により、設計段階から試験の内容をよく理解して対処しておかないと、開発後半に大きな設計変更や納期遅延が起こる元にもなります。
本セミナーでは、IEC 60601-1-2の4.1版を元に、各試験に対処する技術を中心として、規格についてのの基本的な理解、安全規格との関係、分かりにくいリスクマネジメントや合否判定基準の考え方についても解説いたします。
受講対象・レベル
・医療機器メーカーで、ノイズ対策をご担当されている設計者の方
・医療機器メーカーで、規格試験は外部で行うが、試験の内容を知りたい方
・医療機器メーカーからユニットや部品の発注を受け、規格試験の内容、対策技術を要求されている方
必要な予備知識
・電気回路の基礎知識(オームの法則等の基本法則)
・回路の基礎知識(抵抗やコンデンサ、コイル等の名称と基本的な働き)
上記の何れか。電磁気学や規格の詳しい知識は必要ありません。
習得できる知識
・医療機器EMD規格 IEC 60601-1-2の内容
・IEC 60601-1-2で求められるリスクマネジメントの内容
・厳しくなった試験レベルに対応するノイズ対策・設計技術
など
セミナープログラム
1.医療機器のEMD規格
1.1 EMD規格の基礎
1.1.1 規格・規制の関係
1.1.2 規格の相互関係
1.1.3 安全規格とEMD規格
1.1.4 医療EMD規格の変遷
1.2 EMD規格 4.1版の概要
1.2.1 4.1版の変更概要
1.2.2 試験条件等の変更
1.2.3 追加試験項目(近接磁界)
1.2.4 リスクマネジメント
1.2.5 使用環境と電磁妨害
1.2.6 ドキュメント関連
2.EMD試験と対応技術
2.1 試験のポイント
2.1.1 合否判定基準の決め方
2.1.2 試験中の監視方法の決め方
2.1.3 非ME機器を含む構成
2.2 エミッション試験
2.2.1 雑音端子電圧試験
2.2.2 雑音電界強度試験
2.2.3 電源高調波試験
2.2.4 フリッカ試験
2.3 イミュニティ試験
2.3.1 静電気放電試験
2.3.2 放射イミュニティ試験
2.3.3 無線端末の近接電磁界試験
2.3.4 ファーストトランジェント/バースト試験
2.3.5 サージイミュニティ試験
2.3.6 伝導イミュニティ試験
2.3.7 電源周波数磁界試験
2.3.8 電源電圧ディップ・瞬停試験
2.3.9 イミュニティ試験まとめ
<質疑応答>
<会場受講の方:講師との名刺交換(ご希望の方のみ)>
*途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
セミナー講師
倉西技術士事務所 所長 倉西 英明 氏
技術士(電気電子部門)
■ご略歴
1990年4月-2016年5月 富士フイルム株式会社にて
・印刷機器のアナログ回路設計
・医療画像診断機器のEMC設計・試験実施
・医療施設の装置不具合解析及び対策
2016年6月-現在 倉西技術士事務所 開業
2018年10月-現在 株式会社キョウデンにてノイズ設計・対策(協業)
■ご専門および得意な分野・ご研究
・電子機器(特に医療機器)のノイズ設計及び対策、市場対応
・アナログ回路設計(特にA/D,D/A変換、基板実装技術)
■本テーマ関連学協会でのご活動
・電子情報通信学会 通信ソサイエティEMCJ
・エレクトロニクス実装学会 低ノイズ実装研究会
・iNARTE EMC Engineer, iNARTE/KEC Senior EMC Design Engineer
セミナー受講料
【オンラインまたは会場受講(見逃し視聴なし)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
【オンラインまたは会場受講(見逃し視聴あり)】:1名 56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
【会場受講ご選択の方】
- 感染拡大防止対策にご協力下さい。
- セミナー会場での現金支払いを休止しております。
- 新型コロナウイルスの感染防止の一環として当面の間、昼食の提供サービスは中止させて頂きます。
- 配布資料は、当日セミナー会場でのお渡しとなります。
- 録音・録画行為は固くお断り致します。
- 講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
- 講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。(*PC実習講座を除きます。)
【オンライン受講ご選択の方】
- 配布資料は、印刷物を郵送で1部送付致します。お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
お申込みは4営業日前までを推奨します。
それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。 - 資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。
- 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
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受講料
50,600円(税込)/人





